教育関連の記事の中から気になるニュースをピックアップ。現在の日本の教育事情を解説していきます。お子さんをお持ちの方、教育関係者の方の参考にしていただければと思います。
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#新聞記事
受験は手続きだ! ( 机にコンパス、複数生徒の受験無効 広島公立高の今春入試 対応ちぐはぐで高校側謝罪 中國新聞デジタル4月13日)
https://www.asahi.com/articles/ASP4F5SBDP4FPITB00C.html
その昔、「15の春は泣かせない」という言葉があったことを、読者の皆さんはご存じだろうか。1950年代、誰でもが高校進学できる社会を目指して当時の京都府知事が言ったものだが、広島県教委は、そして、この試験の監督をした教師は、この言葉を聞いてどう思うだろうか。
記事によれば、コンパスは他
こんなことを分かっていなかったのか!(共通テストの記述式、断念濃厚 文科省の有識者会議 産経新聞4月2日)
大学入試改革をはじめとする高大接続改革について、主導した文科省と教育実行再生会議は、今回の記述問題の見送りに際して(まだ決定したわけでは
ないので、そうなれば)、きちんと総括をするべきではないか。
特に、教育実行再生会議は、参加したメンバーの教育現場に対する理解の浅さが問題ではないかと、私は2年前に指摘していた。教育現場や教育の制度的なことをあまり知らない経済人が、自分の頭の中でだけ、色々なこと
なぜ、インクルーシブ教育が必要なのか(特別支援学級の児童を「邪魔だと思う人は手を挙げて」 …小学教員、一緒の授業の場で 読売新聞9月9日)
今回の事件は、特殊な教員がろくでもない対応をした、というだけの事件ではないように思える。学校全体がインクルーシブ教育の意味を理解しているのかどうかに関わる事件ではないだろうか。
多様な人たちが、一緒に活動することがこれから求められていく。その一つとして、この学校も特別支援学級の児童と普通学級の児童が一緒に授業を受けていたのではないか。
だとすれば、この教員は、その意味を理解して授業に取り組むべ