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うつ病を経験した私が学んだ、人生を楽にする『テキトー』のすすめ
精神科医の樺沢紫苑先生が提唱する「もっとテキトーに生きよう!」という考え方。
うつ病になった身として、とても響きました。
精神科医の樺沢紫苑先生による、一節をご紹介したいと思います。
「もっとテキトーに生きよう!」
樺沢先生曰く、メンタル疾患の患者さんは、基本的にものすごく正直で、真面目で杓子定規。
※杓子定規とは、融通がきかないこと。
だから、ちょっとなんかあったら対応出来なくなる。
もっと不真面目、適当でいい。
精神科医でありながら、ご自身も「かなり適当」と話す樺沢先生。
みんなに凄い一生懸命仕事してるとか、朝から晩までなんかやってると思われる。
だけど、最近は暑いから21時には寝るし、8時間の睡眠をしっかりと取ることを大事にしているそう。
暑ければ朝散歩しないし、調子よければ朝進歩するし。かなり、適当。
もっと、みなさん緩く考えて、生きてもよいのではないか。
真面目に自分がやればやろうとするほど、ストレスが増えて、結局、脳や体のパフォーマンスが下がってやれなくなってきてしまう。
もっと楽に考えて、「楽しそうー」とか「面白そうー」とかで考えてみる。
面倒くさいことはスルーして、肩の力をもっと抜いて、7割位の本気度でいけばよいのではないか。
適当にいきましょう。
◼️私の体験談:頑張りすぎた過去と、そこからの学び
精神科医の樺沢紫苑先生の言葉は、そんなことできないからうつ病になったんだと当初、私は思っていました。
しかし、そうは言っても今では、「7割の力で、ある程度の適当さ」を持って生きることは、私にとって重要な目標となりました。
以前の私は、まさに「イエスマン」。120%の力を出し続け、ハードワークが当たり前でした。
しかし、後輩の指導、人間関係の変化、仕事でのトラブル、残業の増加が重なり、心身はいつしか限界に。
上司からの叱責、タクシー帰り、散財…。ストレスを発散するために破天荒な生活を送り、貯金も出来ない、お金もなくなる、心身はボロボロ。
ストレスで体重は減り、常にイライラしていました。
今振り返れば、心に余裕がなく、まるで何かが「バキッ」と折れてしまったようでした。
(今の私は以下のことを大切にしています)
無理しない
70%の力で
悩みを抱えず人に相談する
他人に気を遣いすぎない
適当主義
睡眠優先
マイペース
慣れるまで無理しない。残業しない。
これは、事業所の責任者とも面談して決めた内容でもあり大切な指針です。
必ずしも全ての方に当てはまる訳ではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。