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中村尚人の仕事術〜肩書きよりも個人という生き方〜

ヨガ・ピラティスインストラクター、理学療法士、温泉利用指導者、株式会社の代表取締役など様々な立場で、色々なことをしている中村尚人の、考え方や仕事の工夫などを日記のように気軽に読め…
外ではあまり話すことのない僕のこだわりや仕事術、まとめ術などをここだけでお伝えしていきます。臨床2…
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記事一覧

【マガジン】文字になると権威を持つのはなぜか?

【マガジン】文字になると権威を持つのはなぜか?

科学の分野では論文に権威があります。
宗教の分野では経典に権威があります。
論文も経典も共通しているのは、文字で表されていることです。
化学式や物理法則などの数式はやや趣が異なりますが、文字を情報とするとまたひとつ大きなレイヤーで共通になります。

この文字や情報というのは、なぜそんなにも人間界では重要視されているのかを少し考えてみたいと思います。
人間社会というシステムについて、一つの視座がそこ

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【マガジン】結局ヒトは世界をどう捉えるかという納得感が必要なのだろう

【マガジン】結局ヒトは世界をどう捉えるかという納得感が必要なのだろう

最近物理学の野村泰紀さんという方の動画を拝見していて、物理学の視点ではなぜという質問に答えないようにしているという意見が面白く、結構考えさせられました。
物理現象を数式なり定理で明確にしようというのが物理学ですが、そこには自然科学としての観測という行為も必須であり、定理がこうであるなら世界、宇宙はこうなっているはずだと。
そして、それを実際に観測できてやっぱり定理は合っていたという感じで進んでいる

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【マガジン】消費者か投資家か

【マガジン】消費者か投資家か

子どもの塾のお金や畑の肥料、食費に理容代、、、。
僕たちは毎日お金を使っています。
必要経費に時に贅沢品、、、。
ボーナスを貯めるか使うか、お金の使い方に悩むことは多いです。

そんな中、あぁこの考え方をすると少しお金の使い方がすっきりするなと思ったのでシェアします。
経済システムに飲み込まれている現代人として、それでも意識化してお金を使う術は持っておきたいなと思います。
若い頃には後先考えていま

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【マガジン】すべきことよりもできることにフォーカスする

【マガジン】すべきことよりもできることにフォーカスする

目標を持つ。
使命を持つ。

こういう志は大切だし僕もそこは重要だとおもっています。
でも、そこに縛られすぎても人はキツくなるなと。
何かのために生きるというのは、人を強くするけれど、すごく純粋に生きるということを考えてみると、何かを成し遂げなくても、何かの功績を残さなくても、できることをするということでもいい時がある、そんな風にも思います。

べてるの家という団体があります。

精神障害を抱えて

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【マガジン】〇〇ができないという執着に妥当性はあるのか?

【マガジン】〇〇ができないという執着に妥当性はあるのか?

「自分は〇〇ができないので、、、」
「自分には〇〇がないので、、、」
そういう自分のできないことやないものに囚われている方は多いように感じます。

僕もそうでした。
「僕は記憶力が悪くて、一語一句覚えるというのが難しくて、、、。」
「僕は身長が高くないから、、、。」
特に高校生くらいですかねそういう意識は。
演劇部だったのにセリフが覚えられない、、、。

でも徐々に変わってきました。
そういうのに

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【マガジン】バーチャルな経済に自己の選択と関係なく組み込まれていることに気づく

【マガジン】バーチャルな経済に自己の選択と関係なく組み込まれていることに気づく

最近の大きな気づきとして自然物と人工物という大きな括りが世の中には存在しているということです。
僕はこれがヨガでいう悟りであり、仏教でいう無や空の思想の背景にあるのではないかと思っています。
こんな簡単なことか、、、とも思いますが、いやいや結構これを身に染みて分かるというところまで理解するには大変です。
僕の場合は20年かかりました。

ですから、これを言葉で論理として理解したところで、本気ではわ

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【マガジン】文字で残すことの意義

【マガジン】文字で残すことの意義

最近研究熱が高くなっていて、来年は論文出すぞ!というモードに入っています。
世の中に何かを残すこと。
会ったことのない人でも理解してもらうために、論文という客観的な状態にする必要があるというのがその動機なのですが、最近養老先生の本を何冊か読んでいて、そうか「文字化」省としているのかと腑に落ちたので、今回は文字というその特性について少しシェアしてみたいと思います。

まぁ養老先生のいくつかの書籍を読

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【マガジン】分からなくても続けること

【マガジン】分からなくても続けること

最近感じることなんですが、学んでいる時には理解できなかったことが、後になって分からないなりに続けているとふと理解できるということがあります。
新しいことをインプットしているというよりも、違う側面から解説されたことで自分の理解がぐっと進むということなんだろうと思います。
つまり、同じことであってもそれを解説する人によって、例えや表現の仕方などが違いますので、自分が理解しやすい先生なり解説に出会った時

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【マガジン】なぜ臨床だけではなく研究が必要なのか?

【マガジン】なぜ臨床だけではなく研究が必要なのか?

治療家、臨床家としては、現場で結果が出せればそれでいいというのが本音です。
結果というのは、痛みや不調が改善したということで、それを求めてきたお客さんに対して、その問題を解決できれば治療家、臨床家としては十分です。

僕も問題を解決するために、因果関係を明確にする予防運動療法を確立して、結果が出る部分も高い確率でできるようになりました。
因果関係が明確になれば、ある意味改善させることができるのは当

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【マガジン】自分にしかできないことをしていると孤独になるという宿命

性格なのかもしれませんが、僕は一人っ子なので、基本的に自分で起承転結で行ってしまう癖があります。
誰かに頼めばいいのですが、結局自分で動いてしまう。
何か新しいサービスや社会課題に気付いたとして、それを解決するのが仕事なのですが、その仕事は新規性がある方がチャンスはあり、誰も気づかなかった、または誰もやらないところに価値があるという部分もあります。

逆に、誰もが知っていることや、誰もが欲しがると

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【マガジン】実質の寿命は55歳?

【マガジン】実質の寿命は55歳?

日本人の平均寿命は2023年の段階で女性が87歳、男性が81歳です。

人生80年ということですが、最高齢の記録を見ていると120歳前後の方が多くいます。

そうすると、日本では概ね80歳までが寿命で、人類としては120歳くらいまで生きる場合も稀にあるということですね。
ちなみに、100歳以上の日本人の人口は9万5千人です。

もう珍しくないですね、、、。

さて以下の本を読んでいたら本来は人間は

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【マガジン】変えられないもの:変えられるもの=リアル:アンリアル

【マガジン】変えられないもの:変えられるもの=リアル:アンリアル

ヨガの勉強をしてきてたどり着いたヒトとして大切なことは、リアルとアンリアルを明確に理解することだと思っています。
これを自然物と人工物というふうにいい変えてもほぼ問題ありません。
そして、またそれは変えられないものと変えられるものという表現もできます。
また他の視点では、意味のないものと意味のあるものということもできます。

リアル vs アンリアル
自然物 vs 人工物
変えられないもの vs 

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【マガジン】意味を探してはいけない意味はつくるもの

【マガジン】意味を探してはいけない意味はつくるもの

宇宙の勉強をしてると、どれくらい人間の思考というものが、勝手な意味づけなのかがよく分かる。
太陽系の中の地球が丁度いい距離にあるから、大気は無くならないし、海も存在できているし、金星のように460度もの灼熱にもならないし、土星のように-140度もの凍結もしない。
絶妙なバランスが我々生命を存在させてくれている。

ではこれは神様の意思でそうしたのか?
きっと地球を特別なものとして存在させてくれてい

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【マガジン】現役でい続けること

【マガジン】現役でい続けること

先日合気道の創始者植芝盛平翁の85歳の頃の演武動画を拝見した。
86歳で亡くなっていらしゃるので、亡くなるまで現役でおられたということだ。

ヨガのアイアンガー氏も95歳でお亡くなりになっているが、93歳くらいまで普通にヘッドスタンドやバックベンドをルーティンとしてされていたそうだ。

彼らはその道のプロな訳だが、生涯現役だった。

今回は、生涯現役であるということについて考察してみたい。