脚本家・今井雅子📻聴き逃し配信中「世界から歌が消える前に」📚11/30座・高円寺リーディングフェスタ
今井雅子作「膝枕」外伝、ななめ上行くナビ搭載膝枕ナビコシリーズまとめ。
5月31日からClubhouseで朗読リレー(#膝枕リレー)が続いている短編小説「膝枕」の正調、アレンジ、外伝まとめ。
映画『嘘八百』シリーズにも出演、「ええ声のムダ使い」が激しいナレーター藤本幸利さんにあて書きしたシリーズ。
Clubhouseでの朗読にどうぞの今井雅子作品を発掘しやすいようにまとめました「『膝枕』と派生作品」「さすらい駅わすれもの室」「クリスマスの贈りもの」マガジンもどうぞ。他のエッセイnoteも朗読歓迎。
2021年のクリスマスの時期にNHK FMで放送された青春アドベンチャー「世界から歌が消える前に」が3年ぶりに再放送された。 1話15分、全5話。らじるらじるでの聴き逃し配信は放送から1週間。毎日1話ずつ消えていく。間に合う回からつかまえてほしい。聴き逃しが消える前に。 クリエイティビティとは?「世界から歌が消える前に」はオリジナルドラマ。演出の山崎涼子さんが企画を通した後で、脚本開発の声をかけられた。山崎さんのプロットには「クリエイティビティはどこへ」とタイトルがついて
このnoteで公開している作品は、2021年5月31日から朗読と二次創作のリレー(通称「膝枕リレー」)が続いている短編小説「膝枕」の派生作品、「膝枕ナビコシリーズ」の新作です。 noteの投稿企画「#いい歯のために」を知り、歯のないナビコが歯に衣着せずにナビ主に言い募る話を書いてみました。 膝開き(初演)はフジコさんにお願いします! 今井雅子作「膝枕」外伝 膝枕ナビコ「口臭いを駆逐しますか?」の巻N ナビ搭載膝枕ナビコにお預けを食らい続けて1年22か月目の休日の朝。独り
新聞を読んでいたら「写欲」という言葉が目に留まった。写真を撮りたい気持ちにさせる被写体という意味らしい。 それで言うと、「流しのMCフジモト」シリーズのモデル、藤本幸利さんは「書欲」をかき立てる人だ。 知り合ったのはclubhouseだが、その前に『嘘八百 京町ロワイヤル』に出演されていて、すでに作品ではご一緒していた。さらに『嘘八百 なにわ夢の陣』にも出演されている。その一方で、noteで発表しているインディーズ作品でも遊んでもらっている。 藤本さんの現場でのトホホ話
「ドラキュラとあかいチョコレート」の「スイート篇」と「ビター篇」はこちら。 ドラキュラの大好きな「ち」のつくもの2024年のバレンタインデーを過ぎた頃にnoteで公開した「ドラキュラとあかいチョコレート」。ドラキュラの話ということで、ハロウィンにあわせて、あらためてお知らせした。 膝枕erでもある長良真里さんが、「ちょうだいな」「チャーミング」というフレーズが「ち」で始まることに魅力を感じるドラキュラさんになぜか切なくなったという感想を寄せてくれた。 食べられなくても心
※11/21追記。こちらでご紹介している『いつかみんなでごはんを』に収録されている「虫を素手で触る母は、時々、大の虫嫌いになる」の章を柏書房さんのWebマガジン「かしわもち」にて試し読みできます。 「noteのはるさん」の初エッセイ集「はるさん、本が出るみたいですよ」 わたしがnoteを始めるきっかけをくれた西田梓さん(noteはこちら)から9月の頭にメッセージがあった。 碧月はるさんの初めてのエッセイ集『いつかみんなでごはんを─解離性同一性障害者の日常』のことだ。
下間都代子さんと広瀬未来さんの朗読会「旅するふたり」に書き下ろした「桜の木の下で」の開発過程(依頼を受けて思いつき→プロット→当日の様子)と脚本冒頭部分を無料でお読みいただけます。clubhouseでの朗読歓迎。 🌸10月25日(公開初日) 9名の方にご購入いただきました。 🌸10月26日(公開2日目)、購入された方が10名になった記念に「初稿は迷って2パターン」の章を立て、「花びら編」と「タイムカプセル編」のラストを追記しました。 なぜあの人はあて書きしやすいのかナレー
「今日すごくショックなことがあって」 バルの隣の席で彼女が切り出した。 「午前中、イベントに呼ばれて紙芝居をしてきたんですけど、投げ銭がたった310円で」 彼女はプロの紙芝居師だ。 ハロウィンが近いので、カボチャ大王が出てくるオリジナル紙芝居をやった。カボチャ大王に送り込まれたモンスターをみんなで声を合わせてやっつけた。盛り上がった。期待した。ところが、カボチャ色のバケツに入れられた投げ銭は、10円が1枚と50円玉が2枚と百円玉が2枚だけだった。あわせて310円。
この夏、日本劇作家協会の会員になった。 会報の名前は「ト書き」という。 ト書きとは。 ✔︎脚本は「柱」「セリフ」「ト書き」からなっている ✔︎柱はカメラの位置と照明を指定。セリフは役者がしゃべること(息や表情を指定することも)。それ以外がト書き。 とわたしの脚本講座では教えているが、戯曲では柱を立てずに「ト書き」の中で場所や時間帯を指定するのが一般的なようだ。 歌舞伎台本で《ト義経立ち上がり》のように役者の動きを指定することから、「ト書き」の名がついたらしい。 「
戯曲アーカイブとは「戯曲デジタルアーカイブ」を知ったのは2023年だった。 2022年末から2023年の始めにかけて、育成×手話×芸術プログラムのろう・難聴者向け「脚本創作塾」の講師を務めた。その縁で、同じ主催者によるデフアクター養成講座の修了公演を見せてもらった。そのとき事前に「こちらで上演作品の戯曲を読めます」と案内があった。 劇作家名や戯曲名、上演時間、上演人数などで目当ての戯曲を探せる。 あの人の戯曲が読める! 舞台を見たあの作品の戯曲がある! そこは何百
「事件現場に刑事が駆けつけると、玄関にトンカツが置いてあった」 凶器はトンカツある日、弁当屋の店先で「激安コッロケ」のPOPを見かけた。 「コロッケ」と脳内補正して意味は取れるが、コロッケのほうがカラッとしておいしそうだ。 SNSでそのことをつぶやくと、「天然うぎな」という看板を見たという書き込みがあった。 開放感のある「な」が濁音の「ぎ」と入れ替わると、活きが悪そうになる。高級感も薄まる気がする。 「うぎな」に呼ばれて、さらなる反応があった。「うさぎ」という名の
noteで「今日のあなたに」と入試関係のnoteをおすすめされるようになった。 受験noteってこんなにあったっけ。 増えたのか? 今まで知らなかっただけなのか? 特に東大受験についてのnoteを勧められる。 東大受験noteってこんなにあったっけ。 増えたのか? 今まで知らなかっただけなのか? それとも、このnoteを書いたから? 去年東大で行われた七大戦での応援団演舞演奏会のことを書いたnote。長らく塩漬けにしていて、公開したのが今年の春だった。 トウダイを
「うんざりがに」という言葉を流行らせようとしているが、どうも流行りそうにない。と嘆いたのは2003年のことだった。「うんざりがに普及運動」と題した9月1日の日記の中で。 うんざりがに普及運動きっかけは、猛暑とわたしの弾丸トークのたたみかけに参った21年前の夫が、「もう、うんざりがに!」と悲鳴を上げたこと。 当時夫はオクラを「オクラホマミキサー」、ミョウガを「ミョウガン君」(という同級生がいたらしい)などと呼んでいたので、そのノリでダジャレが飛び出したのだろう。 「うんざ
放り込むスピードに出すスピードが追いつかず、noteの下書きが189になった。毎日ひとつずつ公開しても半年かかる。 いちばん出口に近いものはどれだろうと探したら、「もじもじ回文」というタイトルが。ひらがなの文字を読み込んだ回文をポストカードっぽくしてみたもの。回文家コジヤジコさんの何かのツイートを見て真似したのか思い立ったのか、ある日Twitterで立て続けに上げた覚えがある。一日だけのおたわむれ。 かわいいわ、「か」ななめな「な」かなりむりな「か」いろいろくろいろ「い」
17年前のメソポタ「想像力という酵母が働くとき」というタイトルの日記を掘り起こした。日付は2007年6月12日となっている。17年前のその日は火曜日だった。 以下、その日記をnoteに転載する。「数日前に言われた言葉」が何だったか覚えていないし、「メソポタ」もこのとき以来使っていなくて忘れていたし、パンもしばらく焼いていない。 ✏︎ ✏︎ ✏︎ ✏︎ ✏︎ ✏︎ ✏︎ 茨城のり子さんの
不定期に書いているシナリオ・トレーニング、略してシナトレ。前回はこちら。 頭かしっぽか真ん中か電車に乗る代わりに、ひと駅歩いていたときのこと。 買い物用のコロコロを引いた年配らしき女性が前を歩いていた。 と、わたしの脇をかすめてコロコロの女性に駆け寄る人影があった。女性の前に回り込んだその人も女性だった。歳の頃は60代前半といったところか。 「どこかでお会いしたこと……」 追いついた女性がコロコロの女性に言った。走って息が上がっているせいか、ハキハキと聞こえた。
あるアマチュアテキスタイル作家の軌跡を辿る回顧展について書いたひとつ前のnote「色とりどりの糸の下で─大住正子回顧展」の中で「アマチュアとプロの線引き」に触れた。 これまでのnoteでも度々取り上げている「どこからがプロなのか」。そう言えば、このテーマで下書きに熟成させていたnoteがあった。 フリーランスのフリーって無料のことだと思われてる?という話。 フリーランスの相場仕事のオファーが来て、お金の話になるたびに思う。 こんなとき、マネージャーがいてくれたら。