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科学的根拠をもとに進めるハラスメント対策とメンタルヘルス対策

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これまで執筆したハラスメント関連・メンタルヘルス関連の記事をここにまとめます。ハラスメントやメンタルヘルスに関するデータや科学的根拠を知りたい方、実際の対策に活かしたい人に。
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記事一覧

自治体におけるカスタマーハラスメント(カスハラ)対策の現状

自治体におけるカスタマーハラスメント(カスハラ)対策の現状

最近、各自治体においてカスタマーハラスメント(カスハラ)対策が進んでいます。その対策状況をまとめました。

対応マニュアルなどの整備福岡県警察におけるカスハラ対策

福岡県警察は、カスハラの対処マニュアルを全国の都道府県警で初めて策定しました(2023年5月)。

県警が2022年12月、警部級以下の職員約1万人から回答を得た調査(設問によっては複数回答)では、「酒に酔った人から 誹謗中傷を受けた

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日本ではZ世代の10~20代の方が男尊女卑的な性別役割分担意識を持っている

日本ではZ世代の10~20代の方が男尊女卑的な性別役割分担意識を持っている

日本においては、実は若年層の方が古風な/保守的な性別役割認識や男尊女卑思考を持っているということがわかっています。

内閣府の調査「令和4年度 性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究」によれば、特に20代の男性が、職場での役割に関して、性別役割分担意識を強く持っていること、男性優位/男尊女卑的思考を持っていることがわかっています。

職場の役割分担に関する項目のうち

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牛角の期間限定女性割引からみる性差別問題

牛角の期間限定女性割引からみる性差別問題


牛角の女性半額キャンペーンの内容2024年8月30日、株式会社レインズインターナショナルが、運営する牛角において9月2日から12日までの11日間限定で女性の食べ放題が半額となるキャンペーンを知らせるプレスリリース(「焼肉デートで牛角を選べば1,960円お得 期間限定「女性半額」食べ放題」)を発表しました。

プレスリリースに記載の通り、本キャンペーンは9月7日に開催されたTOKYO GIRLS

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ハラスメントを訴えても組織が対応してくれない場合、被害者はどうすれば良いのか

ハラスメントを訴えても組織が対応してくれない場合、被害者はどうすれば良いのか

とある大学でハラスメントが起きていると話題になりました。その中には、ハラスメントを訴えても組織が対応してくれないという内容がありました。そこで、ハラスメントを訴えても組織が対応してくれない場合、被害者はどうすれば良いのかについて解説します。

客観的証拠を集める

まずは、できる限り客観的証拠を集めて下さい。また、組織内でどのような内容であれば懲戒処分されるのかどうかを確認しておくと良いと思います

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「私はまちがっていない」―ハラスメント加害者の心理

「私はまちがっていない」―ハラスメント加害者の心理

本稿は、『臨床心理学』第24巻第6号(2024年11月刊行)の原稿として執筆したものを、メンバー向けに特別に先行公開するものです。

1.はじめに近年、職場のハラスメントに関する問題は労働者のストレス要因の大きな部分を占めるようになっている。例えば、精神障害・自殺に関する労働災害認定で最も多いのがハラスメント関連項目である。しかし、労働災害の認定基準にハラスメントに関する項目が追加されたりと、被害

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職場のパワハラ被害をなくすための対処法

職場のパワハラ被害をなくすための対処法

本記事は、『労政時報』用に執筆した原稿「職場のパワハラ被害をなくすための対処法 パワハラ加害者の特徴を踏まえて検討する、実効性の高いパワハラ防止策」の元原稿を特別に公開するものです。引用の際には、下記の書誌情報をご利用下さい。

津野香奈美.職場のパワハラ被害をなくすための対処法 パワハラ加害者の特徴を踏まえて検討する、実効性の高いパワハラ防止策.労政時報.2024; 4080: 70-78.

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パワーハラスメントが起こる個人的要因と組織的要因

パワーハラスメントが起こる個人的要因と組織的要因

本記事は、『産業精神保健』特集号用に執筆した原稿を、メンバー向けに一部加筆した上で早期公開するものです。最終掲載される原稿内容とは一部異なりますが、ページ番号等の引用情報は確定次第こちらにも加筆します。

公務職場でハラスメントが発⽣するメカニズムと組織的対応

本稿は、『地⽅公務員 安全と健康フォーラム』2024 年8月号(第128 号)のために執筆した原稿を先行公開するものです。実際に掲載されるバージョンとは内容が異なる可能性があります。

特集 ハラスメント一掃に向けて改めて最新知識と対策を学ぶ
提言 ハラスメントが発⽣するメカニズムと組織的対応

1.はじめに職場での対応が法的に義務付けられているハラスメントは、パワーハラスメント(パワハラ)、セク

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地方公務員「精神疾患等の公務災害の認定基準」が一部改正(令和6年3月22日)

令和6年3月22日、地方公務員「精神疾患等の公務災害の認定について」が一部改正されました。主な改正のポイントは下記の通りです。

改正の概要また、同日、「「精神疾患等の公務災害の認定について」の実施について」
の一部改正について(通知)も一部改正されています。主な改正内容は下記の通りです。

変更にあったハラスメント関連の項目

国家公務員「精神疾患等の公務上災害の認定指針」にカスハラが追加

国家公務員「精神疾患等の公務上災害の認定について」が令和6年2月14日に一部改正されました。

令和5年9月の労災認定基準改正と同様、いわゆるカスハラが追記され、パワハラに性的指向・性自認に関するものを含むことが明確化されています。

改正の概要 変更のあったハラスメント関連項目

新入社員のメンタルヘルス不調を防ぐためにはどうすればよいのか

新入社員のメンタルヘルス不調を防ぐためにはどうすればよいのか

ゴールデンウィークが近づいてきました。新生活を始めた皆さんの中には、早くも少し疲れてきた方もいらっしゃると思います。そこで本稿では、新入社員のメンタルヘルスに焦点を当て、なぜ新生活を始めることがストレスになるのか、そして会社側や上司・先輩側として何ができるのかについて解説します。

新しい世界に飛び込んだ新入社員4月。皆様の会社にも、新入社員が入社してきたと思います。厳しい就職活動を経て、期待を持

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フリーランスが受けているハラスメントの実態と防止対策の現状

フリーランスが受けているハラスメントの実態と防止対策の現状

本記事は、「産業保健法学会誌」第3巻第1号に掲載予定の原稿をメンバー向けに先行公開するものです。

要約一般的にハラスメントは、社会や組織の中で弱い立場に置かれた人々が被害を受けやすいことが明らかになっている。フリーランスもまた、その契約上の不安定な立場から弱い立場に置かれやすい状況にある可能性がある。そこで本稿では、フリーランスを対象に近年行われた調査結果を紹介し、フリーランスを対象としたハラス

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アカデミックハラスメント:最近大学で起こったハラスメント事例

アカデミックハラスメント:最近大学で起こったハラスメント事例

最近、アカデミアにおけるハラスメントについて話す機会がありました。大学等の高等教育機関で起きるハラスメントは、アカデミックハラスメント(アカハラ)と呼ばれます。その中身はパワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、マタニティハラスメントなど様々ですが、会社で起きるハラスメントとやや異なるところは、学生が被害者となるケースがあることです。

ただ2023年10月現在、学生が被害者になるハラスメント

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『パワハラ上司を科学する』幻の第6章を公開します

『パワハラ上司を科学する』幻の第6章を公開します

『パワハラ上司を科学する』、おかげさまで大変好評を頂いております。

以前下記の記事にも書いたのですが、実は『パワハラ上司を科学する』は当初20万字、そして「幻の第6章」がありました。しかし編集者から「この分量は多すぎる、ここままだと1000円以内に収められないので内容を半分にして欲しい」と言われたんですね。なので、削りに削り、最終入稿した時点で14万字まで削ったので、「6万字分の量」が当初の原稿

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