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アラフィフ歌会始~更年期を楽しむビタミンエッセイ~

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加齢を華麗に!更年期を幸年期に!動悸をドキドキ&ワクワクに! 日々、変わりゆくココロやカラダを感じながら、今日という日を無事に迎えられる喜びを明日へのエネルギーに変え、「とにかく…
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#エッセイ

第40首:まだできる もうできないの せめぎ合い 気持ちの問題?! どんなもんだい?!

第40首:まだできる もうできないの せめぎ合い 気持ちの問題?! どんなもんだい?!

いちど立ち止まってみた…

今の自分は日々の積み重ねでできあがっているので、従来から大きく変わる出来事に遭遇しないかぎり、10年前、20年前とは“さほど変わっていない”と思い込んでいます。
でも、ひさーしぶりに会った人や、ひさーしぶりに出向いた街などを見ると
「うわっ…変わったなぁ…」
と思います。
つまり、小さな変化の中に居ると、人はその変化に気づけないということなのでしょう。

以前なら、駅の

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第39首:愛してマス! 大好きデス!の 指ハート 元気の元は トキメキサプリ

第39首:愛してマス! 大好きデス!の 指ハート 元気の元は トキメキサプリ

夏が暑すぎて、元気で乗り切るのに必死でした

のぼせ・ほてりに悩まされ、お気に入りの日帰り温泉のサウナにすら入れなくなった更年期の女にとって、今夏の酷暑は修行以外の何物でもありません。
外出するたびに体力消耗を感じ、無事に秋まで生き延びることができるか心配しながら過ごしてきました。
アラフィフの私ですら健康維持ギリギリの環境です。昼間、街ですれ違うご高齢の方に「(外に出るのは)今じゃなきゃダメです

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第38首:コレ大事!!  付箋に手帳に スマホにと  書いて忘れる やることリスト

第38首:コレ大事!! 付箋に手帳に スマホにと 書いて忘れる やることリスト

記憶力の低下に抗う若かりし頃の習慣

お醤油がなくなった、洗剤がなくなった…ということは、家庭の台所を仕切る私にとって重要事項なのに、スーパーへ行くとすっかり忘れて余計な物ばかりが買い物カゴに収められます。
自己嫌悪に押しつぶされそうになってすぐにメモを取ることにしたのですが、気づいた瞬間に残そうとするあまりに、書き留める場所をメモ帳・付箋・スマホ…とあちこちに書き散らかしてしまい、結局、どこに書

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第37首:酷暑でも 必ず冬は やってくる 千変万化の 世に風まかせ

第37首:酷暑でも 必ず冬は やってくる 千変万化の 世に風まかせ

2023年の夏はものすごーく暑いですね

“暑い、暑い”と言うのもそろそろ疲れてきましたが、今年の夏は本当にキビシイですねぇ…。
電気代が上がったといわれているのにエアコンを消すタイミングがみあたらず、来たる請求書の金額を怖くて見ることができませんでした。我が家は集合住宅で、インターフォンのモニターで消費電力とかかった電気料金をチェックすることができるのですが、今回、勇気を出して確認したところ、な

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第36首:結婚は 良い所より 短所みて 相互理解の 平和条約

第36首:結婚は 良い所より 短所みて 相互理解の 平和条約

トキメキフィルターを解除する婚姻届

自由を求めマイペースを貫き、結婚にはまったく不向きだと思っていた私にとって結婚生活はドミノ並べに似ています。わずかな刺激で一気に倒壊するような綱渡り状態を続けながら、なんと知り合って25年以上が経ちました。まさに、ギネスに挑戦!の心境です。

契約時は、とりあえず「お互いにずっと一緒に生きていこう」と信じるのが結婚です。当初は、この契約への不安はあまりなかった

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第35首:二十歳(ハタチ)から あれよあれよと 過ぎていき 時の尊さ 知る五十代

第35首:二十歳(ハタチ)から あれよあれよと 過ぎていき 時の尊さ 知る五十代

20代の頃は「今がずーっと…」と思っていました

自分のこれからについて全く考えていなかった20代。
考えていないというより、考える必要がないくらい人生にまだ余白があると思い込んでいました。
そこからあれよあれよと時は経ち、30代、40代…気づけば50代の峠も越えようとしています。

幸せなことに、20代の頃の私は自分のコトだけ考えていればよい環境にありました。30代、40代は家庭と子育て、そして

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第34首:チリツモで  ちっちゃな「良かった」  集めれば   ぼんやり気づく  幸せの意味

第34首:チリツモで ちっちゃな「良かった」 集めれば ぼんやり気づく 幸せの意味

意識すれば小さな「良かった」がアッチにもコッチにも!

SNSを見ると語気を荒げた不平不満や誰かを叩く言葉が横行しているし、テレビのワイドショーを観れば悲しい事件や事故、不祥事や災害のニュース…。うっかりネガティブパワー触れつづけると、いつのまにか心病んでしまうこともあり得ると思うのは私だけでしょうか。

…そんなわけで、私はテレビをほとんど観ません。
SNSではかわいい動物や推しからの発信、お笑

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第33首:ひと言を 添えたい気持ちを ただ堪えて 黙って見守る 親の心よ

第33首:ひと言を 添えたい気持ちを ただ堪えて 黙って見守る 親の心よ

子育て卒業し、親の頑張りはただ「耐える」ことだった…

子どもが高校を卒業し20歳(今は成人は18歳ですが)を迎えた時に感じた子育て卒業の解放感はいつでもどこでも踊り出したい気分でした。
子育ては、最も難易度が高く逃げ出すことができない修行のようなものであるのと同時に最も幸せを得られるという人間の営みの中で希少&貴重なものなのかもしれません。
卒業に至るまでの道は紆余曲線、試行錯誤、暗中模索、はた

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第31首:曲がり角 迷い間違え 遠回り おかげで楽しむ 新たな景色

第31首:曲がり角 迷い間違え 遠回り おかげで楽しむ 新たな景色

私のまわりの方向音痴さん

昔、『話を聞かない男、地図の読めない女』という本がヒットしました。

初版が2002年。
20年以上前に読んだので内容はほとんど忘れてしまいましたが、男脳と女脳の特徴を面白く教えてくれる本だったと思います。自分は女なのですが、この本によるとだいぶ男性脳寄りだと思ったことを覚えています。
 
この『歌会始』の可愛いイラストを描いてくれているtwomoonsさんは、この本の

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第32首:別れぎわ またね!や今度!の 次はない 一日一生 尊い時間

第32首:別れぎわ またね!や今度!の 次はない 一日一生 尊い時間

時間もお金も人間関係も…浪費しました

久しぶりの友人との再会。別れぎわに「またね!」と笑って手を振りますが、私は50を過ぎたころから、心の中で(これが最期かもしれない)と思うようになりました。寂しい話ではなく、あくまでも時間とご縁の尊さを思うようになった…ということです。
すべてのことに無駄なことなんてないとは分かっていますが、若いころの自分を振り返ると、いろんなことを浪費していたなぁ…と思いま

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第26首:朝イチで ホッコリ動画に 癒される これが私の やる気スイッチ

第26首:朝イチで ホッコリ動画に 癒される これが私の やる気スイッチ

ユーザーへおすすめ機能が初めて役に立つ

朝のルーティンを終え、コーヒーを淹れてひと休みの時間に、Twitter やInstagramのおすすめを見るのが習慣になっています。というのも、おすすめのほとんどが、動物の癒し動画か世界のおもしろ動画ばかりだから。
ユーザーのアクションを解析して好みのコンテンツを出す機能は、自分のことを盗み見されているようで気に入らないのですが、わざわざ探さなくても、私好

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第20首:いつだって なりたい私に シフトして 我が身助ける 妄想力よ

第20首:いつだって なりたい私に シフトして 我が身助ける 妄想力よ

ディズニーよりも魅力的な夢の世界

20代のころ、ニューヨークで暮らしていた友人の元へ何度かお邪魔させてもらいました。彼女のご尊父様の家はニューヨーク郊外のいわゆるアッパークラスといわれる方々が暮らす街にあり、ロバート・デニーロとメリル・ストリープ主演の『恋に落ちて』(1984)の舞台にもなった駅、そして、豊かな自然の中に点在する大豪邸があっちにもこっちにも…。
「末は博士か大臣か?」ではなく「末

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第19首:あと少し もうひと口の 甘い罠 美味いんだもの 仕方ないでしょ

第19首:あと少し もうひと口の 甘い罠 美味いんだもの 仕方ないでしょ

GW後から言い始まる恒例の「痩せなくちゃ」

セーターがシャツ一枚に、シャツ一枚が半袖に…
温かくなり薄着になると、必ず気になる我が豊満ボディ。
“ダイエット”や“痩せ”という言葉が口に出るのは、毎年GWが明けたころ。全く結果を出せないくせに、よくもまあ同じことを言えるものだと自分自身に呆れますが、長い冬の間に、来たる春や夏のことを考えて行動できるくらいなら、こんなカラダを世の中に晒していません。

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第18首:熟睡の 膝上猫に 遠慮して 仕事進まぬ しもべの我よ

第18首:熟睡の 膝上猫に 遠慮して 仕事進まぬ しもべの我よ

世知辛い世の中 愛猫に癒される毎日…

人間はこの地球において最も高等な生物…だそう(?)ですが、私は完全に愛猫のしもべとして生きております。
いくらお気楽な性格な私でも、この世の中で生き抜くにはそれ相応のエネルギーと辛抱強さが必要です。でも、猫をひとたび抱くだけで全身は癒しのオーラに包まれ、急速に気力・体力が戻ってくる…まるで急速充電器のように…。
ペットと暮らしていて、似たような感覚を味わった

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