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  • 21世紀の傑作-デジタル時代のアート-

    美術批評家のドミニク・ムーロンが著書『Masterpieces of the 21st Century』で紹介する50のアーティスト・作品を毎回一人ずつ取り上げる。週1くらいのペースで更新していく予定です。デジタルを扱うアートに関心のある一般の方むけと思います。

  • 未開封のエクリチュールを求めて

    さまざまな規範から逸脱を試みる、言葉による実践ノートです。ジェンダー、人種、国籍、宗教、思想、自由などのアイデンティティ、あらゆるしがらみから失踪したい人向けです。

記事一覧

【怪作ホラー!?】 濱口竜介『悪は存在しない』を読み解く。  —ドゥルーズ『シネマ』を手掛かりに—

はじめに ※最後のおまけだけ有料にしてます。レビューは全てご覧いただけます。 こんにちは、はじめまして。 大ヒット上映中の映画『悪は存在しない』を昨日見てきまし…

100〜
割引あり
IIIbukIII
3か月前
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6. Memo Akten's Learning to See: Gloomy Sunday

はじめに こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。 第6回目の今回は、メモ・アクテンの『Learning to See: Gloomy Sunday』を取り上げます。 この作品はネッ…

IIIbukIII
1年前
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5. Mark Leckey's GreenScreenRefrigerator

はじめに こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。 第5回目の今回は、マーク・レッキーの『GreenScreenRefrigerator』を取り上げます。 この作品はVimeoやYou…

IIIbukIII
1年前
1

4. LuYang's LuYang Delusional Mandala

はじめに こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。 第4回目の今回は、ルー・ヤンの『LuYang Delusional Mandala』を取り上げます。 この作品はVimeoで誰で…

IIIbukIII
2年前
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3.Hito Steyerl's Hell Yeah We Fuck Die

はじめに  こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。 第3回目の今回は、ヒト・シュタイエルの『Hell Yeah We Fuck Die』を取り上げます。 リンクからこの作…

IIIbukIII
2年前
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2.Thomas Ruff's Substrat

はじめに こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。 第2回目の今回は、トーマス・ルフの「Substrat」シリーズを取り上げます。 リンクからこの作品が紹介さ…

IIIbukIII
2年前
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1.Corinne Vionnet's Photo Opportunities

はじめに こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。 今回がこの連載の初っ端になるわけですが、取り上げるますのは、コリーヌ・ヴィオネの「Photo Opportunit…

IIIbukIII
2年前
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0.デジタル時代における傑作アートを紹介

最近、Amazonで『Masterpieces of the 21st Century - art in the digital age』という洋書を、英語もできないくせに、勢いで購入してしまいました。 文章は、ドミニク・…

IIIbukIII
2年前
1
IIIbukIII
割引あり ¥100〜
【怪作ホラー!?】 濱口竜介『悪は存在しない』を読み解く。   —ドゥルーズ『シネマ』を手掛かりに—

【怪作ホラー!?】 濱口竜介『悪は存在しない』を読み解く。  —ドゥルーズ『シネマ』を手掛かりに—

はじめに

※最後のおまけだけ有料にしてます。レビューは全てご覧いただけます。

こんにちは、はじめまして。
大ヒット上映中の映画『悪は存在しない』を昨日見てきました。

 この映画を見たあとに映画評論家がアフタートークをするというので、映画を見た足でそのまま参加したのですが、そこでいろんな方の解釈が聞けたことで、僕なりの解釈というか、妄想も膨らんだので、ラストのシーンをレビューとしてまとめてみる

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6. Memo Akten's Learning to See: Gloomy Sunday

6. Memo Akten's Learning to See: Gloomy Sunday


はじめに

こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。
第6回目の今回は、メモ・アクテンの『Learning to See: Gloomy Sunday』を取り上げます。
この作品はネット上で誰でも見ることができます。
彼のウェブサイトもあるので興味のある方はチェックしてみてください。

作家紹介

メモ・アクテンはトルコのイスタンブール出身で、現在はロサンゼルスを拠点に活動するアーティ

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5. Mark Leckey's GreenScreenRefrigerator

5. Mark Leckey's GreenScreenRefrigerator

はじめに

こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。
第5回目の今回は、マーク・レッキーの『GreenScreenRefrigerator』を取り上げます。
この作品はVimeoやYoutubeなどで誰でも見ることができます。
彼のYoutubeチャンネルもあるので興味のある方はチェックしてみてください。
グリーンスクリーンという単語に興味を惹かれて今回は彼を選びました。

作家紹介

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4. LuYang's LuYang Delusional Mandala

4. LuYang's LuYang Delusional Mandala

はじめに

こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。
第4回目の今回は、ルー・ヤンの『LuYang Delusional Mandala』を取り上げます。
この作品はVimeoで誰でも見ることができるので、是非見てみてください。
カオスな世界観が印象的ですね!
先日、森美術館でいくつか展示されていた作品を見ていたので、ドミニクがどのように紹介しているか気になったので、今回は彼女を選びまし

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3.Hito Steyerl's Hell Yeah We Fuck Die

3.Hito Steyerl's Hell Yeah We Fuck Die

はじめに

 こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。

第3回目の今回は、ヒト・シュタイエルの『Hell Yeah We Fuck Die』を取り上げます。
リンクからこの作品が紹介されているサイトに飛べるので見てみてください。
今回彼女の作品を選んだのは、大学時代に彼女が教鞭をとっているベルリン芸術大学に留学をしようと考えていたことがあったからです。
ただ、ちょうどそのころCovid

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2.Thomas Ruff's Substrat

2.Thomas Ruff's Substrat

はじめに

こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。

第2回目の今回は、トーマス・ルフの「Substrat」シリーズを取り上げます。
リンクからこの作品が紹介されているサイトに飛べるので見てみてください。
ザ・抽象!って感じです。

トーマス・ルフは流石の閠も、名前と一部の作品は知っていました。
大学生時代に知って、とても好きな写真家の一人です。
でも、「Substrat」は初めて知っ

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1.Corinne Vionnet's Photo Opportunities

1.Corinne Vionnet's Photo Opportunities

はじめに

こんにちは、この記事の趣旨はこちらでご覧ください。

今回がこの連載の初っ端になるわけですが、取り上げるますのは、コリーヌ・ヴィオネの「Photo Opportunities」シリーズ(1969年)です。
リンクから彼女のサイトに飛べるので見てみてください。とても綺麗な写真です。

さて、『Masterpieces of the 21st Century - art in the di

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0.デジタル時代における傑作アートを紹介

0.デジタル時代における傑作アートを紹介

最近、Amazonで『Masterpieces of the 21st Century - art in the digital age』という洋書を、英語もできないくせに、勢いで購入してしまいました。

文章は、ドミニク・ムーロンという美術批評家andキュレーターやってるおっちゃんが書いています。内容は、「Masterpieces」と題目にあるように、彼がこの21世紀の作品で傑作だと思った芸術作

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