教師のこのような発言は、なぜ起こるのか(児童に暴行、担任が誘導か 「やっちゃいな」と呼び掛け 朝日新聞3月22日)
言語道断!というのは、このような出来事ではないだろうか。教師が、子どもをけしかけて暴力行為を促すなどということはあってはならない。そして、日常的に、教師が言葉の暴力をふるい続けることも許すことは出来ない。
なぜ、このようなことが起こるのか。それは、小学校には「学級王国」を築きやすい形態があるからだ。教師が一人で学級を見ているから、そこに他者が入り込む余地が非常に少なく、チェック&バランスがなされないからだ。
学校に第三者の目が入ることは非常に良いことだと思う。教師の独善的な言動は、随分と抑えられるはずだ。そして、子どもに対する甘えた気持ちも消えていくだろう。第三者が見ているのだから、しっかりとした態度で、教師も子どもたちと対峙するはずだ。小学校の学級王国を止めにすることだ。そうすれば、このようなことは少しは減っていくはずだ。
【教育記事から教育を考える】
2021年3月26日(金) VOL.700
作者:中土井鉄信(教育コンサルタント、合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)