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母体が高齢になるほど逆子が治りにくい理由
ワシントン大学の研究で、母体の年齢が高齢になるほど逆子のまま出産する可能性が高くなるというものがあります。これを初めて見た時は不思議に思いました。だって、母体の年齢と胎児の回転にどんな影響があるのかを想像できなかったからです。
今回はそれを考察していきます。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S00029378967036
骨盤の歪みと出産の関係
骨盤が歪んでいると出産に影響するのかを調べた研究があったので、それを前提に考察してみます。
歪んでいるほど逆子で経膣分娩ができた研究この研究では、骨盤が非対称の場合の逆子の分娩への影響を調べました。
結果は歪んでいるほど骨盤位で経膣分娩率が高かったというものでした。
歪みの評価論文の中では歪みという言葉ではなく、非対称という言葉が使われています。
正期骨盤位の出産前にコンピューター断層撮影によ
前壁胎盤と逆子の関係
前壁胎盤と診断されています。逆子は回転しにくいですか?という質問を頂いたので考察していきます。
前壁胎盤の逆子に対して鍼灸を行った研究ある研究では胎盤の位置も加味して、お灸をした時に逆子が回転したかを調べた研究があります。前壁胎盤の対象は13例で、そのうち回転しなかったのは1例でした。
つまり、お灸をして前壁胎盤の逆子が回転しない確率は7%です。
考察鍼灸をして93%が回転するということは、
経穴と非経穴の効果の差
今回は逆子に関する論文を探していて、経穴と非経穴のお灸の効果を比べた研究を読みました。
表面温度が上昇した寒府穴(膝陽関)寒府穴とも呼ばれている膝陽関とそこから2点同時空間弁別閾値よりもはなれた、非経穴部位にせんねん灸をしています。その結果は膝陽関の方が表面温度が上昇しました。
目の血流が良くなった光明外丘、光明、陽輔、非経穴の4つで比べた研究でした。この研究では、光明だけが優位に目の血流が良
逆子だと仰向けができない理由の考察
逆子の妊婦さんには【仰向けができない】という人が多いです。その理由を考察していきます。
仰向けができない理由最初の僕の考察は【自律神経反射】です。なぜなら、逆子の妊婦さんには胃の不調があり、胃の不調が強い人が仰向けができないからです。
仰向けができないとは前提を整理します。
ひとつは、実際には仰向けはできます。正確な表現で言えば【仰向けを続けてできない】です。
もうひとつは、逆子だからでは