ミヤワキヨウスケ

よっしゃ〜

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初期衝動、終盤

今年の春で28歳になりました。 世間的にはどうなんだろう、きっとまだ中年ではないよね。 かと言って新しい時代を担っている感覚もない。ほんの数年前まではひとりもいなかった、”若い子たち”が街中に溢れかえった。 誰かの物差しはさておき、どうやら僕は僕のことを若いとは思っていないらしい。 昔はよく文章を書いた。きっと今より自分を表現する幅がうんと少なくて、それでもどうにか発散はしたいから、大して得意でもない文章にわざわざ縋っていたんだと思う。すがるってこんな字なんだ。糸を追いか

    • 九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"不快感早押しクイズ~人生大会~"

      九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "不快感早押しクイズ~人生大会~" ー僕は幸か不幸か背が高い。相当に高い。数字にして192センチ。あんまりいないよね。多分。 僕は自分より大きい人をまだ町中で見たことがない。 統計的に見ると、190センチを越えている日本人男性は全体の0.07%しかいない。 1年間で空き

      • 九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"目次まであと三ページ"

        九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "目次まであと三ページ" ー世界にはワクワクを増幅させるいなせな言葉が沢山ある。焦らしつつも、そう遠くない未来にある幸福を感じさせてくれる、そんなComing Soon慣用句が大好きだ。慣用句の使い方合ってるかな。まあいいか。言葉は紡いだ者に権利があるからね。僕が今後使う

        • 九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"僕は走っている"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "僕は走っている" ー街中でよく走っている人を見かける。ダイエットかな、運動不足解消のためかな。ひょっとしたら大きな大会が控えているマラソン選手かも。彼らは皆、一様に走っている。身体的にはもちろん、精神的にも、走っているのだ。 彼らは決して歩くことはない。そんな野暮なこ

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"万物の揚げ足を取りたい"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "万物の揚げ足を取りたい" ー万物の揚げ足はウケるから取ったほうが良いけれど、万物の揚げ足を取るヤツだと思われてはいけない。 いや、マジで。きつい。君は今何歳だ? 15歳ならまだ良い。余裕で良い。揚げ足が見えてくる年頃だろう。気になるくらいの方が健全だ。 鬱屈とした、

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"万物の揚げ足を取りたい"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"センス、シュール、パワフル"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "センス、シュール、パワフル" ーセンスあるって思われたほうが嬉しいに決まってるし、それっぽい振る舞いをするのは分かる。 僕だってそうだ。センスがあるっぽく思わたい。 ただ、この願望は何があっても見破られてはいけない。もしバレてみろ、真逆扱い真っ逆さまだぜ。 だから

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"センス、シュール、パワフル"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"暗黒秘密結社「コーヒーブレイク」"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "暗黒秘密結社「コーヒーブレイク」" ーコーヒーはエロかったり下品だったり節操が無い。チンポコあみだクジ過ぎる。 缶コーヒーはだめですよ。お下劣。残念ながらポイ捨てランキング2位。いくら卑猥でも街を汚しちゃあ、いけないよ。青姦ドリンク。部屋でヤれ。 ちなみに1位はエナ

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"暗黒秘密結社「コーヒーブレイク」"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"※この(文)章は一人称を使わずに書かれています"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "※この(文)章は一人称を使わずに書かれています" ー僕はどれだけ大層なご高説を承ったとしても、ソイツがフルーツ好きなら何も響かない。 わざわざフルーツを好き好んで食べるような輩に、僕のことなんて何も分からないからだ。 普通、フルーツなんて食べない。まともに生きていたら食

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"※この(文)章は一人称を使わずに書かれています"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"寂しさを舐めてはいけない"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "寂しさを舐めてはいけない" ーそれならば、腹痛も舐めてはいけない。 考えてみてくれ。 寂しさに耐えられず息絶えるうさぎだって、うんちを食べる。 ここから寂しさとうんちは同義だということがわかる。 寂しい夜があるでしょう、やりきれない、耐えられない夜があるでしょう。

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"寂しさを舐めてはいけない"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"聞いたとかじゃないけど、知ってる"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "聞いたとかじゃないけど、知ってる" ー聞いてるはずなのに知らないことも、結構ある。 どうやら僕は税金を払っているらしい。所得税とか、住民税とか。 もう社会人生活も長い。何年も税金を払い続けているし、言うまでもなく聞いたことはある。 それなのに給与明細をもらう度、税金の

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"聞いたとかじゃないけど、知ってる"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"あの世の肉"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "あの世の肉" ーあの世はいま、どれくらい技術が発達しているんだろう。 書類の電子化は進んでいるのかな。まだペーパーレスは早いか。どうだろう。 普段目にするあの世は、随分と古い時代のものだ。 最初に誰かが言い出してから、まるでアップデートされていない。 でもあれだけ人が

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"あの世の肉"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"俺、酸素ボンベ要らんねん"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "俺、酸素ボンベ要らんねん" ー僕は人より、どうしてそうあるのか、意味を考えてしまう性格だと思う。意図がわからないと、どれだけ魅力的であっても困惑してします。無意味なことは嫌いじゃないし、むしろ大好きだけれど、難しい。 今日の帰り道の話。 最寄りのコンビニ内に設けら

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"俺、酸素ボンベ要らんねん"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"「やや不思議ちゃん」とは何か"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "「やや不思議ちゃん」とは何か" ー誰かにそう見られたいがために、多少の無理をすることはあると思う。少なくとも僕はそうしている。 割と多くの人がそうしているんじゃないだろうか。元来の性格なんて突き詰めると分からなくなってしまうんだから、おおよその理想像を設定し、チューニ

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"「やや不思議ちゃん」とは何か"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"要らない応援を忘れろ"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世がまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "要らない応援を忘れろ" ーよかれと思っていたとしても、何でもかんでも受け入れられやしない。 愛情は万病に効く特効薬ではない。凶器にも余裕でなる。 思いやりだってそうだ。 思いやりはすべてを包み込んだりはしない。 例えばそうだな、死にまつわるものは避けられる。生きてい

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"要らない応援を忘れろ"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"変なパン屋が増えますように"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世にまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "変なパン屋が増えますように" ーこれはもう、本当に勝手な願望ではあるけれど、変なパン屋は無自覚に変なパン屋であってほしい。 自分の届けたいパンを追求した結果、変なパン屋になっていてほしい。 地域の人に愛され、笑顔の溢れる食卓を演出したいと、心から願っていてほしい。

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"変なパン屋が増えますように"

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"「好きなタイプは?」って聞いてくんな"

          九月くんの著書、『走る道化、浮かぶ日常』を読んだ。本書を通じ、この世にまた少し平和になった。ページをめくるたび鳩が一羽、また一羽と羽ばたき、読み終わる頃にはひと握りの愛と大量のフンだけが僕の手元に残った。 "「好きなタイプは?」って聞いてくんな" ー僕は結構、不毛な会話が好きだ。だから何だってんだよ、と締めくくるしかないような取り留めのないやり取りだけ繰り返したい。 反面、何となく人となりが伺える質問は少し苦手だったりもする。 パーソナル診断質問界最弱の「犬派?猫派?」も

          九月著『走る道化、浮かぶ日常』感想。"「好きなタイプは?」って聞いてくんな"