カウンセリングとセラピーの違い
こんにちは☀️
皆さん熱中症になっていないですか?
水分補給しなきゃ!と言って、いつもアイスコーヒーを飲んでしまうじじです🦉💦
この暑さが落ち着き、冬に入る前の秋🍁の季節が待ち遠しい…
さて表題の件についてですが、あくまで個人的感想になりますので悪しからず🙏💦
カウンセリングやセラピーに興味がある方、
どうやって選べば良いのか分からない方、
具体的に何をやってるのか知りたい方…etc 少しでも参考になれれば幸いです。🙇♀️
ちなみに私の経路?の記事のリンクは下記になります。 具体的に書いてますが、長いので見なくても大丈夫です。
簡単にまとめると…
高校〜浪人時代:地元の認知症外来・精神科に行く(理由:受験勉強が頭に全く入らなくなったから)
大学〜社会人:心療内科に行く(理由:発達障害かもと思い、IQ検査を受けた)
社会人:いろんな心療内科・精神科に行く(理由:仕事が続かない&対人関係が壊れる&生き苦しい等、自分はおかしいと思っていたため)
社会人:いろんなカウンセリングに行く(理由:服薬でどうにかなるものでは無いように感じていたため)
社会人:セラピーに辿り着く(理由:カウンセラーから紹介されたため)
カウンセリングの内容:
病院と併設しているところや、大手健保組合から利用できるカウンセリングルーム、個別のカウンセリングのみ行ってる所など、いろいろ行ってみました。
私が行った所は、やること・内容はほぼ同じでした。
まず今何に困っているのか、状況把握として話をします。そして徐々に自分自身を客観視し、自分の思考・感情パターンなどにカウンセラーが気付かせてくれます。認知行動療法やグループワーク(複数のメンバーと先生1人が、テーマについて見解や経験や感情を述べて共感し合い、気付き合い、最後にマインドフルネスの方法をいくつか学び実践する)も、取り扱っているところがあります。
カウンセリングの感想:
カウンセリングの1番のポイントは、これまでの自分の苦悩に対して、気付きがあることだなと感じました。その気付きに気付けない限りは、プラスの変化へ進むことは難しいし、まずは自分で自身の状態に気付くところが大事な第一歩になるので、それが出来る点においては生きやすくなるためにプラスだなと思います。
カウンセラーが話を聞いてくれて、大事なことに気付かせてくれる…それだけで救われる人もいます。また、マインドフルネスについて知れたり、自分でもできるように日々やることで少しずつ気持ちを落ち着かせることができます。
セラピーの内容:
いろいろなセラピーがあり、セラピストと呼ばれる方々が多様にいるみたいですが、今回私が記載するものは、トラウマセラピーについてです。
私が通っている所の先生は、本場のアドラー心理大学院で学ばれた後に、海外の臨床経験を経て今は日本でカウンセラー、セラピストとして働かれています。日本では珍しく、アドラー心理学とポリヴェーガル理論を基盤としたソーマティックなアプローチが出来る方です。
これまで私は、様々な病院やカウンセリングを調べては通ったりしましたが、どこも認知行動療法や心理カウンセリングがメインであり、中にはスピリチュアルで信用できないところもありました。勿論人により合う合わない、有効性は異なると思いますが、精神医療やメンタルヘルスの専門分野の情報として、実際どんなものがあるのか、我々は選べるのか、実際にクライアントの声を確認できるのかを知ることは、私たちの生活において重要だと感じています。
医療現場で提示された一つの方法ではなく、いろいろと自分に合うものを探して試していく事で、メンタルヘルス不調からの脱却に繋がるように思うからです。
カウンセリングが"悩みに対する傾聴"だとしたら、セラピーは"悩みそのものではなく、その根っこに能動的にアプローチする"といった感じです。
具体的なアプローチの仕方についてですが、いくつかあるようです。カウンセリングが頭を動かすものだとしたら、セラピーは言葉を頭から入れるだけでなく、体の感覚にどこまでもアプローチしていきます。基本的には何を感じても全てokで、正解がないです。ただひたすら先生の言葉の通りに、その時その時の頭(思考)と体(感覚)と心(感情)を感じて答えます。イメージ療法の際は先生の言葉をひたすら脳でイメージします。
おそらくこの時点でマインドフルネスの状態になっており、マインドフルネス時やネガティブな出来事を体験した時のイメージをして、体の感覚に全集中します。最終的に、"今ここにいる"感覚を全身で感じます。
この時、頭(思考)と体(感覚)と心(感情)が正常に動いており、どれか一部だけ動いていたり、どこか一部だけ凍りついたりしていない状態になります。つまり安心安全な状態の自分を感じられます。
この感覚がとても大事で、幼少期から感じられていた人と、感じられずに育ち不健康になった人がいるんだろうなぁと思いました。
頭(思考)と体(感覚)と心(感情)の繋がりを感じるのですが、言葉で説明すると、なんのこっちゃ?分からないと思います。。でも実際にやってみると理解できるかと思います💦
マインドフルネスとは、余計なことに思考を働かせず、体の感覚(五感)に意識を集中させることだと思います。
セラピーはさらに、マインドフルネス状態の"今ここに居る感覚"を自分自身で感じたら、体にしっかりイメージさせ、言葉にします。そしてその状態を自分でも実際に持っていけるように、呼吸法などのトレーニングがあります。
そして、マインドフルネス(ニュートラル)状態だけでなく、マイナスの記憶をイメージした時も同じように体の感覚を自分でしっかり感じます。
そこから、過去に同じような体の感覚になった事がないか、体に聞いてみます。(これが難しいです。つい思考で、昔あったかな?と考えてしまいやすいです)
思い出せなくてもokです。ここから、徐々に言葉のやり取りや、体の感覚をいったり来たりさせて、トラウマとなる根っこ(過去の出来事や体験、思いなど)を探ります。
プラスもマイナスもニュートラルも全て、体優位で神経を敏感にさせて働かせます。
日常生活では、ついつい頭(思考)ばかりを使って生きてしまい、それに伴う心(感情)にしか意識がいきません。そこが本来の自分とかけ離れていたら、苦しくなりますし、自分が分からなくなります。
体(感覚)を優位に使い、なるべく頭(思考)は使わない。そして体(感覚)から心(感情)にフォーカスしてみると…
これまで自分では知り得なかった居心地の良さを感じることが出来ました。
同時に、何が自分は嫌だったのか(思考ではなく、体の感覚が何を嫌だと感じたのかです)、本当はあの時、どう接して欲しかったのか、忘れていた体験やその時の感情が出てきます。(防衛本能から、シャットダウンしていたものが、感覚を辿って出てくる感じです)
その体の感覚が本来求めていたもの(言葉や態度やや対応)、をセラピストがくれます。様々な感情が溢れ出ます。自身の根っこの部分の感覚・感情・思考を処理していく事で、過去の負のトラウマを徐々に減らしていけるため、そこと連動してパターン化していた思考・感覚・感情が、解放されて影響を受けていないものと変容します。
処理できた証拠として、セラピー前とセラピー後に過去の負の記憶を自分で少し語るのですが、セラピー後には"過去の私"、"あれは過去の出来事"に変化していました。体→心→最終的に頭(思考)まで変化がありました。これで一つ、原因のトラウマを処理完了です。
カウンセリング等の認知からのアプローチでは、無意識下に存在するトラウマ(今の問題となる症状の原因)に対してはアプローチが難しいようです。セラピーは認知からだけではなく、体の感覚・神経からアプローチするため、脳の1番奥の脳幹の部分に働きかける事が可能になるみたいです。
セラピーの感想:
【いろんなトラウマセラピーがある】
個人的にオススメなのは、海外でも取り扱われているような、体の神経に直接アプローチできるセラピーです。
様々なアプローチの手法を学び、習得されている方がオススメです。
直接脳幹にアプローチし、ボトムアップができるセラピーの具体的な手法として、下記があるようです。(私が通うところで、実際に受けるこが可能なものです)
認知行動療法やカウンセリングでは、どうにも変化が難しかった方は是非試していただきたい。
思考や認知の"大脳新皮質"(人間脳)→(哺乳類脳)→身体の感覚の"脳幹"(爬虫類脳)の部分のアプローチが難しかった場合は、その逆ルートからのアプローチを試されてみては?と言う事です。
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●EMDR
●ブレインスポッティング
●ソマティック・エクスペリエンシング→SEと呼ばれるもの。
●DARe:Dynamic Attachment Re-patterning Experience 愛着パターン修正体験
●ISP
●ホログラフィートーク
●エリクソニアン催眠
●BASE Body And Somatic Education: タッチセラピー
●CRM(包括的リソースモデル)
●SSP: Safe & Sound Protocol Certified
アブミ骨筋に音楽で働きかけるセラピー
(ポリヴェーガル理論のポージェス博士の研究により作られたプログラム)
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トラウマセラピーとあっても、具体的に何を受ける事ができるのか、具体的にどんな効果が期待出来るのか、実際のクライアントさんの声を確認できるかどうか…など注意深く調べて、自分に合ったものを選べると良いのかなと思います。。
私の場合は、病院と提携していたカウンセリング専門のところに通っていたときに、そのカウンセラーの方が、「知人でいろんなセラピーを取り扱える人がいて、私は心理の母と呼んでるんだけど、その人の方が、じじさんには合うかもしれない…」とオススメされたことがきっかけです。
【セラピーの感想】
「誰かに話を聞いて欲しい、相談したい事に対して詳細を伝えたい」という方には向かないかも知れません。私自身もセラピーに通い始めたばかりの頃は、「え、もっと状況とか伝えなくて大丈夫なの?」とか、「これだけしか話してないのに…」と思ってました💦でも話を聴いてもらうなら、友達でもいいや…なんて思ってしまいます。
なぜなら私の場合は、カウンセリングに数年通って気付きが増えても、話してスッキリしても、日常生活での生き苦しさは消えなかったからです。どう意識しても、自分の思考のクセに気付いても、どうにも自分を変えられませんでした。。
セラピーを受けて1年くらいになりますが、過去の自分のトラウマを処理することで、あれほど苦しんでいた仕事にも行けるようになり、以前はイライラぶち切れていたことや、希死念慮や不安になっていた事が、そこまで辛く感じなくなりました。
また個人的にですが、カウンセリングよりも深い気付きがあり、合点がいく納得のできるものでした。しかもその気付きは、別にトラウマを抱えている人だけに必要なものではなかったんです…!これが衝撃的!!むしろ義務教育で知りたかったレベルの内容です。(今はオンラインでセミナーを開催しているので、セラピーに通えなくてもセミナーを通して、気付きを学び&実践まで落とし込むことが出来ます)
生き苦しくない人でも、将来親になる人でなくても、この世の中を生きる全ての人(すべての世代)に、知ってもらいたいなと思いました。本を読んだりカウンセリングだけでは、実践レベルにまでは落とし込めなかったです。。
生き苦しいと感じる大人にならないように、今よりも楽に生きられるように、自立してストレスにも勝てる子どもになるように…
多くの人に、カウンセリングやトラウマセラピーを知ってもらいたいなと思い、正直に記載させていただきました。
心療内科や精神科も同様で、特別な人が行くところではなく、このストレス社会に生きる全ての方々に、もっと自由に偏見なく、知ってほしいです。
(実際に病院に行ったら、学生からOLさん、サラリーマンの方も待合室におり、普通の内科と変わらない風景です)
_補足_
トラウマって、災害とか虐待とかの事だけじゃないんです。私は知りませんでした💦
ちょっとした刺激も、神経に蓄積されトラウマになり得ます。学校で友達に無視された、電車に乗り遅れてミーティングに遅刻した、など様々な事がトラウマとなり得ます。あるスポーツ選手にとっては、試合会場のブーイングがトラウマになっていたらしいです。
私たちは幼少期から様々なトラウマを受け生きています。なので、せめて家庭の中だけでも、トラウマの少ない世界にしてあげてほしいなと思います。安心・安全だと感じる出来事が、トラウマな出来事よりも増えるためには何が出来るんだろう…そう考えていただいた方は、ぜひ調べてみてくださいな👍
ここまで読んでくださった方、お付き合いいただき、ありがとうございました🙇♀️
※金額について少し触れておきます。
心療内科・精神科は保険適応ですが、カウンセリング(医師の診察ではなく、カウンセラーと1時間程度話す場合)は自費でした。
病院内か否かは関係なく、カウンセリングは基本的に自費扱いのようで、1時間10,000〜12,500円が多い印象です。。なので、月に1.2回行くだけでも結構かかりました💦グループワークに参加した時は、1クール(4ヶ月くらいだったかな?)50,000前後した記憶があります。。
悩まれてる方って、普通に働いてお給料を稼いで、カウンセリング等に回せる余裕がある方は少ないと思うんですよね。。私も当時は仕事が続かないことに悩んでいたので…
なので、不条理だなと感じていました。必要とする人間は多いのに、調べたところで通えないなら意味がない。一回お試しで行って、良さそうだなと思っても通えないし、知って終わるだけだから。。
実際にグループワークのメンバーを見ても、援助者や親から支援されなければ、通うこと・参加することが出来ないケースが多いんだな…と感じました。。(私も母が理解してくれて、支援してくれた事が救いでした)
セラピーは1つしか知らないですが、おそらく通常は同じかもっとするのかなと思います。
私が通っているところは、幸いにも、内容の割にとても良心的な金額だったので、続けられている感じです。
もちろんそれだけの価値があるのは重々承知していますが、実際に必要とする人に行き届かないのって、どうなんでしょうか…
すみません、主観的な意見になりました😅💦
自己紹介⤵︎