本の感想20『罪と罰』ドストエフスキー
「罪」と「罰」は類義語?罪と罰と聞くと、「犯した罪には、それ相応の罰が与えられなければいけない(罪⇄罰、対義語の関係)」このように普通は考えるだろう。
たしかに、完全なる悪意によって行われた罪は、この原理が成り立つだろう。だから常識的にはこれが正しいかもしれない。しかし、たとえば善意、社会のため、家族のために犯した罪はどうなる?
「罪を犯した者は、それ相応の罰によって救われる。罪には、それ相応の罰があって然るべきだ。(罪=罰、類義語の関係)」
善意によって行われる、一般