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画像で一句の会

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「画像で一句の会」会員の皆さんが詠んでくださった、素敵な俳句•短歌を蒐集しているマガジンです。
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ゆらゆらしたい。

ゆらゆらしたい。

見慣れたその顔を、私はちゃんと知っているはずだった。

目の前でスマホ画面を見つめるその顔は、何度も話し、何度も一緒に笑ったよく知っている顔だった。
ふいに彼女の顔から力が抜け、感情が動いたのがわかった。

スマホから目をはなし、私に向けられた顔。
知っているはずのその顔を見て私は動揺した。

「この人って、こんな顔してたっけ?」

全体像ではなく、目元だけを見つめすぎたせいかもしれない。

でも

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ファッションショーに相応しい私は東コレに行った。

ファッションショーに相応しい私は東コレに行った。

先月の中旬位だったろうか。私の元にメッセージが届いた。それはファッションショーへの誘いだった。

私ほどのオサレになると度々ファッションショーに呼ばれることはあるが、その誘いは大関からだった。

どれくらい前の話だったか記憶が定かではないがファッションブランドを立ち上げる話を聞いていたことを思い出してきていた。

私が「大関」と呼んでいるのは大相撲元大関の六代目小錦八十吉のことである。私と大関には

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🌸休み明け思い出せない元のキャラ🌸

🌸休み明け思い出せない元のキャラ🌸

こどもの夏休みにあわせて
おやすみをもらっていたパート。

休み明けに出勤して今日で3日目。

私、どんなキャラでしたっけ?

休みの間noteに集中しすぎてもう
よくわかりません。

なぜなら、私はすぐ忘れる女だからです。

休みの間、みんなずいぶんいろんなことがありました。

みんなの子どもも大きく成長したようです。

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珍しく仕事中の話でパイナップル頭

珍しく仕事中の話でパイナップル頭

なぜそれを選んだのだ。

その日、各種の研修が並んだWEBページをみていた。それぞれ、概要とともに講師の写真が添えられている。

眺めつつ、心の中でコメントする。これは初心者向けだな、これはちょっと毛色が違うかな、これはハワイで、これは前に受けたやつと似ている、これは同僚に紹介しようか、などなど。

・・・ハワイ?・・・ホワイ?

何が私をハワイに連れて行ったのでしょう。答えを探して画面を戻ります

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ヨコハマふたり旅

ヨコハマふたり旅

娘と一緒に
横浜へ遊びに行くことにした。

横浜と行っても広いので
どこへ行こう?と思って、
横浜に詳しい長男に
おすすめスポットは?
と聞いてみた。

ランドマークと中華街くらいしかないよーー

まぁひどく
やる気のないオコタエ。

なんじゃそりゃ。
そんなわけないだろう。

しつこく聞き出してみたところ、
「大さん橋」
がおもろいよ。
母さんたちがおもろいと思うかは
わかんないけど。
とのこ

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一筆申し上げます

一筆申し上げます

ワールド・ブルー物語スピンオフ作品
『一筆申し上げます』台本

○路地裏・ティコのお立ち台の陰(夕刻)
        路地裏のいつもの喧騒がふと止んでいる。
        寿司柄スカートを身につけ、うつむきがちにお立ち台によりかかるめぐみティコ。
        コニシ木の子が足早に近づいてくると、足音に気がついて顔をあげる。

ティコ「あっ、課長!
           お忙しい中、お呼び立

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渋谷de画像で一句

渋谷de画像で一句

いつぶりだろう…

すごーく久しぶりに
渋谷へ行った。

中2の娘が

推しのイベントに行きたいんだけど
渋谷なんだよねーー

と言っていて、

あぁ!渋谷はね!迷子になる街よ!
古い記憶しか持ち合わせていない
こんなオバサンでよければ
お供しましょう!


のこのこ
着いていった。

懐かしのスクランブル交差点。
ずいぶん様変わりしている。

スクランブル交差点と言えば
三千里薬品
と思ってた

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画像で一句の会

画像で一句の会

うれしいな
ことしもメロンをもらえたよ
メロンの苗もみてもらえたよ

どうしよう この胸のざわめき おさめるライフハックを私は知らない
(自由律俳句)

できました おうちのにわにどっぐらん ことしのなつは たくさんあそぼ🐾
#画像で一句の会

大好き!国立民族博物館〜違いをもっと知りたくて〜

大好き!国立民族博物館〜違いをもっと知りたくて〜

こんにちは、ぷるるです。
私にはとーっても好きな博物館があります。その名は

国立民族博物館・・・通称みんぱく

文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関なのですが、一般市民向けに博物館も運営しているのです。

つまり・・・

世界の民俗文化を一度に味わえる、とってもナイスな場所!

しかも今年は創設50周年のため、面白い企画が催されていたのです。
こりゃあ行くしかありませんぞ!

とい

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三年間。no+eの街の路地裏で「なんのはなしですか」と叫んでいた。

三年間。no+eの街の路地裏で「なんのはなしですか」と叫んでいた。

皆様ご存知の通りnoteの街の世界には、このような言葉があります。

だれもが創作をはじめ、
続けられるようにする。

この言葉を真摯に受け止め、且つ真面目に本気で力の限り三年間かけて、ありとあらゆる方法でこれを実践した話を書きます。

真実か嘘かの言及も致しません。強いて言うならば「なんのはなしですか」と感じていただければと願います。

はじまりは一つの言葉でした。「なんのはなしですか」という言

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