2020年4月の記事一覧
【随想】ジュディット・ホテル(2018)
繰り広げられる意味深な会話
色彩とウィットに富んだカットの連続
赤、青、黄
カラフルな積み木が
シーンを追うごとに
積み上がっていく、そんな感じ
しかし
その積み木は徐々にバランスを失い
何者かによる倒壊の危険性を
孕んでいく
夢とうつつの境目は
現実と妄想の境目は
真実と虚構の境目は
もしかしたら
積み木みたいに分かりやすくは
ないのかもしれない
だから
達磨落としのように
きれいに頭
【随想】終末のフール
昨日の爆笑問題カーボーイは
太田さんの小説
『終末のコメディ』の話
人類の滅亡の危機
災害か戦争かウイルスか
何かが原因で、人類は滅亡しかかっている
ウイルスに感染すると
眼球が飛び出て
瞼が閉じられなくなってゆく
瞼を閉じられないとは、
現実から目をそらせない
ということ
アパートの一室
ウイルスに感染した夫婦は
眼球が飛び出し
目を見開き
テレビに釘付けになっている
そこには
世界の様子を報じ
【随想】slice of life
ミニシアター
響きがいい。
コンパクトな映画館。
持ち運びできそうな
組み立て式の映画館。
自転車の後ろにガラガラ乗せて、
寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
今から見てもらうのは
100日後に死ぬワニの物語だよ。
99日まで、ワニのこと、
知らなかったよ。
99日まで、世界線が違ったのかな。
99日目に知っても、
そういう有名なワニが
いるんだくらいで
町ですれ違う人くらいに
気にも止めてなかった
【随想】顔でかいからや
今日はスーパームーン。
月に代わってお仕置きよってことは、
普段月は誰かをお仕置きしているのか。
いつもより月が大きく見える。
じーっと見はられている気分。
月はずっと同じ顔を向けているから、
たまに目をそらしたり、
後ろを向いたりしてくれない。
だから、じーっと監視されているようで。
しかも、スーパームーンは
ぐーっと顔を前につき出しているような感じ。
webカメラを覗き込むテレワーカーの月感。