しっとりと
10歳頃から自分だけを信じて生きてきました。
自分一人で生きていると思っておりました。
《生かされている》という言葉の意味はわかっても、実感したことはありませんでした。
内観を終えた今は、支えていただいているという実感、守っていただいているという実感、自分が甘えているという事実、すべてを認めることができて、すべてに感謝しております。
全てを人のせいにして生きてきた自分に気づいた時は、がく然としました。
そのことを認めたくなくて、もがいておりましたが、認めることができた時、楽になりました。
事実を事実として認めることは辛いことだったのですが、認めることができて、自分が必死に守ろうとしていたものはこんなにもつまらないものだったのかと思いました。
まだまだたくさんのことも気づかせていただきました。
「見られてさえいなければ」という《恥の意識》の中でしか生きておりませんでしたが、《罪の意識》を感じさせいただきました。
自分の隙間を、責任転嫁することによって、その場しのぎで埋めておりましたが、今はその隙間が自分の内側から埋まったという感じです。
しっとりとした落ち着いた気持ちです。
本当にありがとうございました。
（神奈川県 23歳男性 大学院生）
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