本の感想63『ホモ・デウス』ユヴァル・ノア・ハラリ
人間は三重の現実で生きているネコは、またたびや公園の土管、ネズミの居場所など、自身に関係する客観的な外の世界をよく把握している。他方で、得体の知れないヘビへの恐れや、チュールを食べる喜び、快感など自分の中の主観的な経験も自覚している。このように、人間以外の動物は「二重の現実」で暮らしている、
それに対して、人間(サピエンス)は「三重の現実」の中で生きている。激流の川やピアノなど客観的に現実に存在するものがまず一つ。お腹が空いてラーメンを食べたくなったりヒステリックな隣人が怖