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2021年5月の記事一覧
「食べることが好き。」 ただそれだけの自分に、できることなんて
何もない、そう思っていた。
いや、今だってその考えは大きく変わらないのだけど。
胸を張って「自分にとって大切な飲食店のために、わたしにはこんなことができる」なんて、口が裂けても言えない。
大切なお店やそこにまつわる人、思い出を、守ることさえできない。ただの一消費者だ。
けれどわたしは、ここ数週間でたくさんの「大切にしたい、なくなってほしくないお店」との出会いを経て、それらに対して「これだけ
もう"誕生日"は特別な日じゃない。日常を愛せるようになった、25歳の小さな取り組み。
25歳、最終日。
いつもより早く出勤して、いつもより遅くまで働いていたわたしは、帰りの電車の中で、「あれ?」と思った。
「誕生日が、自分にとって特別な日じゃなくなってる…」
去年までのわたしは「誕生日」という日を、1年で1番大切な日だと思って生きてきた。だから「前日・当日に何も予定がない」ましてや「仕事で帰りが遅くなる」なんてことは、絶対にあり得ないことだった。
それなのに、今年は何の躊躇
幼くなったんじゃなくて、自分が戻ってきただけだった。
「なんだかわたし、歳を重ねるにつれてどんどん幼くなってる…?」最近、そんな考えが頭をよぎることがある。
自分を俯瞰してみたときに、前よりも人に甘えることが増えたし、人間関係のしがらみから自由になってきているなあと思うことが、わりと高い頻度である。
25歳、社会人4年目。
もういい大人なのに、「年齢と逆行してる…?」と、少々不安になる。
大人に近づけば近づくほど責任は重くなるし、ルールや世間
"義務感"から心を解放するために、「自分だけの決まり」をつくる。
何をしていても、自分の行動の源泉には"義務感"があるなと気づいたのは、ひとりで過ごすと決めて出発した、旅先でのことだった。
何をしていてもつきまとう"義務感"わたしは「心をまっさらにして、自分のあるべき姿に戻る」ために、6日間ひとりで過ごそうと旅に出ることを決めた。
それなのに、旅先で食べるご飯を選ぶとき、「Instagramに投稿するならどちらが受けがいいか」という基準で考えてしまったり、
明日を生きてみたいと思えるように、自分のために書く文章
つい先日、noteを読んでくれている友人に「いつか、幸せな文章も読んでみたい」と言われた。
そのときは「幸せだったら、文章なんて書かないよ」と冗談半分で返したのだけど、心の中では「たしかになあ」と納得していた。
自分でも薄々気づいてはいたけれど、わたしには、幸せなとき「文章を書きたい」という衝動に駆られることが、あまりない。
理由は、「現在進行形で幸せを感じていたら、文章にする必要なんてない