私が小学生の家庭学習に タブレット教材より 紙教材 を選んだ理由!
我が家の小3、小1の息子達は、学校に行かない選択をして現在ホームスクーリング生活をしています。
学校に通っていた頃も決して勉強が出来る方ではなかった息子に勉強をさせるのは 本当に大変!×100くらいのレベルで大変なことでした!
そんな子達に合う教材や方法を模索していくうちに、周りに回って最終的に行き着いたのが紙教材。
うちの息子たちへの、現段階の基本学習はタブレット学習より紙教材が向いているという結論に至りました。
※決してタブレット学習を否定しているわけではありません!タブレット学習の良いところもたくさん承知しています!
その上で、向き不向きやニーズがあるので、いろんなやり方を検討する一つの参考になればと思います。
この話はあくまで、我が家の息子達の場合の話です。向き不向きや家庭の需要とニーズに合わせて選ぶのがベストです♡
ちなみに、私はタブレットやオンライン学習も進んで取り入れていきたいと思っています!
ただ本人達に合うのが見つかれば!!笑
今のところ見つかっておらず、紙教材ベースで引き続き家庭学習を進めています。
家庭学習については実際に色々な方法や教材を現在進行系で試しながらやってきているので、リアルな感想をお伝えできればと思います。
今回は家庭学習のお話第一弾として、
「私が現段階で、タブレットより紙教材を選んでいる理由」というテーマで書きたいと思います。
とにかく勉強が嫌いな子どもたち
これまでも家庭学習のことや勉強方法、オススメの教材がまとめられているサイトなどは私も端からくまなくチェックしてきました。
そして実際に購入したり資料請求したり、それなりにお金もかけながら色々と試してきました。
しかし、どれを取り組んでもなんか思ってたのと違うのです。
レビューやサイトの口コミに書かれていたようなメリットが全然活かせないというか息子達の場合、私が期待している反応と全く違うことばかりでした。
それもそのはず。
私が必死にチェックしていた教材の比較や勉強方法などは、基本的に世間一般の普通の感覚レベルの子に向けた情報発信ばかり。
うちの子達は学習障害の診断はつかないものの、とにかく尋常じゃないほど「勉強」という行為そのものを ものすごく嫌っていました。
彼らの根底には 勉強=嫌い/苦手 という強い思い込みが既に備わっていたのでした。
当時、うちの子達は数分で終わるレベルの宿題をやるのにも一苦労。
とくに長男とは1年生になった頃から数年間にも渡り毎日地獄の親子バトルで、15分もあれば余裕で終わるはずの課題を2時間も3時間もかけ、お互い激ギレしながら大喧嘩してやっとの思いで宿題とほんのちょっと毎日の+α学習を終わらせていました。
放課後友達と遊ぶ時も「宿題サクッと終わらせて遊ぼーぜ」となることがあるのですが、息子だけペースが明らかに違うので、宿題をやるだけで遊ぶ時間が終わってしまうなんてこともザラでした。
我が家で遊んでいるときは「宿題途中まででいいよ!あとでやろ!」などと声をかけることも出来ますが、それはそれで後でやらなきゃいけない事や、終わらなかった事などが全て覆い被さった彼にとっては、この上ない悲劇で大泣きしたり物を投げたり毎日ガンギレで、宿題含め家庭学習は本当に戦争でした。
子どもがもともと勉強好きで進んでやっている家庭ならともかく、宿題にとりかかるのも毎日地獄の大バトルだった我が家にとって、私がホームティーチャーとなり、みっちり家庭学習をすることは初めの頃はめちゃくちゃハードルが高いものでした。
しかし、今では毎日の習慣にすっかり定着し、あんなに激しかった鬼バトルも私の意識や声のかけが変わったことで全然起きなくなりました。
私自身が勉強してスキルを得たことでうまく立ち回れるようになったことは確かですが、母親が意識を変え接し方を変えるだけでこうも違うのか!というのは子供たちを見ていて自分でも本当にビックリします。
しかし勉強が習慣化したからといっても、やっぱり勉強という行為をまだあまり好きではない子供たちに私が授業の分まで学校と同じように家で教えようと思うと、並レベルすら勉強してこなかった私には非常に難しいことでもあり、うまく教えられなかったり、それなりにイライラしたりすることもあります。
勉強を見る、教えるって大変ですよね。
そこで私は自分も楽になるために、毎日の家庭学習で勉強嫌いの子達に
”「学校の授業と同じように」に縛られず”
いかにスムーズに、いかに効率良く、いかに夢中にさせて時間を忘れさせるかということにひたすら注力するようになりました。
つまり、できる限り負担を少なく、嫌悪感を抱かせずに勉強を勉強と思わせなければスムーズにできるということに気づいたのです!
通信講座使ってます!
我が家は学校へ通っていた頃から通信講座を利用しています。
理由は田舎だから。笑
本屋さんが近所にあって、頻繁にフラッと寄ることができる距離であれば、問題集やドリル、参考書や読み物なども実際にパラパラめくってチェックできるので、子供たちに合った問題集やテキストなどを選ぶことが出来ますが、我が家は田舎のため近所の本屋さんまで車で軽く30分。
わざわざ行った先の本屋さんの品揃えもショボく、選べるほど種類もありません。笑
ネット購入の場合は、ジャケ買いになってしまうので いくら口コミで調べても、なんたってうちの子達の勉強嫌いは半端ないので、一般的な口コミがほぼ当てにならず、当たり外れのリスクが大きすぎる!
ギャンブル性高すぎなんです!笑
我が家の勉強レベルで目指している学力では、ぶっちゃけ通信講座でなくても今のところ全然問題ないのですが、このような理由で毎月定期的に届く通信講座を利用しています。
印刷して使える無料プリントなどもたまに使いますが、ベストな問題を探すことに時間を費やしがちで私が面倒になってしまう。
市販ドリルも似たような問題をずっとやるパターンはやる気を削ぐし、逆に範囲の幅が広すぎる問題集は分からないをスルーしがち。
いまいち「コレ!」というものに巡り会えていません。
その点通信講座は要点をギュッとまとめて簡潔に説明と問題がまとまっていて、毎日の日課になるように飽きない程度にほどよく繰り返し反復があること。
分からないままにせず月毎に単元をしっかり抑えれるところは「とりあえずコレだけやっとけばいいか」と思えるので、私はお気に入りです。
通信講座は確かにややコストはかかります。
しかし言っても数千円。
1冊1000円前後で、アタリ(嫌がらずにできるもの)が見つかるまで何冊も購入したりする方がうちの場合もったいなく、無駄なコストがかかっていました。
今まででも、レビューを見て購入してみたものの、うちの子たちには全然ハマらず手もつけないような問題集はたくさんありました。
もったいなくてほとんどメルカリで売りましたが、だいたい一度は手をつけてみるので1ページ〜3ページくらいだけやっちゃってるんですね。
お陰様で売値も安いという悪循環。
まじでもったいない。笑
かといって、ページをプリントアウトしたり裁断したりなんて気の利いたことは私にはできません!笑
何冊もバラバラと問題集を購入しては失敗していた経験もあり、そのような手間やストレスもないことから、効率よく学べる通信講座はホームスクーリングになった今も進んで継続利用しています。
勉強はどの程度?
家庭学習は家庭によってその量は全然違うと思います。
受験などを考えていれば、小学生のうちからしっかり勉強を主体に頑張っていることでしょう。
我が家の場合の勉強テーマは「最低限」
あえて勉強として取り組むのは国語と算数。
小学生の国語と算数の基礎知識だけは小学生のうちにしっかりつけておきたいと思っています。
しかし、その先は受験も視野にはありませんし生きていければいいと思っています。なぜなら私と旦那も学歴全然なくても問題なく生きてこれたので。笑
子供たちが大きくなってくるにつれてやりたいことや目標が見つかれば、自然と進んで勉強しだす。
それに合わせた勉強もサポートしていけばいいと言う考えです。
意欲的であれば先取りもガンガンやりますが、そうでなければ最低限で構いません。
学校の勉強に関して飛び抜けた学力は望んでいませんし、100点じゃなくても全く問題ありません。
ただ、今はホームスクーリングです。
子供たちは「いつかは学校に行くかも」と言っていて、その「いつか」は来るか来ないか分かりませんが、もし急に来たときにスムーズに順応できるように、その学年で学ぶ国語と算数の単元勉強だけは最低限やることにしています。
私が現段階でタブレットより紙教材を選んでいる理由
最近の通信講座には、タブレットと紙媒体があります。特に最近はタブレット学習が主流となっていますよね。我が家も通信講座でタブレット学習をとり入れていた時期もありました。
しかし結果、タブレット学習は辞めて あえて紙教材を選んで継続受講しています。
その理由は単純。
タブレット学習に魅力を感じなかったから。
親にも子にも魅力たっぷりに作られているタブレット学習ですが、うちの場合はあまりメリットを感じられませんでした。
まずタブレット学習のメインと言われるメリットをあげてみます。
タブレットなので感覚的にやる気が出る
無学年学習ができる(先取り、遡り可能)
ゲーム気分であちこちに楽しめるしかけがある
ご褒美ポイントやご褒美ゲームでやる気アップ
書き順など動画で見れる
自動で丸付けをしてくれる
親が勉強状況を把握できる
もっとあると思いますが、一般的なところはだいたいこんなところでしょうか。
このメリットに対して我が家の子供たち場合、
勉強は勉強でさっさと終わらせてゲームはゲームで自由に遊びたい。
嫌いな勉強にゲーム要素を求めていない。
説明や例題が丁寧なため、長く感じて飽き出す。
結局集中できてないし説明を聞いてない。
そもそも勉強嫌で最低限しかやらないため、先取り、遡りに取り組まない。
彼らにとっては、あくまで勉強用端末の認識であり、楽しめる仕掛けに興味がなく、付属のアプリなどもほぼ遊ばない。
ご褒美につられない。ご褒美がやる気アップに繋がらない。
答えを間違えると指摘され直されたりスムーズに進めなかったりでイライラしやすい。
タブレット学習にも関わらず、完璧主義が故分からないところで母ちゃんコールが続き1人でできないから結局つきっきりになる。
結局一緒に問題をやるため機械の丸つけが一切意味がない。
こんな感じだから、そもそも勉強状況の把握は既にできている。
システム上、学校で習った方法の解き方しか正解にならないため、多様な考えに対する自由度が少ない。
国語の読み取りの答えや自分の言葉で書く際に答えの正解の幅が狭い。
選択問題は考えることを諦めて適当に正解が出るまで連打しまくりで意味ない。
このようにタブレット学習のメリットとなるはずの部分が、うちの場合は真逆で全然メリットになりませんでした。
それでも良問も多く、楽しんで出来るはずの仕組みのはずなので手放してしまうのはもったいないような気がして、メリットを全く活かせてないとは思いつつも1年弱ほど受講していました。
しかし惰性でやっていたタブレット学習をもう辞めようと思ったのです。その決定打となったことが2つありました。
一つは、正解か不正解しかないので、間違ったときに容赦なくバツがつくこと。これがうちの場合子どものやる気をめちゃくちゃ削いでしまっていたから。
もう一つは、漢字や数字など字をかく際に、きれいな字を書かないと読み込まなかったり、書いたのにズレてバツになったりたりすること。
きれいな字を書く練習にはもってこいですが、うちの場合はきれいな字以前に書くという行為が既に苦痛。
それを頑張ってやっと書いたのに、丸になることがほぼ無い。
特に漢字やひらがなのハネ、止め、はらいのジャッジが厳しくて常にガチギレしていました。
これで毎回やる気はゼロに。
親目線の感想としては
「惜しいね!ここをもうちょっと!」と言う△的なグレーなニュアンスがないので、うちの子達には向いていないと思いました。
結局機械から間違えを指摘されたくないため、いちいち私が呼ばれ確認してくるからタブレット学習の意味がなさすぎるんですよね。
うちの場合、タブレット学習はやる気アップどころか、逆にやる気を削いでしまう勉強方だと気づいてからはずっと紙教材を選ぶことにしています。
紙に対してのデメリットはゴミが出る、遡れない、先取れないなどあるようですが、うちの場合そこにデメリットを感じることはありません。
私が紙教材に感じるメリットは、
自由に好きなところに好きなように書ける。
しっかり落ち着いて自分のペースで考えながら解ける。
答えに幅が持てる。
丸付けする人(私)がいい答えだね!と思えばいくらでも丸にできる。
バツも助言次第でフォローしやすい。
怪しい答えも△の対応ができるからやる気を削がずに答えを引き出しやすい。
やる気が出ない時や書くのが嫌になってしまったときに書かない選択も出来るし口頭で答えることも可能。
自動で答えが浮き出てくることはないので終わらせるには自力で考えるしか無い。
書き出してみると紙教材にはこのようなメリットを感じます。
何より、全てが子どものペースに合わせやすく子どもの様子を見て、いくらでもさじ加減でどうにでも出来るというところが、我が家の子たちの勉強方に適しているなと思ったことが、私がタブレットより紙教材を選んだ理由です。
加えて、このデジタル時代だからこそ、あえてやっぱり紙に書くという行為は改めていいなと思うのです。
筆圧の加減や繊細な部分も鉛筆と紙ならではの感覚じゃないでしょうか。
裸足で大地を踏み締めるわけではないけど、ある意味そのような感覚があって、言霊ではないけど何か文字から伝わってくるものもある気がするんです。
スピリチュアルっぽいけど、紙に書くということは松果体を刺激するような何か直感的な行動に感じたりするのです。
もっと現実的なことで言えば、書くという行為でアウトプットすることは、思考力や認識力を育て、多様性な考え方を持てるようになる気がするんですよね。
最近で言うところのSTEAM教育の【科学、技術、工学、リベラルアーツ、数学】に基づき、思考力だけじゃなく創造性、想像力、感性、センスなんかも伸ばすんじゃないかなと。
あくまで私のイメージですが。笑
普段からゲーム、ユーチューブとデジタルに囲まれる生活をしているからこそ、うちのような場合はココはあえてタブレットを選ばなくてもいいんじゃないかと思ったのです。
今の世の中、故意的にアナログも取り入れていきたいし、私はこうゆうスピリチュアルっぽい感覚も大切にしたいと思ったことも紙を選ぶ理由の一つでした。
超余談ですが、敢えてアナログも取り入れたい我が家は、鉛筆削りは電動じゃなくてグルグルタイプを選んで使っています。
以前遊びに来た子が「家に電動のしかなくてグルグルバージョン使ったことないからやりたい!」と言うので、新品の鉛筆と鉛筆削りを渡すと喜んで削り出し、結局鉛筆一箱分全部グルグルして削ってしまった子がいました。
大人の目線では今から新しく鉛筆削りを買うとなった時、電動かアナログかなんて、もはやどうでも良いことです。
どちらか選ぶとなると、今の時代の感覚ではとくに考えることもなく電動を選ぶパターンも多いと思います。
しかし子どもは大人達が思っている以上にグルグルを楽しんでいます。笑
こんなシチュエーションを目にするたびに、面倒や手間と感じることは経験値の高い大人価値観であって、子どもは普段の身近な生活から些細なことですら学びを得てるんだなと思うのでした。
かなり長くなってしまったので、実際に利用してきた具体的な教材についてはまた書きますので、興味あったら是非フォローもお願いします♡
長々とお読みいただきありがとうございました😊
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