福沢諭吉『徳育如何』②~若者の不遜軽躁の原因は明治維新による社会の気風
こんにちは
前回のパートで教育の根本は先祖遺伝の能力、育った家風と、社会の公議世論であり、教育において学校教育よりも公議世論の影響の方が大きいことを福沢は論じていました。
今回のパートでは若者が不遜軽躁になった理由を学校教育ではなく、当時の公議世論であると主張しています。福沢がどのように明治維新を見ていたのかをうかがい知れるという点も面白店の1つです。
要約 世の教育論者は、若者が不遜軽躁になったのは学校教育が徳育をおろそかにしたことが原因であり、儒教を道徳教育に用いるべ