不登校③~メッセージは気付くと役割を終える~
学校生活リハビリのはじまり
娘との生活が落ち着いてきた頃から、学校と相談してリハビリ目的で通級へ通うことになりました。週一回一時間だけ。
不安の強かった娘なので、学校は安心できるところ、信頼できる大人がいるところ、楽しめる場所、ということを知ってもらう目的でした。最初はかなり行き渋りましたが、ゲームしに行こう!と楽しむ目的で行くことにしました。
何故不安が強かったのか、それは、私が不安障害をもっているのが大きな要因だと思います。母と子は、目に見えない繋がりが強く、母の心情が子に大きく影響します。私と娘の場合は精神的な表れが出ていましたが、親子それぞれパターンは異なります。もし、子供の行動で気にかかる点があれば、ご自身の何かと繋がっている可能性があるので、考えてみてください。ここでも、内観、自分を知ることが大変大きな役割を果たすことが分かります。
注意してほしいのは、お母さんのせいではないということ。責めることは違うということ。私も最初は自分を責め、娘に対して罪悪感でいっぱいになりましたが、子どもは小さな自分の体でお母さんに大事なメッセージを伝えてくれているのです。私たちもきっと自分のお母さんに伝えてきたはずなのです。
責めずに、そのメッセージを受け取り責任をとっていくことは大切だな、と私自身は考えました。もっと楽しく愛を学びたいので。
何度も言いますが、メッセージに気付かないのが悪でもなく、無視するのが悪でもありません。どんな愛の学びを選択するかは、自由ですから。
私と娘と先生の三人で楽しくゲームをしたり、先生が積極的に娘とたわいもない話をしてくれました。徐々に馴染んでいくのが分かりました。
娘の学校(公立)では、支援体制が整っていて、先生方の理解も深いです。そのおかげもあり、早いペースで学校生活の感覚を取り戻していきました。
登校~娘の成長、自立~
1カ月だけのリハビリで、新学期(そういうタイミングでした)をスタートすることができたのです。はじめのうちは一緒に登校したりと親子二人三脚でしたが、徐々に自立していきました。親子の癒着がとれた気がしました。娘は娘の人生を、私は私の人生を生きる、というのをしっかり意識していったことも大きかったと思います。
安心できる場所があること、自分を理解してくれている大人が沢山いること、自分の体調のリズムを大切に授業が受けられることなど、ありがたい支援を受けながら1年以上が経過しました。もちろん子どもですから、時々行き渋ったり気持ちの落ち込みなどはあります。そんな時は大げさに捉えず、あたたかく見守るようにします。
半年間の不登校期間を終え、その後の1年で、彼女が学んだこと、成長したことは目を見張るものがありました。娘は、私の先生として生まれてきた、とヒーラーさんに教えてもらったのですが、本当にそうです。彼女から学ぶべきことが多く、ともに成長していけたらと思います。
娘の成長記録、また別記事で紹介させてください(^^)
不登校というメッセージの役割を終えた
娘は不登校を通して、「もっと自分自身を愛して自分の人生を歩んでね」と伝えてくれました。そのメッセージをしっかり受け取り、私自身が内面を変化していこうと決意し行動していくと、流れが変わっていきました。
ちなみにですね、今更ですが半年の不登校になる1年前に2週間だけのプチ不登校がありました。その時は「何だったのかな~疲れてたのかな~」で終わってしまい、いや、終わらせてしまったので、そこで私が気付かなかったものですから、大きなメッセージとなってまたやってきたわけです(;^_^A 今だから分かる…
これは私と娘にしかないストーリーです。こんなストーリーになるなんて、初めは全く想像もしていなかったですし、こんな展開なのか!と終わってみて感慨深いものがありました。成長していく上で、ステージが変わる度に新たな壁(ブロック)が出てきますが、やはり、幸せになる為には欠かせません。(ちなみに、これを玉ねぎの皮むきと例えられています笑)
他の親子の数だけストーリーがあります。どんなストーリーにするか、楽しみながら流れを変えるのもいいのではないでしょうか?(^^♪
不登校の半年間、本当に精神がおかしくなるほど苦しい体験をしましたが、私の人生になくてはならない教訓だったと思います。というか、起こるべくして起こったのですが。
あの時の娘の悲しい表情や自分の鬼のような感情を忘れることなく、今後も自分とも娘とも向き合っていく所存です。