こむら返りの科学

ストレッチについて調べている時に出てきた、こむら返り(有痛性筋攣縮)について記します。

こむら返り(有痛性筋攣縮)とは

いわゆる「つる」現象をこむら返りと言います。正式には有痛性筋攣縮(れんしゅく)と言われます。

こむら返りのメカニズム

これは正確にはわかっていないようですが、筋紡錘と腱紡錘の反応異常と考えられているようです。
それらのセンサーが過剰に反応することで筋肉が引き伸ばされてしまい攣ってしまいます。

どうしてセンサーがおかしくなってしまうのかがわからない現状のようです。
ですが、筋紡錘と腱紡錘に必要なミネラル(カルシウムと特にマグネシウム)が不足することで起きてしまうことはわかっています。

スポーツ中のメカニズム

スポーツ中は汗が出ていきイオンのバランスが崩れやすくなります。そうなることでつりやすくなります。水分補給をしつつ、水に含まれるミネラルを補給することでつっている状態の改善を試みる場面は多いです。

寝ている時に足がつる理由

僕の経験上、足がつる人は水分不足のことが多いです。そう言える理由は、毎朝足がつる人に対して寝る前の水分補給を指導すると大抵の場合は改善するからです。特に男性が多く、1日のほとんど水を飲まず、お酒だけ飲むという人が多くいます。
ですが、これについては水を飲んでいてもつってしまう人もいるらしく、全てのメカニズムは解明されていないようです。

考察

なんにせよ、水を飲んでミネラルを補給すればつりにくくなるので、つりやすい患者さんがいた場合は水分補給をおすすめしようと思います。

ですが、メカニズムを理解しなくていいわけではないので、また何か知ることがあれば更新します。

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