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第18首:熟睡の 膝上猫に 遠慮して 仕事進まぬ しもべの我よ


愛猫は私のココロの充電器♪

世知辛い世の中 愛猫に癒される毎日…

人間はこの地球において最も高等な生物…だそう(?)ですが、私は完全に愛猫のしもべとして生きております。
いくらお気楽な性格な私でも、この世の中で生き抜くにはそれ相応のエネルギーと辛抱強さが必要です。でも、猫をひとたび抱くだけで全身は癒しのオーラに包まれ、急速に気力・体力が戻ってくる…まるで急速充電器のように…。
ペットと暮らしていて、似たような感覚を味わったことがある人は少なくないと思います。ウチのコが一番カワイイ世界一、いや、宇宙一カワイイ…と堂々と言える親バカでも周囲は微笑ましく見てくれる…のがペットです。

愛猫のケンセイは『私信、まるです』のまるちゃんファン

我が家の三男坊ケンセイ(健生)は、パソコン前で集中する私の膝の上にピョンッと飛び乗って、まずはまぁるくなってゴロゴロ…(猫が丸くなるだけのスペース(太腿)があるということです…)。そのうち、むっくりと体を起こしてモニターに向かって顔を上げ…「ねぇ、見せて!」の顔を見せる。定番は『私信、まるです。』のまるちゃんの動画を見ます。
この時、私はどんなに追われていても仕事は中断(しもべなので…)。
そんな毎日に私はどれだけ助けられているでしょう。

初めてのドッグランは、我が子の保育参観に似ていた!

周りを見ると、猫はもちろん、ワンちゃんやインコ、ウサギや亀(日本昔話か?!)など、いろいろなウチのコに癒されている人が多いです。

友人のS女史が飼っているパグのリクくんは、S女史夫妻にとっては愛息です。人懐っこく穏やかな性格のワンちゃんで、一度会えばみんなイチコロ。

人懐っこくて食いしん坊のリクちゃん

先日、友人と一緒にドッグランに連れて行ってもらいました。ネコ飼いにとっては未経験ゾーン、私は初潜入!ですから興味津々です。

都心のドッグランですがなかなかの広さ。芝生が生えた敷地は小型犬ゾーンと大型犬ゾーンに分けられていて、かわいい服を着たワンちゃんたちが嬉々としてゾーン内を飛んだり走ったりしています。
多くの飼い主さんたちの大半はカップル。ワンちゃんにとってのパパ&ママ。休日だったせいか、お一人参加の飼い主さんは男性(つまりパパ)が多かったです。これはまるで、
「せっかくの休日だからウチのコはオレに任せてママはひと休みして♪」という、小さなお子さんのいるご家庭の休日に似ています。

初対面のワンちゃんたちでちょっとした絡み合いがあると、すぐさま飼い主さんたちが駆け寄ってきて互いの飼い主さんに「すみませ~ん!」と言いながら、優しく見守る…。
「あれ?この雰囲気、どこかで感じたことがあるような…」
どこを見回しても微笑ましい姿ばかり。かわいいワンちゃんそれぞれに個性があり、見ていて飽きない。気づけば足元に、見知らぬキュートなコがテケテケ…と近寄ってきて私にスリスリ♪
…この既視感は・・・
「アレだ!」
我が子の初めての保育参観(もう15年以上も前のこと)を思い出しました。
あぁ…愛しい。

いのちのエネルギーに癒される

世の中は、やれAIだ、Chat-GPTだといって、テクノロジーを使いこなせない人間は時代に取り残されたオワコンだという風潮が大波となって寄せてきていますが、人間は血の通った生き物です。賢いことを考え、立派なことを言って、合理で生きていこうと思っても、結局は、自分の都合通りには動いてくれない、何にも役に立たない、ただただ面倒がかかる、抱くと温かいウチのコに救われているのです。
ロボットや仮想空間に癒される人もいるかもしれませんが、愛情ホルモンの一種であるオキシトシンの放出音が脳の奥から聞こえてくるような体感は、いのちのエネルギーからしか得られないと私は思っているのですが、どうでしょうかねぇ…。

我が子の言いなり…ペットならOKね!

これをタイピングする私の腕の上に、愛猫ケンセイは小さなあごを乗せて無理矢理に寝てやる!空気を出しています。
「ママの腕枕がずっと動くから寝づらいよ~。じっとしていて!」
ときどき、小さな手を私の手首の上に置いて押さえつけてきますが。
「ハイハイ…すみません!」
こうなると私はしばらく動きをとめ、両手でしっかり抱きかかえると彼は膝の上に丸くなり、スヤスヤと寝息を立て始める…のが午前中のルーティン。

結果、仕事にならない。
それでもいいんです。幸せなんです。

スキルなんて、パフォーマンスなんて、オンスケなんて、どーでもいい!
ハッピーで、ハートウォーミングで、ピースフルが大事!

世の中に出回る、騒がしい声を聞く必要はないんです。
癒しの空気に浸ってゆったりとした時間の流れに身を任せていると、余分な物事ばかりに埋め尽くされている世界が遠のいて、疲弊した心身がエネルギーチャージされていきます。
ウチのコと過ごしていると、自分が一番大切にしたいことが「愛」だということがはっきり解る。だから、何でもないゆるやかな日常が何よりもと尊くてありがたいということを心から感じるのです。

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