![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38466601/b27fe17c9f776605f55f1c3b57044993.png?width=800)
- 運営しているクリエイター
#note
堕ちた先で、這い上がれないことだってある。
「あー、やっと同じところまで堕ちてきてくれたのに。」
それが、ナギちゃんの本心だと分かったから、ただ黙って耳を傾けることしかできなかった。
「コロナ禍になって、正直ホッとしたんです。
こんなこと言っちゃいけないかもしれないけど。
私ね、障がいを持ってから、ずっと世界から置いてきぼりにされたような気がしていたの。
下半身の感覚は全くないから、ずっと車椅子で過ごす。気軽に外に出られない。
排泄
「花束みたいな恋をした」と「ドライフラワー」における、花と恋と20代。
映画「花束みたいな恋をした」を観た。
タイトルが"花束"なので、花束そのものがこの物語のキーとなるのかと思いきや、相手に花束どうぞするシーンなど全く出てこなかった。もちろん、卒業式にサプライズで花束を渡す所をTikTokに載せるシーンもなければ、真っ赤なバラの花束100本でプロポーズするシーンもない。
だからこの映画は、観た人に、この恋がどう「花束みたい」なのかを考えさせる作品なのだと勝手に受