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旅と暮らしのエッセイ。暮らすように旅する日常 🕊

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暮らすように旅する滞在記。ADDressで、家を持たない多拠点生活をしていたときの記憶です。旅先での日々の暮らしから芽生えた感情や気付きを綴っています🕊
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#旅エッセイ

もうひとつの”京都”へ。綾部での豊かな里山暮らし。

もうひとつの”京都”へ。綾部での豊かな里山暮らし。

12月初旬に、京都の北部にある綾部市を訪れた。京都が大好きでたまらなくなって移住した私なのに、京都市外への地域の魅力を全然体感していないなあ、と感じていたところに、シブヤ大学さんが主催するプログラムに参加。京都市街とはまったく別の、ただただ穏やかで優しい空気を感じられて、またひとつ京都の魅力に気づけた2日間になりました。

京都駅から特急まいづるに乗車し、約1時間。綾部駅からは小さなコミュニティバ

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淡路島の青い海に恋をして

淡路島の青い海に恋をして

GWに、淡路島へ1泊2日の旅をした。天気がよくて、まるで恋をするかのように、淡路島の青い海に魅せられて。また大好きな場所が1つ増えた、そんな旅の記憶です。

飛び込んでくるのは、青と緑の世界三宮の駅前でレンタカーを借りて、明石海峡大橋をわたり、淡路島へ。長い長いトンネルを超えた先に、あっと驚くような青い青い海が飛び込んできて、誇張でもなく「わぁ!」という声が自然と漏れてしまう。

太陽にあたって水

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2022年の振り返りを写真とともに

2022年の振り返りを写真とともに

あっというまに年末になってしまった。12月は何かとバタバタしていて、2回も体調を崩した。実はいまも絶賛かぜっぴき中で、喉の痛みと戦いながらこうやってnoteを書き始めている。でも、やっぱり今年のうちに振り返れるものは振り返りたい。きっと年が明けて2023年になると、振り返るよりも「目標」だとか「抱負」に気が向きがちになってしまうから。「過去を振り返る」、振り返ることで気づきを得る、そんな時間を確保

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2022年暮らした街の回顧録:福岡・大濠公園

2022年暮らした街の回顧録:福岡・大濠公園

1年間家を持たずに旅するように暮らしてきた私が、2022年に暮らした街を振り返る回顧録エッセイです。当時書いた日記やnoteを読み直し、さらに「今感じること」を付け加えたようなもの。多拠点生活の中で、奇跡のように出会った街に感謝の想いを込めて。じっくりと丁寧に書いていきます。

2021年の暮らした街を振り返ったnoteはこちら。

𓂃𓈒𓏸

3月の後半半分は、福岡へ。去年の11月に初めて福

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2022年暮らした街の回顧録:東京

2022年暮らした街の回顧録:東京

1年間家を持たずに旅するように暮らしてきた私が、2022年に暮らした街を振り返る回顧録エッセイです。当時書いた日記やnoteを読み直し、さらに「今感じること」を付け加えたようなもの。多拠点生活の中で、奇跡のように出会った街に感謝の想いを込めて。じっくりと丁寧に書いていきます。

2021年の暮らした街を振り返ったnoteはこちら。

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3月の2週間を東京で暮らした。地方出身で大学でも

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2022年暮らした街の回顧録:神奈川・小田原

2022年暮らした街の回顧録:神奈川・小田原

1年間家を持たずに旅するように暮らしてきた私が、2022年に暮らした街を振り返る回顧録エッセイです。当時書いた日記やnoteを読み直し、さらに「今感じること」を付け加えたようなもの。多拠点生活の中で、奇跡のように出会った街に感謝の想いを込めて。じっくりと丁寧に書いていきます。

2021年の暮らした街を振り返ったnoteはこちら。

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神奈川県の西部に位置する小田原市。なんとなく小田

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2022年暮らした街の回顧録:神奈川・鶴巻温泉

2022年暮らした街の回顧録:神奈川・鶴巻温泉

1年間家を持たずに旅するように暮らしてきた私が、2022年に暮らした街を振り返る回顧録エッセイです。当時書いた日記やnoteを読み直し、さらに「今感じること」を付け加えたようなもの。多拠点生活の中で、奇跡のように出会った街に感謝の想いを込めて。じっくりと丁寧に書いていきます。

2021年の暮らした街を振り返ったnoteはこちら。

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静岡県から海沿いを移動、神奈川県に入り「鶴巻温泉

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2022年暮らした街の回顧録:静岡・用宗

2022年暮らした街の回顧録:静岡・用宗

1年間家を持たずに旅するように暮らしてきた私が、2022年に暮らした街を振り返る回顧録エッセイです。当時書いた日記やnoteを読み直し、さらに「今感じること」を付け加えたようなもの。多拠点生活の中で、奇跡のように出会った街に感謝の想いを込めて。じっくりと丁寧に書いていきます。

2021年の暮らした街を振り返ったnoteはこちら。

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2022年に初めて訪れた街として印象に残っている

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1年間家を持たずに暮らした私が家を持とうと思った理由

1年間家を持たずに暮らした私が家を持とうと思った理由

私はこれまでの1年間、家を持たずに日本全国のいろいろな街で暮らす、多拠点生活をしていた。いわゆる世間的には「アドレスホッパー」といわれる類のライフスタイルだ。

もともと、「移住先を決めたい」と思って始めた多拠点生活だったので、当たり前だけれど、将来的には「好きな街に定住する」ことがゴールだった。だけど、「じゃあ、なぜ、いまこのタイミングだったのか」については、あまり考えたことがなかった。理由を深

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秋の訪れをじっと「見る」

秋の訪れをじっと「見る」

秋。私の大好きな季節。私の生まれた季節でもある。そんな秋がだんだんと深まっていく日々。

私は秋の訪れをじっと「見る」ことにした。「感じる」だけで通り過ぎるのはなんだかもったいないから、少し立ち止まって「見る」。今年はそんな心の余裕がある気がして秋の心地いい空気を存分に吸い込んでみることにする。

たとえば、朝の空気。部屋に太陽の光がさんさんと差し込んできてあたたかいはずなのに、窓を開ければひんや

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余白の時間を愛せる街

余白の時間を愛せる街

尾道の街に来たら、ついつい嬉しくて無駄に街を歩き回ってしまう。路地に迷い込んでみたりして、ひたすらに坂を駆け上る。歩いていると、毎日同じような写真を無駄に撮りたってしまうし、無駄に海を見ながらぼけーっと何もしない時間を過ごしてしまう。無駄に早起きをして海から昇る朝日を見たり、無駄にゆっくりとオレンジに染まる夕焼けを見たり。尾道に来ると、本当に<無駄>な時間が多いように思う。

けれど、尾道に来ると

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27歳、旅する暮らしをして得たこと/28歳のこれから

27歳、旅する暮らしをして得たこと/28歳のこれから

今日、28歳の誕生日を迎えた。ついでに言えば、noteへ初投稿をしたのが2年前の誕生日だったよう(noteからの通知で教えてくれた)。

文章がまだまだ幼くてなんだかこっぱずかしいけれど、私が今この旅するような暮らしをしているのも、フリーランスとして働いているのも、大好きな街に引っ越しをしようとしているのも、このときの私が頑張ってくれたから。そんなことを思うと、このちょっと幼い文章でさえも愛さずに

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大好きな街に戻ってきたときの気持ちをなんて表現しようか

大好きな街に戻ってきたときの気持ちをなんて表現しようか

大好きな大好きな街に戻ってきた。ホームに降り立った瞬間、街のあの空気を感じた瞬間、ふあっと潮の香りが漂ってきた瞬間。

そんな瞬間がいくつも重なり合って、なんだか懐かしいような、けれど懐かしいほどに私はこの街にいたことはないのにな、みたいな形容しがたい気持ちを覚えた。

すっかり時間が経っていたようにも思うけれど、あのとき私が心奪われた景色、感じたことはつい昨日のことのようにありのままに思い出され

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いつまでも、どんなときでも見ていたくなる景色に会いに

いつまでも、どんなときでも見ていたくなる景色に会いに

10ヶ月ぶりに愛する街・尾道に戻ってきた。最高に天気がよくて、海がキラキラしていて、心地いい海風が揺れていて。そんな日にしまなみ海道の島、生口島をぐるっと巡ったので、写真とともに振り返っていきたい。

耕三寺博物館・未来心の丘まず生口島に到着してから訪れたのは、耕三寺博物館・未来心の丘。インスタで検索をすると必ず出てくる、あの白いオブジェ。こんないい天気に行ったら白も映えていい感じだろうな~と思い

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