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教育記事から教育を考える

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教育関連の記事の中から気になるニュースをピックアップ。現在の日本の教育事情を解説していきます。お子さんをお持ちの方、教育関係者の方の参考にしていただければと思います。
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#学校教育

基礎基本を徹底する教育をするからこそ、新しい問題が解けるのだ!(全国学力調査、プログラミング初登場  ICTの問題ふんだんに  朝日新聞4月19日)

基礎基本を徹底する教育をするからこそ、新しい問題が解けるのだ!(全国学力調査、プログラミング初登場 ICTの問題ふんだんに 朝日新聞4月19日)

文科省の学力調査に新傾向の問題がどんどん出ることは良いことだ。だが、その新傾向の問題を解くための基礎は、既存の学習科目の中にあることを教師も保護者も忘れてはいけない。

今回出題された小6のプログラミングの問題を見たが、明らかに、算数と国語の融合問題だとしても良いようなものだった。プログラミングという語句が問題の中にあるというだけで、実際は算数の図形が理解され、国語の読解がしっかりできれば解けるの

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特定の職業従事者の犯罪を報道する意味(盗撮に個人情報流出…山梨で相次ぐ教員不祥事 県教委「非常事態だ」 朝日新聞 2月1日)

特定の職業従事者の犯罪を報道する意味(盗撮に個人情報流出…山梨で相次ぐ教員不祥事 県教委「非常事態だ」 朝日新聞 2月1日)

教員の不祥事の報道が、昔より圧倒的に多い。
昔(と言っても、40年前まで)は、それほど教員の不祥事は報道されてはいなかった。それは、昔の方が不祥事が少なかったからなのだろうか。もし、そうであれば、それこそ大きく報道されても良いようなものだ。
そういう比較ができるデータが手元にないので、昔と今の不祥事の件数を比べることはできないが、それにしても昨今、不祥事の報道が多すぎる。

教員という職業が、聖職

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なぜ、18歳から成人なのか?(4月から18歳で「成人」改正民法が施行へ NHKニュース 1月1日)

なぜ、18歳から成人なのか?(4月から18歳で「成人」改正民法が施行へ NHKニュース 1月1日)

成人年齢の引き下げは明治9年に定められて以来初めてで、この春からは18歳になったら親などの同意を得なくても、クレジットカードやローンなどの契約をすることが可能になります。
ほかにも、有効期間が10年のパスポートの取得や、日本と外国、両方の国籍を持っている人の国籍選択、公認会計士や司法書士などの資格の取得、それに性同一性障害の人の性別変更の申し立てなども18歳からできるようになります。一方、飲酒や喫

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わいせつ教員の撲滅を!(わいせつ元教員、復職に自ら「更生」を証明 文科省が厳格化指針 朝日新聞 12月22日)

わいせつ教員の撲滅を!(わいせつ元教員、復職に自ら「更生」を証明 文科省が厳格化指針 朝日新聞 12月22日)

 文部科学省は22日、来年4月施行予定の「教員による性暴力防止法」の運用指針案をまとめ、公表した。わいせつ行為で教員免許を失った元教員が免許の再交付を申請する際、元教員自身に更生したことの証明を求め、医師の診断書を提出させるなど厳格化する。
 
 防止法は今年5月に成立した。これまでは子どもへの性暴力で懲戒免職になって教員免許が失効しても、3年たてば再交付を受けられたが、更生状況などから都道府県の

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この訴訟問題で考えること!(対面授業なし、「制約は当然」学費返還訴訟で大学側 朝日新聞 8月25日)

この訴訟問題で考えること!(対面授業なし、「制約は当然」学費返還訴訟で大学側 朝日新聞 8月25日)

とうとう、このような訴訟が起こったか!というのが、この記事を見た最初の印象だ。学生側と大学側では、多分、求めているものが違うのだ。そして、この問題は、教育に対する中身の問題とも関係するのではないかと思う。つまり、「教えること」をすれば、それだけで教育が全うされるのかということだ。

教える場面に、自分と教師以外の他者が存在し、その他者とのやり取りを通じて、また、その他者の行動を見ることを通して、何

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何かを勘違いしてしまう土壌があるのかもしれない!(小学校校長をパワハラとセクハラで懲戒処分 栃木県教委  朝日新聞8月4日)

何かを勘違いしてしまう土壌があるのかもしれない!(小学校校長をパワハラとセクハラで懲戒処分 栃木県教委  朝日新聞8月4日)

今回の記事を読んで、私は一つの仮説を立てた。教育界における小さな世界の中の上位者(一つの学校の頂点に立つ校長や理事長)は、その所属する小さな世界の中では批判者が出にくいので、自分自身の立場や能力を過大評価しすぎる傾向が強く、夜郎自大になりやすいのではないだろうか、というものだ。

今回の記事から推測すると、校長という立場を利用して、自分の欲望を満たそうと色々なことをやっていたらしいが、そういう自分

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文科省もさることながら、提言機関にも反省を求めるべきでは!(記述式見送りめぐる混乱 文科省に反省求める提言案了承 産経新聞6月30日)

文科省もさることながら、提言機関にも反省を求めるべきでは!(記述式見送りめぐる混乱 文科省に反省求める提言案了承 産経新聞6月30日)

この件について、連続で取り上げることになった。避けるべきだとも思ったが、このような記事を見てしまったら、取り上げないわけにはいかないと思い、コメントをすることにした。(前回記事は最後のリンクから。)

反省するべき対象は、責任管轄の文科省とその当時の担当大臣、その当時の内閣総理大臣ではないか。そして、この提言を文科省に出した、安倍前首相の肝煎りで始まった教育再生実行会議ではないか。

前回も書いた

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こんな茶番があってもだれも責任を取らない!(英語民間試験、導入断念へ 大学共通テスト、記述式も 朝日新聞 6月23日)

こんな茶番があってもだれも責任を取らない!(英語民間試験、導入断念へ 大学共通テスト、記述式も 朝日新聞 6月23日)

大学入学共通テストの目玉の2つである、記述式問題と民間英語資格試験の導入は、結局、断念するようだ。2021年の大学入学共通テストから2つの目玉問題を導入する努力を文科省はしてきたが、各方面から色々と反対があり、また変な会社が発覚し(一部の企業に利益誘導をする会社のように見られた)、記述式問題や民間英語資格試験を先送りした格好になったことは記憶に新しいところだ。そして、2025年には、どうにかこうに

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学力形成にとって大切なことが分かったかもしれない!(休校の影響?小4~5の算数学力低下 埼玉のデータ分析 朝日新聞5月13日)

学力形成にとって大切なことが分かったかもしれない!(休校の影響?小4~5の算数学力低下 埼玉のデータ分析 朝日新聞5月13日)

https://www.asahi.com/articles/ASP5D74YYP5DUTNB00G.html

今回の埼玉県の調査は、学力形成に対して、一つのヒントになるのではないだろうか。昨年の学校の休校時の影響を分析してみると、中学2年生や3年生では、大きな影響は見られないが、小学校4年生や5年生では、大きな影響がみられたというのだ。これは、学力において、小学校の指導が、一つの土台として、機

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義務教育が社会的インフラを形成する!

義務教育が社会的インフラを形成する!

今回は、いつもの記事を取り上げて、コメントを載せるということではなく、日本の教育について、日本の教育がダメではないのではないかということの一端を書いてみたい。

 日本の社会を形作っているのは、当然だが、その文化的歴史的インフラ(社会基盤)だろう。また、社会情勢が大きく揺れた時代、例えば、昭和の戦争前や戦争中、戦後直後は、その文化的歴史的インフラが機能不全に陥っているので(社会に置ける共通の価値観

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教師のこのような発言は、なぜ起こるのか(児童に暴行、担任が誘導か 「やっちゃいな」と呼び掛け 朝日新聞3月22日)

教師のこのような発言は、なぜ起こるのか(児童に暴行、担任が誘導か 「やっちゃいな」と呼び掛け 朝日新聞3月22日)

言語道断!というのは、このような出来事ではないだろうか。教師が、子どもをけしかけて暴力行為を促すなどということはあってはならない。そして、日常的に、教師が言葉の暴力をふるい続けることも許すことは出来ない。

なぜ、このようなことが起こるのか。それは、小学校には「学級王国」を築きやすい形態があるからだ。教師が一人で学級を見ているから、そこに他者が入り込む余地が非常に少なく、チェック&バランスがなされ

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合理的なルールをみんなで創ることが、自治のスタートだ!(下着や髪形「ブラック校則」 過度な制限、見直し求める  朝日新聞2月23日)

合理的なルールをみんなで創ることが、自治のスタートだ!(下着や髪形「ブラック校則」 過度な制限、見直し求める  朝日新聞2月23日)

ブラック校則という、あまりにも合理的でない校則を変えていくためには、子どもたちに自治の練習をさせることではないか。昔の子どもたちは、子どもたちだけで遊んでは、喧嘩をし、仲直りをして、子どもたちの集団を作っていた。それが、子どもの世界に大人がやってきて、管理的な世界を築いていった。

例えば、地域の子どもたちが野球で遊んでいるところに、大人がやってきて、野球チームを作り、大人の道楽にしていった。つま

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学校の教員になりたくなる世間になることだ!(小学教員競争率 過去最低 昨年度試験2・7倍 産経新聞2月2日)

学校の教員になりたくなる世間になることだ!(小学教員競争率 過去最低 昨年度試験2・7倍 産経新聞2月2日)

この30年間の学校の先生に対する政治家、教育評論家、そして企業経営者の非難にも等しい物言いやマスコミの先生叩きが、学校の教師の社会的地位を相対的に低下させたことは間違いない。このことは、公務員にも言えることだ。

そして、学校での様々な事件と、それを隠蔽してしまう教育委員会の無能さをマスコミが報道して、更に、学校現場が大変なことを世間に知らしめた。この一連の、見せしめのような先生叩きの報道によって

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学校が、どんどん商業主義に飲み込まれていく!(埼玉県教委が中学校へのスマホ持ち込み緩和 懸念は? メリットは? 産経新聞1月26日)

スマホを学校へ持ち込んでも良いという意見が出だして、何年たつだろうか。緊急時にスマホがないと困るという意見が出てきて、日常でも使っているからと、どんどんスマホの持ち込みが認められるようになったが、教育という観点から見て、それは、本当に良いことなのだろうか。

もう一度、本当に良いことなのかどうなのかを考えてみるべきではないか。私の一番の危惧は、この問いに、皆さんは、何を思うかなのだ。
「スマホは、

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