609日目 大企業の社長がやるべき事は何か?
大企業の社長は何万人いる従業員と一人一人向き合うことは現実的にできない。
大きな経営判断も取締役会で最終判断され、スピーディに独断できない。
暴走しようとしたら、すぐに解任や辞任せざる得ない状況に追い込まれる。
社員1人1人と向き合うことも難しいし、独断もできない。
何をすれば良いのか?
やることは2つ。
1つ目は経営の理念・ビジョンを定め、それに向かうために従業員がどのようなメカニズムで動くべきか示すこと。
理念やビジョンはあっても、どのような行動をすると、前に進めるのかを示さなけれ意味がありません。
行動する際も個人プレーでなんとかするのではなく、組織としてどのような役割で、どのように動けばよいのかを示す必要があります。
従業員が
どうやってやったらいいのだろう?
何をやったらいいのだろう?
と思うようではダメです。
行動する際に誰もが迷うことなく「こうする」というレベルのフレームワークが必要です。方針や指針は不要です。具体的な行動方法を示す必要があります。
2つ目は、利益が出てくる会社の仕組みを隅々まで理解し、効果的な改善を促すことです。
大企業の場合は、歴史があり、業務プロセスも複雑に絡み合って、手をつけようとするとかなり大変な改革をしなければいけないため、
「そんなことより、売上を増やそう」
と誰も着手していないことがあります。
また、着手していたとしても、副業的にやっているだけでいつまで経っても終わらないでダラダラとやっている状態になっている可能性があります。
大きな改革をする時は、現場任せにせず、トップダウンで迅速に対応する必要があります。
収益構造を理解した上で、売上が少なければトップセールスに行き、スピードが遅ければ、分散している承認プロセスを削減していく、コストが下がらないのであればその要因を隅々まで調べさせれば良いのです。
そうすれば、従業員1人1人が問題を発見し、解決に向けて取り組み出すでしょう。
ゴルフと接待をやっているような老害は若い人を味方につけて時代遅れを追い出し、新しい未来へ駆動する組織に変革させる必要があります。
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