841日目 コミュニケーションパスを意識しよう
コミュニケーションを取りながら
業務を進めて行く場合に注意すべきなのは、
コミュニケーションパスです。
コミュニケーションパスとは、
人がコミニケーションする場合の「経路」です。
AさんとBさんの2人でコミュニケーションする場合、
AさんとBさんを繋ぐ線は1つしかありませんので、
1通りのコミュニケーションパスしか存在しません。
Aさん、Bさん、Cさんの3人で
コミュニケーションする場合は、
AさんとBさんを繋ぐ経路、
AさんとCさんを繋ぐ経路、
BさんとCさんを繋ぐ経路、
の3通りのコミュニケーションパスが存在します。
Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人で
コミュニケーションする場合は、
AさんとBさんを繋ぐ経路、
AさんとCさんを繋ぐ経路、
AさんとDさんを繋ぐ経路、
BさんとCさんを繋ぐ経路、
BさんとDさんを繋ぐ経路、
CさんとDさんを繋ぐ経路、
の6通りのコミュニケーションパスが存在します。
n人でコミュニケーションする場合は
n(n-1)/2通りのコミュニケーションパスが
存在することになります。
例えば、10人でコミュニケーションする場合は、
10x(10-1)÷2 = 10x9÷2 = 45通りの
コミュニケーションパスが存在することになります。
人数が3人ぐらいであれば、あまり意識する必要はないですが、4人以上になると二次関数でコミュニケーションパスが増えてしまいますので、
「そんな話、聞いてない。」
「なんで勝手に話が進んでるのか?」
「そんな問題が発生していたのか?」
「なんで同じ事を別のエクセルで管理しているんだ?」
と言い出す人が出てきます。
どうすれば良いのか?
問題点はコミュニケーションパスが
二次関数で増えてしまうことです。
このような問題が発生しないようにするためには
一次関数にすることが必要です。
10人でコミュニケーションする場合は
10通りのコミュニケーションパスにすることです。
どうすればできるのか?
1対1でコミュニケーションする事をせずに、
常に1対nでコミュニケーションする事です。
大人数で実施する業務では、
個人間で電話やチャット、メールをやめて、
掲示板上でコミュニケーションする事で可能になります。
掲示板は昔から2chとかで使われていた
コミュニケーション手段です。
TeamsやSlackの投稿機能を使えば実現できますね。
人に情報を伝えるのではなく、
掲示板に情報を載せて、
掲示板に情報があることを通知する
という手段でコミュニケーションする。
こう言ったコミュニケーションが必要となります。
コミュニケーションパスを意識していない人が
問題が発生した時に「個別に調整しましょう」
という人がいますが、
結局、どんな調整をしたのか共有されず問題が発生するのです。
業務では発生するコミュニケーションはオープンにして個人間での調整事項も公開して行くことで改善されます。
「そんな話聞いてない。」
「なんで勝手に話が進んでるのか?」
「そんな問題が発生していたのか?」
と騒ぐ人がいても、
「え?投稿見てないですか?」と返せば良くなり、
無駄な報告もなくなります。
「なんで同じ事を別のエクセルで管理しているんだ?」という質問発生しにくくなり、発生した場合でも、
「AのエクセルとBのエクセルは同じ事を管理しているのか?」
と質問の質が上がるようになります。
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