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炭水化物に分類される糖質を整理してみた!
先日から太陽エネルギーやそのエネルギーを利用した光合成の話しでしたが、今日は、動物のエネルギー源になる炭水化物をおさらいのつもりで整理してみたいと思います。
単糖のグルコースについては、2024年3月29日のコラムに書いておりますが、そもそも炭水化物とは?から今日は始めたいと思います。
炭水化物は分子式がCn(H₂O)mで、形式的には炭素Cと水H₂Oが結合したように見えますが、複雑で種類は多いです。
炭水化物を大きく分類すると、炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質で、糖質は、単糖類、二糖類、少糖類、多糖類、糖アルコール、合成甘味料などに分けられます。
まず、単糖類は植物が光合成によって最初につくる糖類で、炭素数5~6の主として環状の化合物です。
この単糖類を具体的には、画像でも表していますが、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースがあげられます。
この単糖類が2個結合すると、スクロース(砂糖、ショ糖)やマルトース(麦芽糖)ラクトース(乳糖)などの二糖類になります。
そして、単糖類がたくさん結合すると、デンプンやセルロースなどの多糖類になります。
ちなみにグルコース(ブドウ糖)ですが、水中では環状化合物と鎖状化合物の混合物になっていますが、環状構造には立体構造の違いにより、α型とβ型があります。
このα型β型については、その違いが重要になりますので、それは明日お伝えできればと思います。