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業務用(プロフェッショナル向け)機器の技術を核に民生用機器にも別格の性能持たせている会社 その5.03 私の推したい会社 当たり前過ぎて意識しなくなっていること 

 私の推したい会社は、業務用(プロフェッショナル向け)機器の技術を核に民生用機器にも別格の性能持たせている会社です。

 その理由を一言で言えば、業務で使われる程最先端で信頼性が高い技術を民生用に昇華して日々の暮らしの中に活かせるからです。

 

今までの経緯
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 具体的には例えばソニーさん。

 その1.0では民生用の製品は皆さんの染みの少ない放送業務用制作機材に絞ってご紹介し、今後の期待感まで吐露させて頂きました。その辺りはこちらをお楽しみ下さい。

 如何でしょうか。街で見かけるソニーさんの製品とは全くの異なるプロフェッショナル向けの機能美を感じる製品群って素敵ですよね。
 このとんでもない高価な業務用製品向けの技術が民生用にもフィードバックされていると思うと、何かお得感を感じませんか?
 というオチでした。

 その1.1はソニー・インタラクティブエンタテインメントグループさん。研究所が手掛けた際物(きわもの)を民生用、しかもゲーム機という最も大衆ウケするプラットフォームにというお話でした。

 その1.2は、ソニーさんとCBSソニー(ソニー・ミュージックスタジオ)さんの話です。ソニーさんの民生用製品を元に、ソニーさんとCBSソニーさん(ソニー・ミュージックスタジオ)さんが業務用製品を共同開発され、余りの好評のためにその業務用製品は、今ではまるで民生用製品の様に販売されているという珍しいお話でした。

 その1.3は、業務用の可搬型テープレコーダーが、私的な演奏会や鉄道·自然等の生録音のニースに応える形で民生用製品に仕立てられ大ヒットしたというお話でした。その名はカセットデンスケ。

 その2は、鉄道や機械等に用いられる業務用の電気モーターが、家電として掃除機、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの民生品の心臓部として転用されるというお話でした。

 その3は、流体力学と誘導機技術(誘導電動機(モーター)・誘導発電機(発電機)ともに成り立つ技術)から始まり電力インフラやエレベーター等の業務用機器をしつつ、扇風機から始まりエアコン等の民生用機器へその技術を展開されているというお話でした。

 その4は、造船業から始まり鉄道車両、航空宇宙、エネルギー・環境、精密機械・ロボット分野等でプロフェッショナル向けのソリューションを提供されていて、その技術を二輪車、ATV(四輪バギー車)、多用途四輪車、パーソナルウォータークラフト「JET SKI®」といった民生品に生かされいる会社のお話でした。

 その5.00から連作で時計メーカーさんを推したく、その前フリとして時計の歴史をご紹介しました。

 その5.01は、時間軸は明治少し前辺り以降、地理的には日本に絞り今日的な時計の価値についてその背景を共有させて頂きました。

 その5.02は、鉄道網の発達と時計について振り返ってみました。

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 今回は、義務教育の普及と時計について振り返ってみまたいと思います。

 以下は当たり前過ぎて意識しなくなっている程陳腐な内容ですが、網羅性という意味で抑えて執筆しました。赤面する程基本的な内容も恣意的に含まさせて頂きました。

 発散してしまうので今回も時間軸は明治少し前辺り以降、その5.01同様に地理的には日本に絞り今日的な時計の価値についてその背景を共有させて頂きたいと思います。

 明治5年(1872年) 学制の制定によって教育年限を下等小学校4年、上等小学校4年の計8年とし本邦の初等教育は法整備の下でのスタートを切りました。しかし強制力は弱く義務教育の普及と言うには程遠い状況でした。翌年の教育令で最短で16ヶ月通学すればよい、初等教育に準ずる教育を受けていればそれも初等教育とする等と規定され、より現実的な運用とセットで実現可能な初等教育の普及を目指しました。

 明治19年(1886年) 小学校令 で 「義務教育」の文言が初めて登場。義務教育3~4年規定されました。これにより次世代の担う子供たちから時間割の概念が浸透していきました。

 当たり前過ぎて意識しなくなっているかと思いますが、保護者は、その保護している子に九年の普通教育を受けさせる義務が有ります。

教育基本法 第4条 (義務教育):文部科学省

 つまり子には教育を受ける義務は無く、権利があるという建付けです。その辺りの基本的な建付けは短文なので折角ですからこちらで再確認されるのも良いかと思います。

日本国憲法(条文抜粋):文部科学省

 義務教育の普及については以下の簡単な年表位は一生に一度位は目を通しても良いかと思います。

義務教育に係る諸制度の在り方について
文部科学省

 ということで義務教育の普及により、次世代を担う子供たちから時刻と時間の概念が世の中に浸透していきました。学校の時間割のシステムは分単位まで時間認識の精度を上げることに成功していくのでした。

 これにより時計という物が極めて身近な存在となり、掛け時計から懐中時計、腕時計などへの進化·普及に繋がっていきます。


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