わたしをつくるごはん、わたしがつくるごはん

学生の時に選んだ仕事に20年、縛られるように生きてきた働きマンが、自分の幸せを見つめ直すnoteです。 公認会計士。履歴書の職務経歴欄が足りなくなるほど転職を重ね、2021年に独立。フリーランス会計士として活動後、現在は休業中。

わたしをつくるごはん、わたしがつくるごはん

学生の時に選んだ仕事に20年、縛られるように生きてきた働きマンが、自分の幸せを見つめ直すnoteです。 公認会計士。履歴書の職務経歴欄が足りなくなるほど転職を重ね、2021年に独立。フリーランス会計士として活動後、現在は休業中。

マガジン

  • わたしがつくる、家族のためのごはん

    わたしがつくる、家族のためのごはんに、これからのこと、その時の想いや家族の成長をのせて、書いていきます。

  • わたしをつくる、記憶のなかのごはん

    わたしをつくる、わたしの記憶の中のごはん。 そこに乗せられた想いと経験を振り返りながら、わたしのこれまでの人生を見つめ直し、これからの人生に繋げていくために書いていきます。自分にとって大切なもの、幸せを感じる瞬間とは。

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幸せを感じる瞬間って

学生の時に選んだ仕事に20年、縛られるように生きてきた働きマンが、自分の幸せを見つめ直すnoteです。 きっと、仕事で悩んでいる人はこの世の中に沢山いらっしゃるのではないでしょうか。思えば私は社会人1年目からずっと迷える子羊でした。 わたし、このままでいいのだろうか、そんな思いを抱え続ける同じ境遇の方に読んでいただき、何か一つでも背中を押せることがあれば嬉しいです。 1. 心を映し出すキッチン 2024年夏、キッチンが異常に荒れ始めた。 キッチンカウンターは物であふれ、シ

    • 「お金じゃ買えないたったひとつの大切なもの」

      「お金じゃ買えない大切なもの」の存在を、いつのまにか見失ってしまった。 社会人になってからだろうか。つくばで失敗したからかな。 いや、きっともっと前から。見失ったのではなく、知らなかったのかもしれない。 1. 「お金じゃ買えないたったひとつの大切なもの」 「やまとなでしこ」というドラマが大好きだった。 お金持ちと結婚することに全てを賭ける、松嶋菜々子さん演じる桜子が、母親が病床で残した言葉「お金じゃ買えない、たったひとつの大切なもの」を探すお話。 桜子も、若葉ちゃん(矢田

      • およげ!たいやきくんのように。

        人生は、選択の連続だ。 24歳の時、誰もがそれはやめておいた方がいい、と考えるような選択をした時、ある人はわたしにこう言った。 「その選択が正しかったことになるように、頑張ればいい。選択に正解も間違いもないんやから。」と。 それからわたしは、その言葉を信じて、頑張ってきた。 あ、なんか違うなって気づいても、頑張り続けたらこの選択は正しかったと思えるらしいってことを、信じて走り続けた。 その結果、得られたことはたくさんあるけれど、その間の人生が、他の選択をしていた場合よりも幸

        • 41歳2児の母、いざ、花嫁修行せん!

          花嫁修行で料理教室に通う。 そういうのに、憧れていた。結婚前にお料理教室に通って、料理の基礎からさまざまなレシピを学んで、これからつくる大切な家族のために腕を磨く。 それ、楽し過ぎやせんか? お料理教室で料理を学ぶ。 そういえばそれは、諦めることに慣れていたわたしが、やりたいと思っていたことのひとつ。 1. ジョブズなぶちょーの話 noteをはじめる少し前、仕事上のストレスに押し潰されそうになりながら、闇の中でもがいていた時のこと。 息子の中学受験伴走のはじめの一歩とし

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        • わたしがつくる、家族のためのごはん
          5本
        • わたしをつくる、記憶のなかのごはん
          15本

        記事

          料理家SHIORIさんの真似サラダde塾帰りの夕食を

          中学受験をする予定の息子。 小学校4年になり、塾のスケジュールもいよいよ本格化してきた。 終了時刻が遅くなったことで、塾帰り後の夕食は、だいたい20時半。 ぷにぷにに育ててしまったセルライト腹を撃破するため、10月から塾帰りのごはんはお魚縛りでヘルシーおいしい大満足を実践中! お腹いっぱいになった後の後片付けが、めんどくさすぎる今日この頃 いや、ずっとそうか。 特に、魚焼きグリルを洗うのが億劫で億劫で。 あたま〜が〜よく〜なる〜と歌われるお魚を意識的に取り入れるようになり

          料理家SHIORIさんの真似サラダde塾帰りの夕食を

          noteでやりたいもうひとつのこと。「わたしがつくるごはん」

          人生の岐路に立つって、こんな感じか。 これまでも何度も岐路ってのに立ってきたつもりだったけれど、今回のはちょっと違う。なんていうか、心が震える。目がじわじわっとしてくる。 そして、ちょっと震える。 憧れと、希望と、恐怖。そういったものを感じて、そしてなんだか笑えてくる。 休業してはじめの1ヶ月 2024年秋、ずっとやってきた公認会計士の仕事を休業して、わたしは新しいことを始めてみた。自分のこれまでの人生を振り返り、自分のこれからの生き方を見つめてみること。なぜかわたしの中

          noteでやりたいもうひとつのこと。「わたしがつくるごはん」

          リメンバー・ほとけのよっちゃんした夜

          父方の祖父はめちゃくちゃ優しい人だったらしい。 らしい、というのは周りから聞いた話だからで。祖父は幼い頃に天国に行ったから、祖父が優しい人だったのかどうか、正直あんまり知らない。 1. ありがたい命名 祖父は高野山で建具職人をしていた。 かの有名な、高野山金剛峯寺の建具、ふすまや屏風を作ったり修繕したりしていたらしく、わたしたち姉妹の名前は、祖父が金剛峯寺から貰ってくれたありがたい名前だと聞かされて育った。 ありがたい名前なはずなんやけど。 なぜか、まぁまぁ残念な目に合

          リメンバー・ほとけのよっちゃんした夜

          ほっけ弁当がコースディナーになることがあるから、料理の可能性は未知数なのだ

          「あけるな!キケン!」 そう書いて、心の底にしまってある記憶がある。 うかつに思い出したり、お酒を飲んだ勢いで他人にペラペラと話したりしないように、心の奥の方にしまってある。 誰にだって、あると思う。ひとつやふたつ。 これは他人には話せないな。って過去。 心の奥底に、鍵をかけてしまってある過去。 その過去を、「あけるな!キケン!」の張り紙をひっぺがしてこじ開けて、noteに書いている。 正気か?わたし。 でもこうして書いてみると、それほど悲惨でもなくて。 たぶん、悲惨な部

          ¥300

          ほっけ弁当がコースディナーになることがあるから、料理の可能性は未知数なのだ

          ¥300

          アクシデントに見舞われた旅でさえ、愛おしく思える理由

          おいしいものを食べること、誰かに食べてもらうことに大きな喜びを感じているということを、これまで知らずに生きてきた。 これほど食べることへの執着があるのに、なぜ今までそれに気づくことが出来なかったのか、むしろ不思議だ。 あの母と行ったイタリア旅行だって、自分にとって大切なものを知っていれば、全く違う過ごし方をしたはずなのに。やっぱり、自分にとって大切なものを知ることは、幸せな人生を送るための第1歩なのだ。 1. 母と娘のイタリア旅行 夫と結婚してすぐの頃、新婚の夫を置い

          アクシデントに見舞われた旅でさえ、愛おしく思える理由

          心を贈るときに、あなたは何を贈りますか

          窓を開けると、秋の心地いい風とともに、懐かしい香りが部屋に入ってきた。 甘酸っぱい、キンモクセイの香り。 今年はおそかったねぇ。ようやく訪れた秋を、胸いっぱいに吸い込む。 1. キンモクセイの便り 実家にも昔、大きなキンモクセイの木があった。玄関の正面、庭の角に植えられた大きなキンモクセイ。 あんな特等席に植えるなんて、父もキンモクセイが好きだったんだろうか。 毎年ちょうど母の誕生日の頃に、木にいっぱいの小さなオレンジ色の花をつけて、キンモクセイはその甘い香りをただよわ

          心を贈るときに、あなたは何を贈りますか

          家族が「あれ」というそれ。わたしの暗黒期からみえたこと。

          うっすらと空が明るみ始める頃、わたしは高速バスに揺られていた。 スタバのタンブラーに淹れたコーヒーを、やけどしないように、少しずつ口にしながら東京へと向かう。 今日はちゃんと定刻通りに着くかなぁ。 朝日が昇る窓の外を、ぼんやりと眺めながらあくびをして、もうひと眠りした。 つくばから東京までは、高速バスで1時間ほど。 時間はかかるけど、朝が苦手な私には二度寝するのにちょうどよかった。 問題なのは道路事情が読めないこと。高速道路で渋滞に引っかかってしまうと、2時間かかってしま

          ¥300

          家族が「あれ」というそれ。わたしの暗黒期からみえたこと。

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          主婦の心得と不得意なこと。ときには喧嘩も必要かな。

          いややん。なんか怒ってるやん。 日曜日は朝から町内清掃とこども会の会合があった。 こども会のハロウィンパーティーの準備を一通り済ませて帰宅すると、なぜか夫が、俺様はめちゃくちゃ怒っているというアピールをしてきた。 土曜日が雨だったから部屋干ししていて、そのままになっていた子どもたちの学校の手提げ袋に、給食の白衣と上履きを詰めながら、猛烈に不機嫌なオーラを放ってくる。 怒ってるからってそんな表情なる?!ギャグかよってくらいしかめっつらしてる。 おいおい、なんやこれは。わざとや

          主婦の心得と不得意なこと。ときには喧嘩も必要かな。

          休業前日のこころと、やっぱり誰かのために作りたい雑炊

          なんだかいつもよりも息が深く吸えている気がする。そんな秋の昼下がり。 1. 家族のための雑炊 12時を回っていることに気づいて、キッチンに立った。 ごはん、あったっけな?と炊飯器に目をやるとモニターには42時間経過の文字。 そうだ、朝ごはんに出せなくて今朝はパンにしたんだった。そのまま食べるには厳しそうなご飯が1人分ほど残っていた。 ごはんを復活させる簡単な料理を思い浮かべてみる。焼きおにぎり、チャーハン、リゾット、ドリア、雑炊。 うん。どれも自分だけのために作るのはめ

          休業前日のこころと、やっぱり誰かのために作りたい雑炊

          逃げ出す為に考えついたとっておきの秘策

          会計士受験を控えた私は占いにはまっていた。 ズバリ言うわよ、の細木数子氏の占いに。 自分の星の本を買ってきて人生の命運を左右する会計士試験受験年の運勢を占う。 2004年、大殺界。 わたしの星はその年大殺界だった。 まぁ、占いやから。と自分をはげます。でも、彼女の提案で海砂利水魚から改名したクリームシチューはよく売れているし。おさる→モンキッキーへの改名はよくわからなかったけれど、とにかく今年は大殺界やしあかんかもな。と思わせるくらいの影響力が当時の彼女にはあった。 結

          逃げ出す為に考えついたとっておきの秘策

          食いしん坊が、食べられなくなるとき

          中学生になり、姉の後を追うようにしてソフトボール部に入ると、世界が変わった。ごはんが美味しくて仕方ない。 食べ物が喉を通らなくなるのは公式戦の前くらいで、練習や試合の後は何を食べても美味しかった。 練習帰りに部活仲間とこっそり買い食いした肉屋のささみチーズカツ。あの味を超えるチキンカツに出会うことは、きっとこの先ないと思う。 もりもり食べて、少食のわたしはいなくなり、食いしん坊のわたしだけが残った。 食いしん坊にだって、食べられなくなる時というのがある。 高校生の時に初めて

          食いしん坊が、食べられなくなるとき

          自分勝手に生きてきたのに、自分の心に正直じゃなかった

          結構な親不孝者かもしれない。 自分も親になった今、過去の行動を振り返ってみるとあまりに自由すぎて親に申し訳ない気持ちになってきた。 ま、過去に戻っても同じくやりたいようにやらせてもらうけども。 1. 決断力があるって事で良い? 合格してたら合格発表のあと、事務所においで。入所式やるから。 お蕎麦をご馳走になった夜、所長から電話でそう言われていたから、合格を確認したらすぐに大阪に向かった。 入所式を終えると、裏口入所みたいな私だけ面接のために別室に呼ばれる。京都から通うの大

          自分勝手に生きてきたのに、自分の心に正直じゃなかった