789,790,791日目 真面目にMECEに考えられる人はあまりいない
MECEの考え方は非常に大切です。
しかし、フレームワークの一つとして知っている人は多いですが、実際の業務をMECEに整理することが出来る人はあまり見かけません。仕事をテキパキ捌く人でも苦手なことが多いです。
なぜ、MECEは苦手な人が多いのか?
理由の一つに訓練不足があります。
MECEを解説している本が簡単な問題しか扱っていません。
これらの解説書は3つの大枠に分けています。
なぜ、3つなのか?
3点にまとめると良いプレゼンになる、
取り合えす、3点と言えば納得してもらいるなど
根拠もなく「3つに分ける」ことが前提条件になっています。
まず、3つに分けることをやめましょう。
2つでも、4つでも、5つでも考える対象によって大枠は変わります。
前提条件ではありません。
次に考えられるのが、色々な整理の仕方があるということです。
例えば、顧客セグメントを考える場合に、
性別で分けてから、年代で分けるのか?
年代で分けてから、性別で分けるのか?
どちらも間違えではありません。
MECIになっています。
正解がいくつもあります。
性別が先か、年代が先かは、正解の中から正解を選ぶ問題となり、「どっちでもいいじゃん」と思考が停止してしまいます。
正解ならこれで終了と深く考えることをやめてしまうのかもしれません。
でも、1番多いのは、何も考えてない人、誰かが整理してくれるだろうという人達がほとんどかもしれません。
もしかすると、真面目にMECIできるだけでもかなり市場価値の高い人材なのかもしれません。