
尼僧プロジェクト3 僧侶になる道、それは縁起の物語篇
前回の内容は↓。
日々、幻聴を聞き、幻覚を見ながら、毎日異次元に旅立ち、浄土宗のエグ過ぎる演出に晒され、別世界に誘われ、加行ブルーから解き放たれてきていたものの、頭の中では・・・
やっぱり私、場違いだったんじゃ?
別に、僧侶になるための「覚悟」とか、あったわけじゃないし。
流れに乗ってきただけだし。
動かされてきただけだし。
だって、そもそも、仏教って、縁起の教えなんでしょ?
「因果関係」だけのはずなのに。
まるで、確固たる「自分」があるみたいに言われて、
その確たる「自分」が覚悟を決めて、ここに来たんでしょ?って言われても…。
なんか違うでしょー。
仏教じゃないじゃん、それ。
自分なんてものはないんじゃないの?
ねー、そうだよね?
お釈迦さまー!
って、ずっと、お釈迦様に話しかけていた😂
「覚悟」っていうのが、どうにもよく分からない。
あらゆる事象が縁って起きて(縁起)、必然的に、私も、他の加行僧も、僧侶になる道に進むことになったって思っていて、
確固たる自分が「どうしても僧侶になりたいんです!」ってなったわけじゃないから。
状況(因果関係)があれこれ絡み合って、こっちの流れに動かされただけ。
で、やるからには、もちろん一生懸命やるんですが…
何度も「覚悟」してんだろうなぁ?みたいに言われると、え?それって、仏教的にどうなの?
違うんじゃないの?って思ってしまう。
あ。これ、加行の時に限らず、佛教大学入学後、各方面から、言われていたことです。
「すごい覚悟ですね~」って。
剃髪(ていはつ・スキンヘッド)についても、「覚悟」とか、「決断」って言葉をよく言われていましたが、私は、いつも、そういう言葉とは「無縁です」って答えていました。
なんか、ちょっと古めの日本人が大好きな「根性」とかと同類の言葉に聞こえてしまって、私は、なんか違うんだよなぁって、いつも思っていて。
もっと、ゆるい感じなんだけどーって。
いや、流れ自体は、本人も置いてけぼり食らいそうなほどの激流でしたが…💦
だから、ガチガチなのを押し付けられると、激しい抵抗感を覚える。
50歳でガチガチの昭和世代で、ゆとり世代じゃないんですけどね😂
でも、そういえば、「覚悟」って、さとるさとるって書くなぁ~みたいな(笑)
調べてみたら・・・。
別宗派ですが、↓によると、
「迷いからさめ、さとりに至ること、真理をさとること」だってー😂
逆に「覚悟」していたら、もはや修行僧(加行僧)ではない気が・・・。
言葉の使われ方が違う気がとってもするのは、私だけなのだろうか?
さらに、ずっと、気になっていたことがあった。
三大宗教とされる宗教(キリスト教、イスラム教、仏教)のトップ(イエス、アッラー、ブッダ)って、みんな男性じゃないですか。
で、歴史辿ると、男性って、永遠に戦ってるじゃないですか。
で、どこ行っても男社会じゃないですか。
で、犯罪者も男ばっかりじゃないっすか。
で、とりわけ性犯罪の加害者はほとんど男性で被害者のほとんどが女性。※1
めっちゃくちゃ単純に考えて、
性犯罪がなくならないのって、男が宗教作ってるからじゃないの?
女が宗教作っていたら、どうなっていたんだろうか?と。
ずっと気になっていました。
で、仏教の中にも、女性からすると、「はい?」って記述がちょろちょろあるんですよねー。こんな尼僧になろうとするようなモノ好きがあまりいないから知られていませんが。※2
まぁ、でも、比叡山(天台宗トップ・最澄)とか高尾山(真言宗トップ・空海)が女人禁制だったことくらいは知ってますよね?
その理由が、
・女性には五つの障害があること
・女性は父・夫・息子に従うもの
・女性は穢れている
というようなものであったことは知らないかもですがー。
現代日本でこれ言ったら、訴訟もんですよね(笑)
850年前、浄土宗トップの法然は、この女人禁制に対して、「悲しきかな」、「耻づべきかな」とはっきり仰っています。
(法然の『無量寿経釈』より)
素敵~❤
法然 命♥(ゴルゴ松本のポーズとってます😂)
これに限らず、修行中も、なんだか、やっぱり男の宗教だよねーって思ってしまう部分(マジョリティは男だからね、ふつーに。)があって、いちいち、ひっかかる。
わざわざ、僧侶になる必要なくね?私。って。
なんの因果でここにいるんだ?私。って。
だって、ブッダ、最初、女性が僧侶になることも芳しく思っていなかったみたいだしーって。
でも、そもそも、ブッダは、煩悩の最たるものの「愛欲」をヒトからなくすことができないからこそ、自分は覚ったものの、最初、ヒトに広めるのは、いや、難しいでしょー、と。
そこに梵天が現れて、いやいや、そう言わずに、素晴らしい教えなんで!広めてくださいよーって説得されて、仏教スタートした。
そして、最初の尼僧は、ブッダの養母ですが、かなり渋々。
で、女性の戒律、めっちゃ多くする。(具足戒:男性250戒、女性348戒)
でも、よく考えたら、そりゃそうですよねー。
男性が修行中に、煩悩(愛欲)の大元になるような女性が、その辺、うろちょろしてごらんなさいよ。気が散って修行にならんわー。そりゃ。
逆によく認めたわー、女性僧侶って話。
だから、女人禁制も、そりゃそうだわーってなりましたよね。頭ん中で。
禁欲状態の男性修行僧たちが山で修行しているときに、女性にうろつかれたら、そりゃ、衝動的に襲ってしまうこともあるでしょうよー。
女人禁制、女性蔑視じゃなくって、なぁんだー、女性を守っていたのね?みたいな。
だったら、素直に、そう言ってもらえる?
「修行中です。女性の皆様の魅力に打ち克てない恐れがありますので、どうぞ、そっとしておいてください。」
って、自分たちの弱さを自覚して、言ってくれれば、それで事足りんじゃんよー!!!
いちいち私たち女性を汚れ扱いするんじゃないっつーの!
キリスト教のアダムとイブの話もそうだけどさー、私達女性を悪者にすんじゃないよーっ!
てめぇらの弱さだろがぁー。
で、これ、逆も然りなんですよ。
私は、おばちゃんなので、別にーって感じですが、前回の記事でもお伝えした通り、
「美しい僧侶(男僧)」
っていうのがいるんですーっ!!!
女性が物理的に男性を襲うことはできませんが…
女性修行僧がね、恋しちゃう可能性は全然あると思います。
だって、美しいんですものーっ!!!
で、実際に、そんな事件が、昔あったんですー。1206年。819年前。
建永の法難ってやつなんですが、法然上人の弟子二人があまりに美声だったために、それを聴いた女房二人がえらく感動して勝手に出家しちゃって、後鳥羽上皇、激怒!弟子二人は斬首。法然と弟子の親鸞(浄土真宗トップ)は流罪…。
なので、女は、男の修行の場にいちゃいけないんじゃないの?って、修行中でも思っちゃいましたよね…
テストステロン(男性ホルモン)多いおばちゃんは、微妙に別枠かもですが…💦
しかも、今って、LGBTQの時代なので、ちょっと、難しいですよねー。
男女って枠だけでおさまりきらないから。
※日蓮宗の尼僧パイセンに↑言ったら、え、男女分かれているけど?って言われて、ええーーーー😂!!!みたいな(笑)
てなわけで、ブッダの最初の渋りは正しかったなぁーって思いましたし、ある意味、ブッダの教えに従っていれば、
性犯罪は起きません
からね。
ブッダは正しいっ!!!!
めちゃくちゃ正しいっ!!!!
ある意味、性犯罪を防ごうとしていた!!!
正しいっ!!!!
女性がトップの宗教でなくても、
ちゃんと守ろうとしてくれていた!!!
正しいっ!!!!
ありがとーーー♥
ただ、今度は…
みんな、仏教徒になると、人類滅亡…。
なんか、「中道」じゃない…。
で、日本は、ある意味、中道だから・・・
いいのかなー
うやむや、うやむや、としておりました。
なので、往生際が悪い感じですよね(笑)
もうそろそろ正式な僧侶になるってぇーのに、まだ、うやむや、
本当に僧侶になっていいのか?
なんで私、ここにいる?
って、こころの中で、ぐちゃぐちゃ考えていたので。
この迷いが思いっきり顔に出ていたと思います😭
「覚悟」できていないって、思われていたと思います。
でも、「さとるさとる」できていなくて当然の身だったしねー( ̄▽ ̄;)
で、こんだけ、あれこれ書いていますが、
この頭の中、全て幻想(爆)
無、無我、空。
実体nothing~
やっぱり、そこには縁起(因果関係)しかないわけで~
今回のタイトルが「僧侶になる道、それは縁起の物語」篇となったわけです~。
結局、落ち着くのは、ここ。
どんなにごちゃごちゃ考えたところで、成るようにしか成りません!
自分、ホントにない!
動かされているだけー!
っていうか、ここまでよくぞ読んでくださいましたね…。
ただの屁理屈おばさんの独り言、読み辛くって申し訳ないです…🙇
拍手でございます~👏
Good job👍
※写真は、ルクセンブルクのお城。
ステキでしょ😻?ここも異次元だった✨️
ハリポタ感ハンパなかった😂
演出エグ過ぎ浄土宗を語るには良い写真かと😂
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※1 Perplexityに聞いた「犯罪の男女比は」
犯罪における男女比は以下の通りです。
- **犯罪者の男女比**: 日本では男性が圧倒的に多く、全体の約80~90%を占めています。例えば、2020年の刑法犯では男性が約78%、女性が約22%でした[2][5][8]。
- **犯罪被害者の男女比**: 犯罪全体では、男性被害者が約67%、女性被害者が約33%とされています[1][3]。
- **犯罪の種類別**:
- 性犯罪では加害者の99%以上が男性であり、被害者の約90%以上が女性[4][8]。
- 窃盗や殺人では女性加害者の割合が他の犯罪より高く、窃盗では女性が約30%を占めます[2][6]。
これらのデータから、犯罪者としては男性が多く、被害者としては性別や犯罪の種類によって大きく異なることがわかります。
引用:
[1] 女性よりも男性の被害が多い犯罪とは? - セコム https://www.secom.co.jp/flashnews/backnumber/20160518.html
[2] 犯罪者の男女別比率はどのくらいか - asahi-net.or.jp https://www.asahi-net.or.jp/~zi3h-kwrz/penal/femalecrime.html
[3] 性犯罪の男女比はどれくらい?被害に遭わないための注意点も解説! https://www.ksp-web.com/weblog/post-1124/
[4] 平成29年度犯罪被害類型別調査 - 警察庁 https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/kohyo/report/h29-1/index.html
[5] 令和5年版 犯罪白書 第4編/第7章/第1節 https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/70/nfm/n70_2_4_7_1_0.html
[6] 令和元年版 犯罪白書 第4編/第7章/第1節 https://hakusyo1.moj.go.jp/jp/66/nfm/n66_2_4_7_1_0.html
[7] 1 基本属性(犯罪被害者に関するもの) - 警察庁 https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/kohyo/report/h27-1/part2/s2_1c01.html
[8] 犯罪者は男性でしょう!男女差による犯罪行為を調べてみた。 https://oyakodon-umami.com/crime_analysis/
※2
宗派限らず、男の先生方の中には、仏教はジェンダーなんて超越しているので、性差・LGBTQの議論は致しません、って言う人もいるけど、男社会の中で生きている男ですのでね、あーたがたは。
マジョリティの中で、あーたがたは、マジョリティの方の人なのでね。
で、どう考えても、仏教のマジョリティは男で、男社会ですからね。
ハッキリ言って感度が鈍ちんになっているだけです!
多数派のいじめてる方は、いじめてる認識なくっても、少数派のいじめられている方は、しっかり覚えています!
議論しないと言って、向き合わないのはどうなのかしら…。
過去にいじめたのに、いや、教義上、別にいじめる要素、一切ないから、とか、今はいじめてないでしょ?って言って、過去のいじめをスルーしてるのと一緒。
いじめられた側に丁寧な説明が必要ですよね。
当事者がまだいるなら謝罪も必要。
でなければ、ひっかかりは取れず、とてもじゃないが信仰心なんて無理になる。
女性の信徒さんいりませんっていうのなら話は別ですが。
ああー、ここだな。
ここがすっごくひっかかってる。
これ書きながら、でも、じゃあ、女性が感じる性差って一体なんなんだろう?って。
私が佛教大学に入ってから、ずっと感じていた、この違和感はなんなんだろう?って。
結局、この「ジェンダー」も「男社会」も「いじめ」も、すべてが私の中での「幻想」なのでね。
他者からすると、「男社会」とも「いじめ」とも捉えられていないから、問題視もされてこなかったってことなんでしょう。
違和感も感じてこられなかったのでしょう。
特にマジョリティの方々には。
でも、どうしても、私の中では、すんなりいかない違和感があって…。
これが、いまいち解明できていないから、未だにうやむやしているのだろうな。
やっぱ、大学院、行こうかな…。
こんな、流れで僧侶になっちゃった元無宗教の女にしかできないこと、やりたい。
で、『御上先生』の最新話見て、
あ。
みたいな(笑)
かけこみ寺やっても、辛い状況の人に来てもらうことこそが非常に難しい。
私、中高の英語科の教員免許、持ってる。
実は、高校の非常勤講師、数回やっていて、同僚の先生に
「子供達の心をつかむのうまい。向いているから、教員やったら?」
と言われていた。
あの時は、色々激務過ぎていて、僧侶もまだ目指している最中だったので、
「ないわー、無理ー」
って言ってたが…
教職に就いた方が、私がかけこみ寺でやりたいと思っていたことができる可能性は高い。
わざわざ足を運んでいただくのではなく、そこにいるから。
実は、かけこみ寺でもなく、大学院でもなく、教職なんじゃ?
ぞわっ。
一度、(勤務地固定という理由で)中学の教員採用試験を受けて落ちていた。
あの時、(自分の)子どもたちがまだまだ手がかかる時期だった。
タイミング悪かった。
※その後、元中学教師で、高校の非常勤講師をされていた方に、落ちて良かった、やってたら殺されていたよ、って言われた。高校の方が、まだ時間の融通が利くと言われていた。
ご縁がなかった。
今だったら?
やばーーーーっ!!!
縁起、凄過ぎ(笑)
でも、ダメよダメ!
また、ひとつに、ばぁーっと集中するのではなくって…。
かけこみ寺、大学院、教職・・・。
引き続き、冷静になって、決めつけずに、流れに沿おう。
どう転ぶか。ゆったりね、自分。
というわけで、このnote始めてから後2日で1か月ですが…
相変わらず、尼僧のこころの声、ダダ漏らししております~(笑)
今回の、長過ぎーだけど、自分にとっては収穫いっぱい✨️
note、ありがとーっ❤
いいなと思ったら応援しよう!
