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漢検

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偉大な人の名前は使えない

偉大な人の名前は使えない

 漢検を勉強していると尭や舜を使った熟語を目にします。例えば、「尭年舜日」(天下泰平の世の中であること)「堯風舜雨」(聖天子の恵みが天下に行き渡っていること)など。

 尭や舜は中国古代にいたとされている、伝説の王様の名前であることは有名です。二人とも、善政を行ったことで有名ですので、熟語に登場するときも、良い政治を表す時に用いられることが多いです。

 そう考えると、尭、舜は良い意味だなと思った

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漢字検定準1級チャレンジ

漢字検定準1級チャレンジ

 今年の夏、チャレンジしたいことは漢検準1級の勉強だ。

 実は6月に漢検準1級の試験があったのだが、育児に追われて勉強どころではなかった。結果は当然不合格。

 今は子どもも少し生活リズムが整ってきたので、今年の夏は多少はまとまった時間が取れそうだ。暑くて外出どころではないし、勉強するにはちょうど良いだろう。

 漢検2級なら、大学時代に取得済みだ。しかし、準1級となると、漢文や文語の文章にしか

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「蟬蜎」って何?

「蟬蜎」って何?

 漢検準一級を勉強していて、不思議な言葉に出会いました。それは、「蟬蜎(せんけん)」です。

 まず、読めません。
 最初の「蟬」を「せん」と読むのはいいとして、次の「蜎」は「たこ」だと思ってました。
 初めて見た漢字です。
 意味は、「美しく、あでやかなこと」というのだとか。
 しかし、なぜ「蟬」が「美しい」という言葉に使われたのか、謎です。次の「蜎」もよくわかりません。
 ネットで調べると、「

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漢検って無駄ではないんじゃないかと感じた話

 漢字検定準一級を勉強しています。
 一般的には、英検に比べると漢検はあまり人気がありません。
 なぜかというと、そんなに一生懸命漢字を勉強しなくても生きていけるからです。
 英検なら、どの級を取得しているかで進学や就職に有利になりますが、漢検はそうではありません。

 国語の先生の界隈でも、「俺は◯級を持っているから指導力抜群だ」とか「偉い」とか「昇進できる」とか、そんなものはありません。そもそ

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女性の名前になぜ「蝉」をつけるのか?

女性の名前になぜ「蝉」をつけるのか?

 中国の古典を読むと、たまに「蝉」を使った名前の女性が登場します。知名度が高いのは、『三国志演義』の貂蝉(ちょうせん)ではないでしょうか。

 「蝉」という漢字を名前にする理由があるのではないか、と思って調べてみたところ、どうやら次のような意味があるようです。

土の中から出てくるが、汚れておらず、餓えても露以外のものを食べることがない。
→高潔、知恵がある、美しい

 四字熟語で「鳴蝉潔飢」とい

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漢検=中国語学習?

漢検=中国語学習?

 漢検準一級を勉強していますが、これが難しい…!
 一級ではないにしろ、聞いたことがないような熟語が沢山出てきます。

 勉強していると、たまに夫が見に来るのですが、

「あれ、これ中国語にあるよ!」

 という熟語を見つけてきます。
 なんと、中国語にある言葉だったとは!

 でも、よく考えたら故事ことわざや四字熟語は中国の古典から来ているものが多いですから、当然といえば当選かもしれません。それ

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漢検から中国語の勉強へ

漢検から中国語の勉強へ

 先日、漢字検定準1級を受験してきました。

 手応えとしては、割りとテキストで見たことがある問題が多く、そこまで頭を悩ませることは少なかったと思います。もちろん、わからない漢字もありましたが、それは想定内。今週末に解答が出るので、そこで自己採点ができそうです。一体どうなっていることやら。今からドキドキしています。

 育児しながらだったので、思うように勉強できなかったこともありました。しかし、隙

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漢検準1級に合格しました

漢検準1級に合格しました

 念願の漢検準1級に合格しました。
 今日、10時から漢検の公式サイトで合否速報が発表されていたので、受験番号を入力して確認してみたところ、合格してました!

 具体的に何点だったのかはわかりませんが、自己採点では178点くらいでした。模範解答が出た時点で合格しているだろうとは思っていたのですが、確定ではなかったので自信はもてませんでした。
 でも、今日合格とわかりほっとしました。とっても嬉しいで

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