棺桶と砲火 #01 #絶叫杯
「クソ忌々しい。毎度毎度飽きもせずに顔だしやがって」
俺は棺桶の中から、昇る太陽を睨みつけてそう吐き捨てた。
途端に耳元から、苦笑まじりの声が聞こえてくる。
<威勢がいいね。だが全開の遮光術式越しじゃあ、せっかくの悪態も届かないと思うよ>
「うるせえ。やるこたやってんだから、愚痴ぐらい言わせろ」
俺はその言葉に偽りなく、やるべきことをこなしていく。迅速に、かつ正確に。ぬばたまの闇に満ちる棺桶の中に、ほの青い光が灯っていく。
「チェック、コンプリート。問題を認めず。いつで