臆病な猫が、できない私の頭をそっと撫でる。笑われる苦手が、温もりのある仕事に変わる時。
実は昔、
猫を飼っていたことがあるんです。
猫ってとても可愛い生き物ですよね。
猫種はアメリカンショートヘアでした。
こんな子。↓
名前はふくちゃん。
5年以上まえに
天国へ導かれてます。
きっとそこで、
大好きなちゅ〜る(おやつ)を
腹一杯食べれて、
幸せを満喫中でしょう。
今でも上からひっそりと、
福を届けてくれてます。
☆☆☆
こんにちは、しろです。
今回は、
欠けた月だからこそ、
あなたの個性が輝く。
出来ないことは素敵なこと。
ほっこり心温まるお話です。
穏やかで、
遊び好きのイタズラ好き。
ぴょんぴょんぴょんぴょん
高いところへすぐ登る。
そんなふくちゃんには
狩猟本能が備わっています。
虫を見たら戦闘モード。
じっと獲物を見つめ、
お尻をあげ全集中、
大好きな狩りのゲームを始めます。
私の家のまわりは、
緑も多く、川もある。
自然あふれる田舎です。
呼んでもいないのに
「やぁ、遊びに来たで〜!」
と、ちっちゃな虫たちが
よく顔を出してきます。
たとえば、
ブーンと羽音をたてる
虫ずがワナワナと湧くような、
蚊もやってくる。
あ〜うゼェ〜、また入ってきた〜!
この虫除け、ききわるぅ〜!
そんな時、
ふくちゃんは、顔をあげ、
じっとその生き物を目で追って
戦闘モードに入る。
ぉ、捕まえるのか〜?
と見ていると、
ジャンピングキャッチしようと、
何度もぴょんぴょんする。
結局、蚊は取れませんでした。
でもその格闘してる姿は、
転んでばかりする不慣れな自転車を、
乗れるように頑張る子供のようで
可愛いかったので良し!でした。
そんな虫好きの
ふくちゃんでしたが、
格闘すらせず
逃げてしまう
相手がいたんです…。
さてその虫は、
なんだったでしょう?
できれば会いたくないヤツです。
それは…、G。
ゴキなんとかってヤツですね。
カサカサカサっって突然姿を現し、
うわ!!ヤツが出た!
と思ったそんな時、
ふくちゃんの反応はというと…、
シュタタタタタッッ!
と忍者のように、
Gから離れて部屋の隅へ。
ぇ…。
まるで、
すみっこ暮らしのキャラクター。
「にゃ〜〜ぉ……!」
と、ちょっと弱々しく鳴く。
「オイ、早くそのキモい存在を
なんとかしろよ」
と私にいってる眼差しで…。
あれ〜、この虫は無理なのか〜…。
と察しながら、
Gにスプレーまいた。
その時…、
お前、私と同じなんだな…。
そう思った。
あいつは怖いし、
気持ちわりーし、
近寄りたくない。
種族は違うけど、
私と一緒…。
臆病者なんだな…。
虫狩りは好きだけど、
そいつだけはムリーー!!
そんな苦手や弱みを見せた姿に、
親近感をわいた。
微笑ましくて、
より好きになった。
猫だから
フツーこれができるでしょ?
得意でしょ。
そういった常識から外れた一面。
でも、そんな一面が
輝いて魅力的だった。
周りと違ったぶきっちょでも
周りと違った価値観でも
周りと違った道を歩んでも
全部良さになる。
ダメと思っている一面、
苦手があるからこそ、
安心や温かさ、
誰かの支えに繋がる。
思い出は、
そんな気づきへと変わってた。
「猫は三年の恩を忘れぬ」
そんなことわざがあるように。
ここまで読んでくれてありがとう。
あなたに福が訪れますように応援しています。
しろ。
追伸
苦手なことって
ありますよね。
みんなと違う、
ちょっと言えない秘密も、
ありますよね。
隠してしまいがちだけど、
それは時として
素敵な魅力に変わる。
長所に変わる。
それをあなたに伝えたくて、
どう書こうかな〜って考えたときに、
昔飼っていた猫ちゃんが出てきました。
死ぬときには
かき集めたものは無くなるけど、
こういった”思い出”だけは
宝物として
心に温かく残ってくれている。
人生は思い出作り。
あなたはどんな思い出を
作っていきたいですか?
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