くにのすけ

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くにのすけ

面白い本を紹介してます ビジネス書を読むことが多いですが、サマってほしい本等あれば、リクエストください twitter : @kuninosuke1

記事一覧

『日本人のための怒りかた講座』要約

怒りたいけど、注意したいけど、一歩踏み出せない。怒れない事で余計に自分の中に怒りが溜まる。本書は、こうした経験がある人へ「怒り方」を示唆している。 本書では、「…

『ファクトフルネス』要約

世界中で多くの人々が、事実を誤認している。現在、低所得国に暮らす女子が初等教育を修了する割合は約60%である。しかし世界の9割の人は、この割合を約20%と認識している…

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『君はどこにでも行ける』要約

近年の世界の変化はスピードを増している。アジア圏の経済発展、欧米の存在感の低迷は言うまでもないだろう。そんな中、かつては栄華を誇った日本も、経済力を徐々に失って…

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『応援される会社 熱いファンがつく仕組みづくり』要約

近年、顧客によるブランド愛顧行動が話題となっている。顧客は商品・サービスの受益者に留まらず、企業やブランド価値を高める存在となっている。こうした応援のスタイル、…

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『働く大人のための「学び」の教科書』要約

「人生100年時代」といわれる今日、寿命に伴い仕事人生も長期化している。この変化によって、学校で学ぶだけの時代は終焉を迎え、大人になってからも学びが必要とされる。…

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『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』要約

AI(人工知能)の現状と今後の発展、それがもたらす社会への影響を予想した本作 昨今、「AIが人間の知能を超越する」「シンギュラリティ(人間の力を借りずに、AIが自ら学び…

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『駆け出しマネージャーの成長論』要約

駆け出しマネージャーの成長論 著:中原 淳 実務担当からマネージャーへの移行において、変化に戸惑う人が多い。戸惑いの元となる環境変化や課題に順次対応し、乗り越える…

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『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』要約

シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 著:中野信子 人間には、誰かが失敗した時に湧き上がる喜びの感情=「シャーデンフロイデ」を持っている この感情は、安定…

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『「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本』

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「ピンチに強い脳の鍛え方」を読んで

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『仕事でチャンスに強い人は、レジリエンスを高めている』を読んで

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『習慣の力 The Power of Habit』を読んで

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「コピー1枚とれなかったぼくの評価を1年で激変させた 7つの仕事術」を読んで

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「人生を面白くする本物の教養」を読んで

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『日本人のための怒りかた講座』要約

怒りたいけど、注意したいけど、一歩踏み出せない。怒れない事で余計に自分の中に怒りが溜まる。本書は、こうした経験がある人へ「怒り方」を示唆している。

本書では、「怒る」という行為を、怒りの発散としてではなく、「こちらの要求を伝え、相手に従ってもらうよう交渉すること」とした意味合いで語っている。それを踏まえ、怒り方を学んでいく。

怒り方には、外してはならない三原則がある。1つ目は、真面目な顔で怒る

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『ファクトフルネス』要約

世界中で多くの人々が、事実を誤認している。現在、低所得国に暮らす女子が初等教育を修了する割合は約60%である。しかし世界の9割の人は、この割合を約20%と認識している。同様に、世界で最も多くの人が住んでいるのは、中所得国だ。これに対しても、低所得国と答える人が大半である。
なぜこの様な認識齟齬が発生するのだろうか。本書では、人間に備わる10の本能を分析し、その理由を解明している。

我々には、世界

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『君はどこにでも行ける』要約

近年の世界の変化はスピードを増している。アジア圏の経済発展、欧米の存在感の低迷は言うまでもないだろう。そんな中、かつては栄華を誇った日本も、経済力を徐々に失っている。成長は止まり、後退時期に入り、もはやアジア唯一の先進国ではなくなった。しかし、この状況を悲観する必要はない。日本にはまだ可能性が沢山あるのだ。

日本の可能性を語る前に、現在置かれている状況を改めて確認する必要がある。日本のGDPは今

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『応援される会社 熱いファンがつく仕組みづくり』要約

近年、顧客によるブランド愛顧行動が話題となっている。顧客は商品・サービスの受益者に留まらず、企業やブランド価値を高める存在となっている。こうした応援のスタイル、そしてどのような企業が応援されるのか、研究していく。

顧客の応援の形態は様々である。昔からある声援、ボランティアはもとより、同士による交流、クラウドファンディング、二次創作などがある。これら消費者の応援行動により、企業の評判向上、商品のオ

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『働く大人のための「学び」の教科書』要約

「人生100年時代」といわれる今日、寿命に伴い仕事人生も長期化している。この変化によって、学校で学ぶだけの時代は終焉を迎え、大人になってからも学びが必要とされる。本書は「大人が学ぶための3つの原理原則」そして「大人が学ぶための7つの行動」を示している。

大人の学びに際し、基本となる3つの原理原則が「背伸び・振り返り・つながり」である。
背伸びとは、「現在の能力では少し難しいが他人の力を借りれば実

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『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』要約

AI(人工知能)の現状と今後の発展、それがもたらす社会への影響を予想した本作

昨今、「AIが人間の知能を超越する」「シンギュラリティ(人間の力を借りずに、AIが自ら学び、新たなAIを生み出す)が到来する」と叫ばれるが、そのような事は起こり得ないと断言できる

何故なら、AIの元となるコンピュータが可能な事は「計算」のみである。囲碁や将棋など、決められた枠組み内での高速計算は得意であるが、対象とな

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『駆け出しマネージャーの成長論』要約

駆け出しマネージャーの成長論

著:中原 淳

実務担当からマネージャーへの移行において、変化に戸惑う人が多い。戸惑いの元となる環境変化や課題に順次対応し、乗り越えることがマネージャーとしての成功に繋がる

現代日本でマネージャーになる際には、大きく5つの環境変化が伴う。
①突然化:移行期間を持てず、ある日突然マネージャーになる
②二重化:マネージャーとプレイヤーの両面を求められる
③多様化:性別

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『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』要約

シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感

著:中野信子

人間には、誰かが失敗した時に湧き上がる喜びの感情=「シャーデンフロイデ」を持っている

この感情は、安定を求めるオキシトシンという脳内物質と結びつきが強く、安定した社会・集団の逸脱者に対して利他的懲罰を与えようとする性向から生じる

他者へ懲罰を与えることは、報復されるリスクや懲罰に費やす労力等、実施者に利益を与えない行為であると思わ

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