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東京に山買いました

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開拓日誌です。週一程度更新予定。
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うちの山にチェーンソーがきた

うちの山にチェーンソーがきた

チェーンソーを購入した購入したチェーンソー

当面の間大木を伐採したりといったような予定はないのだが、折れた幹などを刻んだりするのに小さくて軽い、電動のチェーンソーを探していた。候補はいくつかあったが、最終的に選んだのはハイコーキの電動18VチェーンソーCS1825DCだ。

選んだ理由

選んだ理由は複数ある。
1つ目の理由はアマゾンのプライムセールの対象商品だったこと。これにより、2万円台で購

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自然公園区域 してよい行為/ダメな行為

自然公園区域 してよい行為/ダメな行為

所有する山林が東京都の自然公園区域内にあるので、自然公園区域でしてよい行為/ダメな行為を整理していく。

自然公園区域とは日本には自然公園法という法律がある。この法律の目的は「優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与すること」だ。簡単に言えば自然を守りながら利用していきましょうというものなのだが、国立公

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タケノコ続

タケノコ続

前回のあらすじ。友人からタケノコをもらってうかれる。インターネットの情報を信じて湯だけでアク抜きしてみる。

タケノコの下処理(米ぬかあり)淡々とやっていく。
まずはタケノコのアク抜きを米ぬか有りでやっていく。前回処理したタケノコより柔らかめのものが多いので単純比較にはならなそう。

米ぬか有りだと明らかにアクが多く出てきたのだが、このアクがタケノコ由来のものなのか米ぬか由来のものなのかはこの時点

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春をてんぷらにして食べた

春をてんぷらにして食べた

採取更新が滞ってしまっていたが、我が山にも春が訪れた。

3月はまだ肌寒く、高度もあまりない山なのに大げさな装備で山に臨んでいたが、4月に入ってからは、寒暖差は激しいものの比較的軽い装いでふらっと立ち寄れるくらいの暖かい日もある。これまでなんの草かわからなかったパッとしない草木にも花がついたりして、日陰者が主役になる時が来た。

山吹などは特にそうだ。冬の間は見栄えのしない厄介な雑草程度にしか思っ

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木灰モルタルの実験 その2

木灰モルタルの実験 その2

日が空いたが以前コンクリートブロックに流し込んだ木灰を確認する。

乾燥収縮によりコンクリートブロックとの間に空隙ができ、きれいに取り出すことができた。

右が木灰のみ、左は木灰と消石灰混合だ。当然だが触ると木灰のみのものは脆く、すぐ崩れる。木灰と消石灰を混合したものは力を入れても表層が多少崩れるだけで全体が崩壊するということはない。

その1にも記したが、これを焼成する必要がある。
通常のポルト

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プレハブ小屋の修繕1

プレハブ小屋の修繕1

プレハブ小屋の修繕について考える。まず現状がどのような状態なのか確認していく。

現状確認地盤面

小屋周辺の地面は踏むと足跡がしっかりつくようなやわらかな土の部分が多いが、建物周囲は締め固められているのか、土も比較的硬い。

基礎

基礎は建築畑の人間がみて、目をつむらなければならないような作りになっている。コンクリートブロックを平置きにして水平を出しているようだが、土台との間に隙間ができていて

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木灰モルタルの実験 その1

木灰モルタルの実験 その1

毎週大体土曜日にいくようにしていたのだが、土曜が雨だったので日曜に入山。それも2週間ぶりだったので色々とやりたいことがあった。

焚き火ご飯前回は竹炭で肉をじっくりと焼いたが、今回は焚き火で豪快に焼いていく。食材は少し煤けてしまうがそんな些細なことはどうでもいい。今日は一人だし文句を言う者もいない。多少焦げてもいい。おおらかな気持ちでやっていく。しかしあいかわらず火をつけるのにやや手こずり、着火剤

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竹炭で肉を焼いた

竹炭で肉を焼いた

先週の話になるがとてもよかったので記録する。

前所有者が残していった竹炭が小屋の中にたくさん残っていたのでWとこれを利用して肉でも焼くかという話になった。以前焚き火ついでに竹炭に火をつけてみようとしたが湿気っていたのかあまりうまくいかなかった。その反省からなるべく乾いた音のするものを使うようにした。

食材は翌日から準備をした。
メインはもちろん肉。牛はアンガスビーフをそのまま、鳥は国産もも肉を

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持ち運べる建築などについて(スケッチ)

持ち運べる建築などについて(スケッチ)

映像研には手を出すな!の作者である大童澄瞳氏のTwitterをフォローしているのだが、下記のツイートをみてアイデアが浮かんだ。持ち運べる建築について考える。

担い屋台大童氏が描いているのは江戸時代の移動式蕎麦屋だ。色々調べたが、二八蕎麦とか夜鷹そば、夜鳴きそばという表現が見られた。背丈ほどの直方体2つに梁を掛け渡し、これでもって肩で担いで移動するわけである。この方式の屋台は担い屋台と呼ばれている

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タヌキ

タヌキ

今回はトレイルカメラにタヌキが映っていた。どうやら複数いるようだ。
人は映っていなかったので、少し安心した。もしかしたらあの人の姿をした何かは狸が化けて出たものなのかもしれない。またうさぎが元気に跳ね回っていた。

小屋年末の最後にカメラを確認したときに人が映ったので心配だったが、特に荒らされている形跡などはなかった。扉を開けるといつも通りのにおい。臭くはない。昔のものをそのまま閉じ込めてすこしほ

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猪とテンとうさぎと、、

猪とテンとうさぎと、、

今年最後の山だ。目的は前回の折れた木の処分を済ませることと、前所有者によって焚き火場のように設られている部分の再整備だ。いつものように着いて、設置位置を変更したカメラのデータを確認する。

猪これまでとは比較にならないデータの量が残されていた。見てみると、画面の中で何やら蠢いている。猪だ。猪は複数の動画に映っていたが中でもインパクトがあったのはこれ。

猪は冬眠をしないらしいが、2匹同時にカメラの

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ツリーハウスなどについて(スケッチ)

ツリーハウスなどについて(スケッチ)

最近考えている山の利活用について、建築やっている人間らしいことを晒す。ソフトの話ではなく主にハードの話になる。

建築基準法上の取扱いと実際所有している山林は市街化調整区域なので基本的に建築物は建てられない。この時点で詰んでいると思われるかもしれないが、建築物の定義を確認すると「土地に定着する」というのがあり、簡単に言うと地面に固定されていなければ建築物ではないといえる。ツリーハウスは木に構造物を

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木枯らし被害

木枯らし被害

今日は前回に続き錆びついた道具を研ごうと思って山へ来た。するとどうだろう、私の山は昨晩の激しい風の影響を受けていた。

被害状況

写真ではなかなか伝わらないかもしれない。どうやら20m級の木の上部の枝?が風に煽られ折れ、落下して、落下先の細い木をなぎ倒したようだった。根本からなぎ倒された木を見ていて、これが人なら即死だなと寒気がする。同じような場所が複数箇所あった。仕事中に聞いていた風の音で多少

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