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Clubhouseでの朗読どうぞ

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Clubhouseでの朗読にどうぞの今井雅子作品を発掘しやすいようにまとめました「『膝枕』と派生作品」「さすらい駅わすれもの室」「クリスマスの贈りもの」マガジンもどうぞ。他のエッ…
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記事一覧

能登を想う─桜の木の下で

下間都代子さんと広瀬未来さんの朗読会「旅するふたり」に書き下ろした「桜の木の下で」の開発…

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「ち」のつく幸せ─ドラキュラとあかいチョコレート「ビタースイート」篇

「ドラキュラとあかいチョコレート」の「スイート篇」と「ビター篇」はこちら。 ドラキュラの…

起立と規律─「全員、孤立!」

今井雅子作「全員、孤立!」チャイムの音。 日直「孤立、礼、着席」 山田「日直の人、いま、…

交通事故多発のため⬜︎が不足しております

大学4年のことだったと思う。高校卒業まで住んでいた堺(大阪府堺市)の家に帰ると、リビング…

イランでは女性の膝の屈伸は卑猥です

13年前の日記に「膝」が!!clubhouseで2021年5月31日から続いている、わたしの短編小説「膝枕…

「まさかの100日目」から1000日

卒業アルバムって、卒業生じゃない人が見ても、見どころがよくわからない。 とくに進学校では…

部屋が非常に散らかっていますが活気があります

テーブルと床を見分けられないAI朝食の後、テーブルでスマホを見ていた夫がブハッと笑った。 スマホを「見ていた」と書いたが、夫は音声読み上げ機能を使い、目ではなく耳でスマホを見る。 たった今、吹き出すような面白い話が耳に飛び込んだらしい。 台所で洗い物をしていたわたしには、読み上げ音声は水の音でかき消えていたが、ブハッは聞こえた。 「何?」と洗い物を中断して近づくと、 「これ」と手にしたスマホを差し出された。 ロービジョン仕様に白黒逆転させた画面。上半分が写真で、下半

声の女王とズビズビーズ

おことわり。このnoteの主役、ナレーターの下間都代子さんのテツアツ(鉄は熱いうちに打て)精…

虹を描くお仕事─ノアさんのおくりもの

幼い頃の娘が、ある日言った。 「ママにあうまえ、おそらにいたの」 言葉を話し始めた頃にそ…

印度象の印象度

印度象の印象度日本語は面白い。 「象印」をひっくり返すと、「印象」。さらに、「印度象」を…

海と母と女

2010年2月12日公開の映画『バレンタインデー』のパンフレット(劇場用プログラム)に寄せた「…

薔薇園の妖怪

薔薇園の妖怪だったのと彼女は言った。 赤い薔薇だけを集めた庭を歩きながら。 薔薇園の妖怪…

「ち」に飢えるさみしさ─ドラキュラとあかいチョコレート

noteに眠ったままの100本を超える下書きのタイトルを見返した。 書きたいこと、書くべきこと…

藤本が脚本に見えて─流しのMCフジモト「脚本家をヨイショする」の巻

お知らせ。 ✔︎「流しのMCフジモト」シリーズTapNovel版公開 ✔︎9/15(木)22時よりclubhouseにて3部作一挙上演 ツイートから生まれたシリーズ第2作「流しのMCフジモト 両手にキャバ嬢の巻」がClubhouseで初演された翌日、Twitterで前夜の興奮を分かち合っていた。 当時はバックチャンネル(という名のメッセージ機能。通称「紙ヒコーキ」「イカ」)がなかったので、Twitterを飛び交う感想は分量も熱量も今より勝っていた。打ち上げの名残が続いてい