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ピアサポートの現場から

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自称モグリの天才ピアサポーターの僕が経験してきた 様々なことについて時にケンカ腰、時に寄り添いながら綴っています。
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ずっこけスタート2025

ずっこけスタート2025

2025年最初のnote。
といっても気負わずいつも通りゆる〜っと綴っていきますので今年もどうぞよろしくお願いします。

さて…例年になくずっこけスタートになった2025年。
何しろ去年の12月から謎の発熱や咳に悩まされて落ち着いてきたら今度は30年以上ぶりのインフルエンザ。
これがまぁなかなか酷くて40℃出るわ中耳炎になって左耳の聴力がほぼゼロになったまま年を越すことになった。
久しぶりに不思議

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バリバラに出てみて

バリバラに出てみて

つーことで。
バリバラに出演した思い出やら改めて伝えたいことやら何やらをまとめて綴っていこうと思います。
今回は見出しも目次も付けちゃえ(いつもやれよ…)

まずは再現ドラマの補足から

2024年10月10日のバラバラにわしは双極症の当事者として出演した。
テーマは「うまく休めない!」
番組をご覧になった方の目にどう映ったかはわからないけれど、
たぶん今のわしはわりと好きなことだけをして好きなよ

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Shrinkで過去を振り返る

Shrinkで過去を振り返る

双極症の当事者としてピアサポートを続けているので今回は自分のことと照らし合わせつつ感じたことを綴っておきます。

わしのnoteをずっと読んでくれている方はご存知ですがわしはⅡ型なのでこの作品に出てくる「玄さん」ほど激しい症状は出ていない。
だからといってわしの方が楽だったとかそういうわけでもない。
誰もがしんどくて苦しいのが精神疾患ということをどうか覚えておいてほしい。

それにしても双極症は厄

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あなたはあなたのやり方で!

あなたはあなたのやり方で!

わしの双極症が寛解して6年目…かな。
おそらくほとんど症状は出ていない。
正確に言えば出そうな気配を察知して行動を変えているってとこだろうか。
前にも綴った通りわしは躁転を徹底的に防ぐことから始めて、
どうにもならない冬季うつは無理にどうにかしようとせずに最終的に炭酸リチウム(リーマス)を抜いた。
これは長いこと躁転を防いでいたことで主治医と導き出した方法なのであまり一般的じゃないと思う。
という

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やるせない…

やるせない…

誰であれ生きている以上、何かを頑張っていると思う。
それがどのくらいとかはどうでもいい。
比較することじゃないと思ってるから。
頑張れてないのは頑張りすぎた反動みたいなもんだし、
何ならその「頑張れてない自分」を受け入れることだって簡単じゃあない。
頑張って現実から目を背けずにいる。
諦めることだって頑張らないとできないことかもしれない。
少なくともおぢさんは頑張って夢を諦めてきたし頑張って失恋を

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旅行してーなー…

旅行してーなー…

精神障害者保健福祉手帳を取ってから10年ちょっと経つ。
あの頃はこれまでのように働いたり遊んだりできなくなるんだろうな…と悲嘆に暮れていた。
特に諦めたのは旅行だった。
実際問題、まず収入がない。
働いてみても余裕がない。
さらに薬の影響で朝が猛烈に弱い…というよりほぼ活動不可だからホテルなどのチェックアウトが守れそうにない。
こういう状況だと日帰り旅行すら朝が早すぎて難しかった。
どうしても行き

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リボーン、リビルド、リカバリー

リボーン、リビルド、リカバリー

夏が来た。
15年くらい前までは夏になると躁転していたことを思い出す。
単純に活力が漲っていただけかもしれないし、
「夏の魔力」というやつのせいかもしれない。
いずれにせよ子どもの頃から夏はいつも元気なタイプなので「元気と躁転」の線引にえらく苦労してきた。
(生まれつきの双極気質かもしれん…)
元気なら元気過ぎたっていいじゃんという感覚がなかなか抜けなくて、ウツウツとしていた時期を取り戻すようにア

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キレイごと

キレイごと

今から数年前。
どうにも就活がうまくいかず食い扶持のために就労継続支援A型事業所(A型)と呼ばれるところを利用していた。
福祉と縁がない方にとってはよく分からないと思うのでざっくり説明すると障害者のためにある福祉的就労サービスの一つで雇用契約を結ぶためサービス利用者と同時に労働者となり最低賃金が保証される。
ただ利用するためには福祉サービスだから
区役所で障害福祉サービス受給者証というものを発行し

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モヤりつつ前進あるのみ

モヤりつつ前進あるのみ

最近、何となく自分がいつまでピアサポート活動をするのか考えることがある。
極論で言うとピアサポートが必要のない社会なり医療福祉なりになれば引退できるけど、
まぁそんなことは太陽が西から昇るくらいあり得ない。
もしくはこれも極論だけど精神障害者の方がマジョリティになれば必要ないかもしれない。
もっともそんなことになればこの国は滅びるけどさ。

と、まぁ極論は置いといて。
現実的な話をしましょう。

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居場所求めてう〜ろうろ

居場所求めてう〜ろうろ

あれは一人暮らしを始めたばかりの頃。
といっても仕事がキツくて躁転したあとのうつがひどくて実家から追い出されたので厳密には一人暮らしとはちょっと違うけど。やれやれ…。
それまでは座ってればあったかいご飯が出てきて、
脱いだものは洗濯されて畳んであるのが当たり前みたいな生活だったのでまっっったく何にもしてこなかった。
それがガラリと変わって何もかも自分でやらないといけない。
座ってても腹が減るだけ。

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ウツウツ星人襲来⁉

ウツウツ星人襲来⁉

双極症歴がそれなりに長くなるとセルフケアというか自分ペディアのページもだいぶ厚くなってきた。
特にここ数年は寛解が続いているのでなおのことページを書き足したり直したり増やしたりたりたり…
わしの場合、うつが来た時はジタバタせずに時が解決するのを待つのが今のところは最善策。
つまり何もしない。
とはいえなーんにもできないのはむちゃんこツラい。
クマさんみたいに寝てるわけじゃないから世の中の動きも仲間

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鬼門だった冬

鬼門だった冬

数年前までわしはこの時期、引きこもっていた。
たぶん2003年くらいから2018年までの15年間で元気だった冬は1回か2回くらい。
うち1回は躁転していたので元気とは言えない。
以前はずっと接客業だから多忙な年末年始を終えた疲れが出ていると思っていたけど振り返ってみると仕事をしていくうちに軽躁になっていたのかもしれない。
いずれにしてもだいたい松の内が終わるころからなんとな~くドンヨリしてくる。

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自分ペディア

自分ペディア

改めて言うことではないけれど12月から下降を続けるわしのメンタル。
やはり寛解を維持するのは限界なのかもしれない…という影がちらりほらりと姿を見せている。
もともと長く冬季うつに悩まされていたし世情が世情なので踏ん張ってる方が危うい気がしている。

とはいえ。
「じゃあさーせん!ウツなので奈落に行きます!」と開き直るわけにもいかないので新年早々にあれやこれやと考えながら頭を整理して自分カウンセリン

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不安=ワクワク思考

不安=ワクワク思考

溜まったチラシやパワポ資料を整理していたら去年、福岡に飛んだときのチケットが出てきた。
そういえば去年の今頃は移動の無理が祟ったのか、
そもそも移動し過ぎたせいなのかけっこうぐったりしたままクリスマスを迎えていた。
3月の大田区を皮切りに福岡に行ったり宮崎に行ったりと飛び回っていたのが嘘みたいに今年は移動の少ない1年だった…いやこれが平常運転なんだけど。
あいりきという活動で今までとは異なるリカバ

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