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過去と今の読書ノート

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過去の私が書いた読書記録。 今の私が読んでかく読書記録。 実用書、自己啓発本、文学作品、漫画など。
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2020年12月の記事一覧

#8 『ゼロ秒思考』で読んだことをゼロ秒思考でまとめた | 読書ノート

今日は、いつもみているyoutubeチャンネル「マコなり社長」の動画でずっと気になっていた本を選んでみました。
意識高い動画を見ていて、ついつい満足してしまうのですが、実際にやってみないとわからないことってたくさんあるなぁと実感です。シンプルだけど、続けようと思ったメソッドでした!

『ゼロ秒思考』(赤羽雄二)で目指すものは?- 人は何もしないと深く考えることができない。考えを可視化しないと逡巡し

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#7 自分の信念から抜け出す | 読書ノート

#7 自分の信念から抜け出す | 読書ノート

『迷路の外には何がある?』スペンサー・ジョンソン

Kindle Unlimitedで読了しました。自己啓発書の一つとして人気になった『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン)の公式の続編です。私がこのシリーズをおすすめしたいのは、いわゆるハウツー本とは違って「寓話」として人の人生を考えさせてくれるからです。

ハウツーのように超具体的ですぐに趣旨が掴めるものは、「すぐに使える」が故に、

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#6 溺れた人を救うのは。| 読書ノート

#6 溺れた人を救うのは。| 読書ノート

漫画『ブルーピリオド』読書ノートで初めての漫画感想文です。久しぶりに、デジタルではなく紙媒体で買えば良かったー!と後悔するほど心震える漫画に出会えました。
青春もの、主人公の成長、ちょっと哲学的が好きな人はきっとどハマりします。

あらすじ
主人公の矢口八虎は陽キャライケイケヤンキー。その場の空気を読み、ノリを合わせることができる高校生。タバコ・お酒をやるようなヤンキー友達からオタク系の子まで幅広

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#5 ミヒャエル・エンデ『モモ』|読書ノート

#5 ミヒャエル・エンデ『モモ』|読書ノート

ミヒャエル・エンデ『モモ』(岩波文庫、1974)ーーーーーーーーーーーーー

主人公の少女モモは貧しくとも友人の話に耳を傾け、その人に自信をとりもどさせてくれる不思議な力を持つ。ある日、イタリア・ローマを思わせるとある街に現れた「時間貯蓄銀行」と称する灰色の男たちによって人々から時間が盗まれてしまい、皆の心から余裕が消えてしまう。
モモは、奪われた時間を取り戻す冒険に出ていき……

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#4 「物語ること、生きること」|読書ノート

#4 「物語ること、生きること」|読書ノート

今日は私の大好きな作家さん、上橋菜穂子さんについて語ります。代表作は守り人シリーズや獣の奏者シリーズなどがありますね。児童文学のジャンルでありながら、背景や世界観が作り込まれた重厚なストーリーは大人が楽しめる作品たちです。大好きです。

さて、今回の記録は私が教師として担任一年目の時に書いたものをあえてそのまま載せてみます。あの頃の青々しさと使命感が垣間見える記録です(笑)不思議と今の私にも刺さる

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#3  『家守奇譚』 不思議なものを信じること | 読書ノート

#3 『家守奇譚』 不思議なものを信じること | 読書ノート

梨木香歩『家守奇譚』(新潮文庫、2008)
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主人公の綿貫征四郎は学生時代の友人、高堂の実家に家守として住んでいる。高堂はボート部に所属しており、湖でボートを漕いでいる最中に行方不明となった。
ある日、寝ていると物音がやけにうるさく、音源を探した。布団から頭を出して掛け軸を見やる。鷺が逃げ出し掛け軸の中は雨。ボートが一艘近づいてくる。乗っている男は高堂だった。

それは

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#2 はてしない旅だから見つけたもの|読書ノート

#2 はてしない旅だから見つけたもの|読書ノート

ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(岩波書店,1982)ーーーーーーーーーーーーー

主人公の少年バスチアンの見た目は醜悪、中身もグズグズで自信が一切ない。家庭では母が亡くなり父は抜け殻な崩壊状態。ある日、いじめられっ子たちのいる学校に行くことができず、ある古本屋に逃げ込む。そこで偶然見つける『はてしない物語』という本を読みふけるうちに、本の世界に入り込み、大冒険に出る。
本の世界「ファンタジー

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#1生徒から初めて借りた小説 |読書ノート

#1生徒から初めて借りた小説 |読書ノート

過去の読書ノート書き起こし第一弾。最初は自分にとって思い出深い生徒との交流の記憶から選択しました。

(この読書ノートマガジンについての説明は、以下の記事からどうぞ!)

湯本香樹実『夏の庭ーThe Friends』(新潮文庫,1994)
町外れに一人で暮らす老人と小学生の僕ら3人の物語。僕らは「人が死ぬ瞬間」を観察するために、老人を監視し始める。

やがて3人と老人との間には友情が芽生えて、そし

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読書ノート、始めます。

読書ノート、始めます。

せっかくできた時間、好きなことをしたい。

私の好きなこと。読書、文章を書くこと、感情をメタ認知すること、一緒に感想を共有すること。これはもう、読書ノートをnoteで書かない理由がない。

ということで、noteのマガジンに読書ノートを始めることにしました。

これから読む本はもちろんなのですが、過去の自分が紙のノートに書きためた読書記録を、このnoteに書き起こすこともやってみたいと思います。過

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