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肯定ってなんだろう。
「肯」という字は、
訓読みすると
「がへんず」「うべなふ」「うなずく」
と読める。
つまり、
「うなずく」「よしとする」
という意味を持っている。
ここから考えると、「肯定」とは、
「うなずくこと」そのものなのかもしれない。
でも、この「うなずく」という行為は、
単なる首の動き以上のものだと思う。
もっと言えば、それは世界との関わり方
そのものに繋がる。
僕たちは、生まれた瞬間から世
選択とは「何を得るか」ではなく【何を捨てるか】
人生は“捨て”の連続時に私たちは「何を得るか」を基準として選択をすることが多い。これは当然のことだ。何を得られるかを考えるのは、未来への希望や期待が基盤となっているからだ。しかし、選択という行為が「捨てること」を同時に意味していることに、私たちはどれほど自覚的だろうか。
選択には必ず「捨て」が伴う。たとえば、大学の進学先を選ぶとき、A大学に行くことを決めるというのは、同時にB大学やC大学を捨てる
哲学で重要なのは哲学者を覚えることではない
1. 哲学者の名前を覚えることの限界哲学を学ぶとき、最初に出てくるのが有名な哲学者たちの名前です。ソクラテス、デカルト、カント、ニーチェ……彼らの主張や著作の内容を暗記することが、哲学を理解する第一歩のように感じられるかもしれません。
しかし、名前を覚えること自体は哲学を理解するための本質的な部分ではありません。知識の詰め込みに終わってしまうと、考えることの楽しさを見失いがちです。哲学者の名前を