マガジンのカバー画像

自由句

46
思ったことを自由に句にしてみた。
運営しているクリエイター

記事一覧

心湧く 橋の向こうに 見える色

心湧く 橋の向こうに 見える色

リビングにいたら
なんだか外が明るく感じた
はて

窓に近づくと
キレイな虹が目の前に広がっていた
ここに引っ越してきて初めての光景

あまりにもくっきりと見えたから驚いたし
ワクワクした

虹って不思議
なんか良い事起こりそう
なんか幸せになれそう
そんな力を与えてくれる

七色がハッキリ見えた
自然の力をまざまざと見せられた
醜い争いの無い
相手を思いやれる人で
溢れる世界を願って

親故に 心を突いた ディスバッドマム

親故に 心を突いた ディスバッドマム

今年頭の引越し後、近所に素敵な花屋を見つけた
すぐ隣には神社もある
その前にはスーパーまである
ドラえもん並みに揃えてくれたお決まりルートになった

今日もまた花屋に寄ると
私の心を見透かしたかのような花があった
なぜか心に刺さった
濃い紫色をした、その名は「ディスバッドマム」

1本の茎にひとつだけ大きな花をつける

名前の由来は、dis(除去) bud(脇芽)mum(洋菊)らしい
買ったのは紫

もっとみる
静寂が 包む優しさ 「無」の魅力

静寂が 包む優しさ 「無」の魅力

個人的意見を言えば
「無音」が好きだ

音があると集中できない
音があるとリラックスできない
いろんな学習法で「聞き流し」とかあるけれど
私には一番向かないと思っている
実際試してみると途中で腹が立ってくる
「うるさい!」って

本を読んでいる隣で会話をされると
一行も本の内容が頭に入ってこない
隣の会話はメガホン級に入ってくるのに

多分脳機能的に
音が最優先されているんだと思う
勝手な解釈だけ

もっとみる
霜月の音が 私を起こす

霜月の音が 私を起こす

気付けば11月も半ば
季節としては大好きだけど
諸々を考えると憂鬱にもなり始める11月

生きるということは
簡単なようで簡単ではない

知恵の輪が解けた喜びもつかの間
違う知恵の輪が用意されている

美味しそうなケーキを目の前にして
食べ始めると至福の時間であるとともに
食べ終わると薄れゆく気持ち

美しい紅葉の後に枯れゆく木々のように
また新しい春に向けて
起こされているのかもしれない

霜月

もっとみる
だって 今日着る服を 選びたいから

だって 今日着る服を 選びたいから

クローゼットに押し込まれた服
ネットでポチってしまった服
抽斗パンパンに詰め込まれた服

どれも着ようと思って買った服
どれも着たいと思って買った服

でもいつの間にか
気付くと同じ服を着ていたり
着ていく機会がなかったり
着たくても似合わなくなっていたり

本当は
もっとワクワクすることしたいから
もっとドキドキすることしたいから

だから私はクローゼットを片付けてみた

だって 今日着る服を 

もっとみる
金平糖みたく 十人十色な人生

金平糖みたく 十人十色な人生

日々を通して
ブログを通して
noteを通して
垣間見る 他の人生

人の数だけある人生は
それぞれいろんな色をしてる

年を取ればとるほど
丸みを帯び
なんだか深い味になる

他の人生と自分のものを
比べる必要はないけれど
混ざればカラフルで面白い
混ざれば自分の色にも気づける

そして最後は甘い感覚を
噛み締めてみたい

『シャッターチャンス』

『シャッターチャンス』

人生の終着駅は 駅にあらず

勝手な想像だけど
人生の幕を下ろすとき
「はい、お疲れ様」
と言われるように
そこに終着駅のようなものがあると思っていた

でも、もしそうであるとするなら
今の生活は
「お疲れ様」と言われる前で
一生懸命働いていることになる

そう思うとなんだか
働き尽くめで一生を終えるような気がして
癪に障った

だから、人生の幕を下ろすときは
終着駅ではなく
最高のシャッターチャ

もっとみる
感じられる生き方

感じられる生き方

生きるって 「感じる」から始まる

ふと立ち止まった時、
なんのために生きるのか
どうやって生きるのか
誰のために生きるのか
いろんな疑問が湧いてくる
いろんな疑問が湧いてきて、不安にもなる

こころは
からだは
何かを感じて生きることと向き合う

でも
どうか
どうか
誰かの幸せも感じられる生き方をしたい

悪戯っぽいね

悪戯っぽいね

人生も 思いと違う 方が呼ぶ

「旅行計画」ってね
あくまで計画なんだよね

計画しないと心配になるし
計画するのが楽しかったりもする

でもやっぱり
あくまで計画なんだよね

なんか違う方から
「こっちの方が良いよ~」
とか
「そっちは今行けないよ」
とか
「なんかしんどくなっちゃった」
とか
「ちょっと休憩したいな」
とか

計画表にはないことが
いっぱい出てくるんだよね

いや、計画したんだ

もっとみる
淋しさか 心を揺らす 秋の風

淋しさか 心を揺らす 秋の風

1年で一番好きな秋

秋に吹く風は
どこか冷たくて
どこか寂しくて
でも、
どこか心地いい

嬉しいことも嫌なことも
そっと受け止めてくれる気がするから

沸々と 絶え間なき意志 貴石なれ

沸々と 絶え間なき意志 貴石なれ

今回の総裁選、個人的にとても感動した
あれほどまにで確固たる信念を持ち、
清き心で政治に挑む方が
なぜこれまで拒まれてきたのか

淀んだ世界に
悪しき馴れ合いの無い
真の政治を期待したい

私だけ 消える記憶に ある順番

私だけ 消える記憶に ある順番

人間の記憶っておかしい
ある事柄は驚くほど覚えているのに
ある事柄はきれいさっぱり消えている

彼の記憶の中に私はいるのに
私の記憶に彼はいなかったりする

彼の記憶の中にはないのに
私の記憶には鮮明に残っていたりする

記憶って
記憶って自我があるよね
私みたいに