中学校国語科の教員。中国人の夫と息子と三人暮らし。中国のことや漢文について、文学について感じたこと、考えたことをつらつらと書き連ねます。 中国ドラマ好き。漢検準1級取得。HSK勉強中

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自己紹介~noteを始めようと思った訳~

 はじめまして、葉と申します。noteをご覧いただきありがとうございます。 普段は国語科教員をしています。中国人の夫と息子1人の3人暮らしです。 もともと書くことが好きで、何か書きたいなあとずっと思っていたところ、このnoteの存在を知りました。しばらくは、いわゆる「読み専アカウント」だったのてすが、息子が生まれて育休中ということもあり、ちょっとやってみようかなあと思った次第でごさいます。 普段は教員として、子どもたちのために授業や学級経営を考えたり、実戦したりすること

    • 『琅琊榜〈弐〉〜風雲来る長林軍〜』感想

       『琅琊榜〈弐〉〜風雲来る長林軍〜』を見終わりました。  最近、ドラマばかり観てしまって、中国語のリスニング力はこれで上がったような気がします(笑)  さて、かの名作『琅琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜』の続編ということですが、いろんな口コミを見ると前作よりは評判が落ちるのであまり期待していませんでした。しかし、個人的にはこれはこれで面白い作品だと思います!私は好きです。ちなみに、夫は前作よりもこちらの方が好きと言っていました。  今回は、その感想をまとめておこうと思い

      • 銀針というお茶

         夫が好きなお茶で「銀針」というものがあります。正式には「白毫銀針」というようです。白みがかかった細い茶葉が、その名の通り銀の針のようなのが特徴です。水出しでもいけるそうです。  日本でお茶を入れるときは、茶漉しに入れますが、夫は茶葉にお湯をそのまま注いで飲みます。中国ドラマを観ていても、登場人物たちが湯飲みに茶葉をそのまま入れて飲んでいたのを目にします。日本とは少しお茶の飲み方が違うようです。  私は慣れないので、茶漉しを使ってしまいますが、夫は茶漉しを使わずそのまま飲

        • 「志」を貫く

           『琅琊榜〈弐〉〜風雲来る長林軍〜』を観ています。  全体の感想は後日書くとして、今日は良い言葉に出会ったので書き留めておこうと思います。  ドラマはもう終盤の方ですが、十代前半かそこらの幼い皇帝に、蕭庭生という主人公の父親が直言する場面があります。皇帝は幼く、周りの臣下たちにああした方がいい、こうした方がいいと、あれこれいわれて言われるがままにならざるを得ないのですが、その時蕭庭生は次のように言います。  このセリフ、教員としては非常にはっとさせられます。「朝堂」を「

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          昨日でnoteを始めて5ヵ月でした。

           昨日でnoteをスタートして5ヶ月になりました。  毎日投稿するつもりはなかったのですが、気づけば書くのが日課になっていきました。  はじめは誤字脱字や修正することが多かったのですが、最近は慣れてきたのか、そういうのもなくなりました。  noteを続けて良かったことは ①視野が広がった ②自分の考えを言語化して整理できた ③日頃からアンテナを高くして生活できるようになった です。 ①視野が広がった  様々な仕事をしている人がいるということや、様々な状況のなかで

          昨日でnoteを始めて5ヵ月でした。

          部活やサークルで上手くやらないといけないという思い込み

             学生時代、部活やサークルに入ってそこで上手くやらないといけないと思い込んでいました。なんなら、恋人もそこで作らないといけないとまで考えたこともあります。  もちろん、そういうのも大切なのですが、今考えると私はかなり固執していたように思います。  学生時代は、勉強がメインです。  さらに、学校外に目を向ければ地域でできる習い事もたくさんあるし、ボランティアもあります。学生向けの短期留学なんかもあるそうです。部活やサークル以外にも自己表現できたり、友達と楽しめる場所は

          部活やサークルで上手くやらないといけないという思い込み

          钱包と包钱

           中国語には「钱包(財布)」という言葉がありますが、先日私は誤って「包钱」と書いてしまいました。しかし、この「包钱」は「包んだ金」という意味を持つそうです。ですから、 钱包里没有钱。(財布の中にお金がない) という文章を書きたかったのですが、 包钱里没有钱。(包んだ金の中にお金がない) となってしまいました。  形声が違うだけで意味が変わるというのも有名ですが、漢字が逆になると違う意味になるのも面白いです。

          钱包と包钱

          語学学習におけるパートナーの役割②

           以前、「語学学習におけるパートナーの役割」ということで、記事にしました。  最近、夫に協力してもらう新しい方法を見つけました。  それは、作文を添削してもらうことです。  私は阿波連さんのやり方で中国語を勉強しています。阿波連さんは、単語を覚えるには「自分でその単語を使って文章を作ってみると覚えやすい」とYouTubeで言っていました。  そこで、私も新しく単語を覚えるときは短文を作ってみることにしました。  しかし、文法も単語も知っている数は少ないので、簡単な文章

          語学学習におけるパートナーの役割②

          中国ドラマで見かけるドア

           中国時代劇で見かけるドア、名前はわかりませんが素敵だなあといつも思っています。  ドアの装飾が凝っていて、竜や鳳凰の装飾となると莫大なお金がかかるそうですか、安い木で簡単な装飾にすれば安く済むそうです。  そとの光を適度に取り入れてくれる感じがまた素敵です。障子とも違って、ちょっとした格子柄が凝っているのも綺麗だなあと思います。  将来、自分の家を建てることになったら、部屋のどこかにこういうドアを一枚入れてみたいです。

          中国ドラマで見かけるドア

          漢検準1級に合格しました

           念願の漢検準1級に合格しました。  今日、10時から漢検の公式サイトで合否速報が発表されていたので、受験番号を入力して確認してみたところ、合格してました!  具体的に何点だったのかはわかりませんが、自己採点では178点くらいでした。模範解答が出た時点で合格しているだろうとは思っていたのですが、確定ではなかったので自信はもてませんでした。  でも、今日合格とわかりほっとしました。とっても嬉しいです。  合格までのあれやこれやをまとめておこうかと思います。 準1級の受験を

          漢検準1級に合格しました

          夢の中の中国語を話している自分

           子どもを寝かしつけたあとの、寝る前の2時間くらいを中国語学習に当てています。が、夜遅い時間なのでこれがとても眠い!  しかし、まとまった時間がとれるのはこの時間帯しかないので眠い目を擦りながらやっています。すると、自分が中国語で話しているという夢を見るようになりました。話している相手は、夫のお母さんだったり、なぜか高校時代の友達だったり様々です。  これが現実になるとよいのですが。

          夢の中の中国語を話している自分

          昔の張家界はというと…

           私が行ってみたい中国の名所の中に張家界がありますが、夫の故郷、湖南省にあります。夫曰く、夫の家から近いところにあるとのこと。  ということは、家から10㎞圏内くらいにあるのかなと思っていましたが、よくよく話を聞くと高速鉄道で1時間から30分かかるそうです。それってめっちゃ遠いのでは!?  さらに、夫の両親から聞いた話では、昔は(1980年代までは)高速鉄道はなかったので、地元の人もバスで行ったそうです。  所要時間は、なんと8時間!!  同じ湖南省の中とはいえ、信じられ

          昔の張家界はというと…

          『琅琊榜』感想

           ついに話題の『琅琊榜』を見終わりました。(もちろん、私が見ていたのはシーズン1の方です。)  最後まで物悲しさは残りました。けれど、みんなの努力の甲斐があって、登場人物たちは最後、前を向いて未来へ進めていっている感じがしたので私も満たされた気持ちで観終えることができました。  ただ、どうしても気になることが。  これは中国ドラマあるあるなのか、話の最後だけ突然ブツッと終わるんですよね。余韻をもたせるような終わり方って、あんまりしないんでしょうか。『琅琊榜』に限った話では

          『琅琊榜』感想

          ミュージカル『李香蘭』を一緒に見た友達

           劇団四季の『李香蘭』をご存じだろうか?  私は大学に入学してすぐ、同じ学科の友達に誘われて、一緒に観に行ったことがある。  私は李香蘭という人をその時初めて知った。簡単に説明すると、第二次世界大戦前後で歌手、女優として活躍し、後に政治家になった人である。歌が上手くて見た目もとても綺麗、才媛とはこういう人のことを言うのだろうと思った。  私は十代のころは少年漫画ばかり読んでいたので、いわゆるこういった、大人の女性には興味がなかった。芸能人でも好きな女優やタレントに全く興味

          ミュージカル『李香蘭』を一緒に見た友達

          悪役も幸せになってほしい

          ※ネタバレを含みます。ご注意ください。  『琅琊榜』をのんびり見始めて数ヶ月、公式サイトの相関図とにらめっこしながら、なんとかもうすぐ終わりに近づいてきています。  終盤になると、主人公と誉王の戦いになるのですが、この誉王の出自がついに明らかに!しかし、明らかになればなるほど誉王が可愛そうになってきます。なぜかというと、誉王は最後までいろいろな人に利用されてばかりで、本当に心から信頼し合っている仲間などいなかったからです。  本当に誉王のことを大事に思っていたのは、本編

          悪役も幸せになってほしい

          什么人について

           中国語を勉強していたら、「什么人」という言葉に出会いました。  そう言えば、ドラマでも使っているのを聞いたことがありました。私はてっきり「誰?(谁?)」と同じ意味なのかと思い、夫に聞いてみたところ、身分を問うときは「什么人」を使う、とのことでした。ということは、「どんな人?」「何してる人?」に近いニュアンスなのでしょうか?  ちなみに、テキストで勉強していたら、 「先生は中国人ですが、学生たちは?」 という文を中国語に訳す問題があって、私は間違えて 老师是中国人,学生是

          什么人について