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絶対読みたい【創作大賞2024】作品

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「絶対読みたい!超楽しみ!」な創作大賞の応募作品たち。または、記事もしくはXのポストで「タグつけて応援したい!」作品。 自分用のマガジンだけど応援の意味を込めて敢えて公開中のマガ…
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記事一覧

掌編集『球体の動物園』 ゴリラVSイメージ

「おい、ねぇちゃん、俺たちと遊ぼうぜ」  今どき珍しい声の掛け方をされたとき、私の頭の中…

ごきげんとり 第1話

○ 2022年8月 俺がライター仲間の千鶴に頼まれ、九州のこの田舎町にやってきたのが昨年の10…

ミーミー
4か月前
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アヤトビト 第1章

 ふとした時に、鈴の音が聞こえます。  通学途中だったり、仲良くしてくれる先輩とお昼休み…

猫田雲丹
4か月前
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【#創作大賞2024】ドシャえもん第1話

めくれ上がったTシャツから出た腹をそのままに、テレビを見る夫が発した言葉が頭に貼りついて…

はそやm
4か月前
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市役所壁画 1

1.市役所にある壁画 2022年 絵画教室の先生 「せんせー!描けたよー!」 「せんせー、み…

もつにこみ
4か月前
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わたしの子宮は胎児を殺す。

一 風薫る セックスレス、だった。 淡いピンクのインテリアで統一された待合室。女性スタ…

めぐみティコ
4か月前
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涙パレット|1/4

 泣けません。  紅白幕に彩られた体育館で、同級生たちはパイプ椅子をきしませながら、ときおり鼻をすすっていました。  通い慣れた通学路を自転車で駆けることも、仲良しのミカとクラス替えで一緒になれるか心配することも、体育祭で自分の組のバトンが落ちないように祈ることも、文化祭の催しに使うダンボールの束が持ち上がらずに男子の手を借りることも、もうないと思えば私はきっと泣いてしまうにちがいないと思い込んでいました。  もちろん、誰もがみんな卒業式で涙するべきだと考えてはいません。ただ

【小説】家族の存在証明 -前編-

   俺には腹違いの姉がいた。彼女の名前を古くさいと貶していた母が、純子というそれを口に…

兄弟航路
4か月前
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『神隠しの庭で、珈琲を』 第一話:サンクチュアリは嵐の先に #創作大賞2024

第一話:サンクチュアリは嵐の先に  この闇の先には、本当に光があるのだろうか。容赦なく…

「腐るまで待って」第1話【note創作大賞2024】

第一話 ――基本的には私が質問しますので、それに答えていただくだけで結構です。それでは撮…

神様の向こう側(第1話)

 写真立てに切り取られた京香の笑顔は、歳を重ねない。仏壇にふわり漂う白水仙の香りも、小皿…

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小説「ある朝の目覚め」第一章

あらすじ化粧はわたしの「戦闘服」。わたしを強くしてくれる。 内気で感受性の強い自分に「武…

友人の孤独を陽気な天秤にかける。

久しぶりの休日に友人の仕事を手伝うことにした。集められたのは別の友人と私の計二名だ。大き…

コニシ木の子
7か月前
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小説「弦月湯からこんにちは」第1話(全15話)

【あらすじ】 * 第1話 * ──「お目覚めかね、イチコ」  いつもの低いしゃがれ声が聞こえる。肩に置かれた手は、ずっしりと重い。見上げないでも分かっている、そこには獅子頭の男がいる。舌なめずりしながら、私を待ち構えている、獅子頭の男が。  あたりを見回す。いつもの白い部屋にいた。床も、壁も、天井も、どこもかしこも白くて、つるつるしている。換気扇が回るぶーんという音が、薄く聞こえる。夢の中だとはわかっていても、あまり気分のいいものではない。私は、ため息をついて、