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ただ猫は考える

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死生観 生きるということ

死生観 生きるということ

『ぼくは しんだ じぶんで しんだ~ 谷川俊太郎と死の絵本』というドキュメンタリー番組を観た(2022年2月12日、NHKETV特集)。

子どもの自死という重いテーマの絵本『ぼく』(岩崎書店)を制作する、その道程を描いたものだ。

絵本のテキストを書いた90歳の詩人谷川俊太郎さんと絵を担当する合田里美さん、企画・編集者筒井大輔さん、岩崎書店編集堀内日出登巳さんとの間で2年間のやりとりが繰り広げら

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漱石『草枕』と能

漱石『草枕』と能

《夏目漱石「草枕」の世界》展*¹と能について書いておきます。
私は能は観始めて5年。お稽古をするわけでなく、観て楽しむだけですのでまだ深くは理解できていません。また漱石は中高校生時代に愛読していたのみで文学は専門エリアではありません。非常に浅い内容になりますが、今回は雑感を備忘録として記します。

9月15日、新宿区牛込の「漱石山房記念館」へ行ってきました。ここは漱石が晩年の9年間(明治40年~大

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物語の力、絵の力

物語の力、絵の力

最近気づいた「物語の力」と「絵の力」について記しておきます。
どういう「力」かというと、それは伝える力。響く力といってもいいかもしれないです。
「物語の力」は、ライフストーリー論文を私が担当する大学の授業で扱った経験から、「絵の力」は絵本作家の絵画展に行った体験と、友人のTさんが行っている「インタビュー&アートセッション」の体験から読み解いていきます。

1.物語の力 私は大学のキャリアデザイン学

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65歳の誕生日を迎えるにあたり
自分の年金受給をどうするか考えてみた

65歳の誕生日を迎えるにあたり 自分の年金受給をどうするか考えてみた

老齢年金のお話です。

私は今月迎える誕生日で65歳になり、老齢年金の受給権が発生します。

先月から65歳めがけて終身生命保険の保険料支払終了通知やら市から介護保険証やら諸々の手続き書類が届いていて、今後のファイナンシャルプランを考える節目となりました。私のような自由業(自営業)ですと定年もなく人生の区切りが不明瞭なのですが、手続き書類が届くので何も考えずに通り過ぎるわけにもいかず考えなくちゃと

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映画『東京自転車節』は映像版自己エスノグラフィーか?~阿部真大(2005)「バイク便ライダーのエスノグラフィー」と比較して

映画『東京自転車節』は映像版自己エスノグラフィーか?~阿部真大(2005)「バイク便ライダーのエスノグラフィー」と比較して

映画『東京自転車節』 観てきた。
お薦めです♪
スマートフォンとアクションカメラ「GoPro」で撮った作品というのも興味を引いた。今はこんな装備で映画が撮れるのね!

27歳の主人公で監督でもある青柳拓さんのセルフドキュメンタリー。
実家のある山梨で代行タクシーの仕事をコロナ禍で失い出稼ぎに上京。
彼には映画大学に通った550万円の奨学金返済が重くのしかかっているのだ。
2020年4月上京した青柳

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ポスト・ニュー・キャリア論~「キャリア不活動」という概念

ポスト・ニュー・キャリア論~「キャリア不活動」という概念

先日本学(法政大学)大学院キャリアデザイン研究科のシンポジウムで、木村琢磨教授の講演『キャリア・マネジメントのパラダイム変遷と研究課題』を視聴。充実した内容でまことに興味深かったです。

ニューキャリア論の失敗気づきは、ニューキャリア論(バウンダリレスキャリア、プロティアンキャリア、キャリア自律など)の失敗とポスト・ニューキャリア論。
ニューキャリア論は、80年代の米国で不況を背景に起きた理論であ

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