晁岳メソッドプロジェクト

SIer業界人間です。現役半世紀近くやっているので、システム開発、プロマネ、SIerマーケティング等を駄法螺ごとを含め晁岳メソッドプロジェクトとして(プレ)公開させていただきますね。

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マガジン

  • 雑感シリーズ プロジェクト/ビジネス

  • 孫子の兵法をプロジェクトマネジメントの観点で翻案したら 解説

    「孫氏の兵法」プロマネ観点で読むとこんな感じかな、といったこと書いていきます。 プロジェクトマネジメントやマネジメントに携わる方々へのヒントになればと思っていますので、ぼちぼちですがお付き合いいただけると嬉しいです。

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    メッソドやメッソドもどき、HowTo等を展開していきます

  • 雑感シリーズ 世間話

    世間の動きで、( -_・)?って思った事を上げていきます

  • 創作

    いろいろな文学的創作をここに入れて行きます

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孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

有名な「孫子の兵法」を読みやすくプロジェクト マネジメント向けに翻案してみました。 プロジェクト マネジメントに興味のある方は一度、読んでみてくださいね。 ※難しいことは書いていないのが「孫子の兵法」です。ただ、文章が短く、現代の文章構成とは違うので少し面倒ですが、この翻案からでもチャレンジしていただければと思います。「孫子の兵法」は現代にも通ずる良いことを書いています。 また「孫氏の兵法」を含め、各種コンテンツや、ドキュメントもそうですが、気に入ったドキュメントは読めば心

    • ハウツーとノウハウ

      <初めに> ハウツーとノウハウと題して、プロジェクトの中でハウツーとノウハウの位置づけまで展開しますね。 ハウツーとノウハウと言っても、いろいろな意味に捉えられるので、まず、ここで言うハウツーとノウハウとは何を意味しているかというところから始めます。 <ハウツー> ハウツーは「やり方」や「技術」と言われますが、「技術」というと範囲が広いので、ここでは「やり方」とします。「やり方」は、「同じ環境下」で誰が何度同じ「やり方」をしても、同じ結果が得られるから「やり方」として

      • 私的解題−14「孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら」の元版

        「孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら」は元版があり、元版はプロジェクトマネジメントの観点で「岩波文庫 新訂 孫子 金谷 治 訳注(33-207-1)」に沿って孫子の兵法を解読したものです。 なので、章立ては岩波文庫に沿っています。また、読みやすく翻案した「孫子の兵法…翻案したら」の元版では、兵法書としての細かな戦術記述であったり、既に記載されている部分の補完記載部分と思われる部分は「…」で省略記載が判るようにしている部分を消し込んでいますので、これを読ん

        • 私的解題−13「用閒篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          とうとう、最後の章に来ました。初めはゆっくりでしたが、終わりは脱兎のごとくですね。 「13 用閒篇」情報収集でのリーダの要件を書いています。 本文に入る前に少し一言。 この翻案ではプロジェクトマネジメントにかかわるエッセンスの部分だけを取り出して翻案しています。ですので、今まででも原文にはあっても翻案がない部分があったかと思います。この「用閒篇」の原文には各種『間諜』の種類や使い方が記載されていますが、他の章と同じように、プロジェクトマネジメントのエッセンスに関わらなさそ

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        孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

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        記事

          私的解題−12「火攻篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「12 火攻篇」障害とリスクマネジメントを簡潔に書いています。 「プロジェクトの障害を短期間で、かつ、最小限のコストで、味方へのダメージを最小限に抑えながら取り除くには、実際に障害を引き起こしているものを排除する等、いくつかの対策があります。しかし、こうした対応を可能にするためには、効果的な条件が整っていなければなりません。また、条件を整えるためには準備が必要で、実行には必ずタイミングがあり、それが読めなければ対応は成功しません。 対応を仕掛けたら、必ず対応に正しく応ずる対

          私的解題−12「火攻篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          私的解題−11「九地篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「11 九地篇」プロジェクト オペレーションの章ですね。 残り三章になりました。さっそく本文に入ります。 「プロジェクトの状況は様々です。プロジェクトがまだ始まっていない状態。まだプロジェクト全体が動ききっていない状態。プロジェクト内でぐずついている状態、プロジェクト全体が危機に瀕している状態。リーダは各々の状態に合わせてプロジェクトをコントロールしないといけません。」 → 各々のプロジェクトの状況の例示を行い、そういう状況の中でもリーダは各々の状態に合わせてプロジェクトを

          私的解題−11「九地篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          私的解題−10「地形篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「10 地形篇」プロジェクトハンドリングのガイドラインですね。 もう少しで最後なのでお付き合いいただければと思います。 「プロジェクトにはさまざまなタスクがあり、簡単なものもあれば難しいものもありますが、各々、対応に応じて利と損失が伴います。リーダは、プロとしてこれらのことを理解しなければなりません。」 → 「プロジェクトにはさまざまなタスクがあり、簡単なものもあれば難しいものもあります」のところは、言われなくても判っています。というところですね。 次が「各々、対応に応じて

          私的解題−10「地形篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          私的解題-9「行軍篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「9 行軍篇」プロジェクトを進めるためのリーダの心得に入ります。 「プロジェクトを進めるに当たっては、目標に到達するための利を勘案して自らの位置を定め、そこから自他のリスクの関係を見ることが必要です。また、自らの目標に到達するための利が常に相手のリスクや損失ではないことの理解も必要です。」 → 「目標に到達するため」には、漫然と進めるのではなく、目標に到達するために必要な「利」(メリットとなるリソースやコスト、タイミング、ポジション等)が取得できるかを考え、その上で自身のプ

          私的解題-9「行軍篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          私的解題-8「變爭篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「8 變爭篇」プロジェクトを取り巻く状況への対応指針とリーダの意識に関しての部分です。 ここでは、前回の「風林火陰山雷」みたいな、漢字一文字でこんなこと言っています。みたいな「判じ物」は出ていませんので、お気楽に読んでください。 まずは 「何か事象が発生して、何かしらの対応を行うにしても、対応を行ってよい場合と対応を行ってはいけない場合があります。新たにプロセスを展開する場合でも、時と場合に応じて、展開してよい場合と悪い場合があります。ですので、状況への対応の仕方を理解し

          私的解題-8「變爭篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          システム開発プロジェクト(PRJ)における成果物一覧

          システム開発プロジェクト(PRJ)における成果物を一覧として羅列記載しました。成果物の漏れ確認以前に、計画時の検討対象選定リストや検討漏れの確認等に使用いただければと思います。 <PRJ成果物一覧>01-----------PRJ背景(文書) 02-----------PRJ目的(文書) 03-----------対象範囲 03-1---------対象範囲:業務機能概略(基幹と周辺) (システム機能マッピング)(フロー) 03-2---------対象範囲:システム機能

          システム開発プロジェクト(PRJ)における成果物一覧

          システム開発における計画書目次一覧:検討対象事項一覧

          システム開発における計画書目次一覧 = 検討対象事項一覧です。 この一覧に記載された内容のすべてを計画書に記載しないといけないというわけではありませんが、計画時の検討漏れの確認等に使用いただければと思います。 <計画書> 01.-------------目的 01-1.----------背景 01-2.----------目的 02.-------------対象範囲 02-1.----------対象範囲 02-2.----------期間 02-3.--------

          システム開発における計画書目次一覧:検討対象事項一覧

          システムリプレース時 必要作業一覧

          システムリプレース時 必要作業一覧:ガイドになります。 完璧という言葉の実現は人生の短さにおいては不可能ですが、べき法則(パレートの法則等)の下では完璧に「近づく」ことは可能です。 システムリプレース時の作業チェック等の参考にしてください。 提供は晁岳メソッドプロジェクトです。 <現行組織環境調査>【目的】業務における既導入システムの運用時の責任分界点を組織の役割・責任及び権限の一覧=職務分掌規定で明確区化する。 ※職務分掌規定は大企業では作成されていることが多いが、中小企

          システムリプレース時 必要作業一覧

          INDEX 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら INDEX

          孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 【補足事項】孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 私的解題−1「計篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 私的解題−2「作戦篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 私的解題−3「謀攻篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 私的解題−4「形篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら 私的解題-5「勢

          INDEX 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら INDEX

          ガンプラでBOMを学ぶ

          世の中はずいぶんよくなったもので、プラモデルが600円以下で買えるとは知らなかったです。 そこで、「ガンプラで学ぶBOM」と銘打ち、新たに考案した効果的な生産管理教育方法を披露させていただきます。 まず、 プラモモデルでBOMの教育ができるのか。 なぜ効果的なのか。 ということですが、理由はいたって簡単で「製品」を作るためのパーツ=実際に触れることのできる品目が準備されているからですね。 一般の生産管理の教科書だと、ボールペンや、ボルト、ワッシャー、ナットみたいな簡易な「

          私的解題-7「軍爭篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「7 軍爭篇」プロジェクトの動きに関しての部分です。 ちなみに、有名な「風林火山」は、ここから引用されています。 さて、解題に入ります。 まず、 「プロジェクトは、計画を立てて、メンバーやリソースを集め、方針を示し、理解してもらい、メンバーが一丸となって動くようになるまでの立ち上げのプロセスが最も難しい部分になります。」 → 「メンバーが一丸となって動くようになるまで」が、記述のとおり難しい部分になります。ただ、ここを超えれば組織的慣性が効き始めるので、経験的にも、ずいぶん

          私的解題-7「軍爭篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          私的解題-6「虚實篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら

          「6 虚實篇」ここではプロジェクトの組織体制ですね。  いきなり本文に入ります。 「準備が整いメンバーの充実したプロジェクトは取り組みやすいですが、すでに遅延していたり、ギャップのある隙や実態が伴わないプロジェクトは干渉の影響を受けやすく難しいものになります。ですから、優れたリーダは、プロジェクトメンバーを充実した状態に保ち、自らをコントロールの中心に置き、干渉の影響を受けないようにします。また、何事があっても静かに動き、プロジェクトの内情を知られないようにします。これによ

          私的解題-6「虚實篇」 孫子の兵法をプロジェクト マネジメントの観点で翻案したら