愛用の洗濯乾燥機の延命 その6 〜小康を得る 続修理編 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
熟考した上で1度買ったからには大切に…
これが私の大切にしている習慣。
こ20年位前に買ったドラム式洗濯乾燥機。異音からの不動に見舞われてのお話です。
経緯
小手先では改善しない…
買い替えもピンと来ない…
ボールベアリングの寿命か、モーターそのもののシャフトが寿命か… という見立てで、分解して修理するかぁ~と決断。しかし開けてビックリ…
軽いノリでの分解、モーターと台座との固着からモーターへの配線を一本毀損するも、3時間を2クール使って分解完了。ついでに洗面所も綺麗に…
修理。ドラムの軸のボールベアリングは錆びて固着し交換不能だけどベアリングは注油で使える状態に。ブラシレスモーターも至る所錆びて固着していたものの浸透性潤滑剤で処理、有機モリブデン系とフッ素系の油脂で仕上げ小康を得たのでした。
ということで、今回は前回の作業でコネクターからモーター駆動用の配線を切ってしまった後始末です。
普通はコネクターに刺さっている金属製の端子を引っ張り出して、配線を付け直せば済むのですが、小型のニッパーを使って引いたり、引いてだめなら押してみようと反対側から精密ドライバーで押してみたりしましたがどうしても端子が外せません。ならば半田を配線に付けて暖かい内にさっと端子に乗せるというのもやりましたが天ぷら(端子側の温度が上がらず融着しない状態)になってしまい上手くいきません。これで1時間。
仕方なく配線に自動車用のギボシ端子を付けて
強引に端子穴に突っ込むという荒業で何とか導通しました。四角い穴にコーン状の端子をくさびの様に突っ込むだけなので不安定。仕方なく隙間に短いを導線も無理やり2本押し込みテープで固定しました。
何とも素人っぽいのですが…
取り敢えずそれしか思いつかず…
愛用のテスター
を使って導通確認。大丈夫です。通電しています。
ということで簡単に動作確認もし修理完了。
まぁ、小康を得た感じですね~。配線修理の始末が気に入らないのですが、洗濯機が使えないと困るので…
ここまで試行錯誤込みの3時間。
ふぅ。コーヒーブレイク…
2日目なので洗濯乾燥機の構造も理解できて、作業も手慣れて余裕が有ります。後は外した天板やその他の化粧板、洗濯槽扉を清掃して、組み上げるだけです。
散らかっているものの、修理を終えた納得感が最高…
綺麗に整理、仕分けしたネジを確認。
この手の小さなものは混ざってしまったり、無くして探す手間を考えると系統的に整理して保管することが大切です。足元や、手の当たるところに置くとひっくり返してしまうと始末に負えないので慎重に場所選びも…
外して清掃、乾燥させた化粧板などを
組み付けます。
中々開ける機会のない全面の硝子の内面は、自動車や二輪車で仕上げに使っているPlexusで
で処理して封印。
この左の2本の蝶番に固定して
完了。
こちらは丁寧にやっても2時間といった感じでしょうか。
まぁ生まれて初めての洗濯乾燥機の分解清掃と修理ということで、お気に入りのSTARBUCKSのカップにSTARBUCKSのコーヒーを入れて飲みながらゆるゆると。
しかも設計者の意図を鑑賞してという感じ。ですから作業中に液体を手元に置くのは基本的にしないのですが、今回は落ち着いて丁寧にということで自分なりにはご法度を破った感じでの機械いじりでした。
組み上げはとても良い感じでした。
ふぅ…
一呼吸置いて試運転。
見事に復活。イイ感じで静かに回ってるでしょう。とても固着していたとは思えない。勿論脱水まで問題なく完了したのでした。
まぁ、出張修理依頼は回避できたので良しとしましょうか(笑)
ところが…
つづく