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プログラミングが作る未来

こんにちは。ぐうぽんです。

1月、担任の先生から「プログラミングの部分、お願いできます?」と頼まれてから1ヶ月。
6年国語で私の専門分野指導が実現しました。

依頼の話はこちら

依頼をいただき、教科書の単元部分を読むとなかなか難しい。

3名の論者が語る考えの意図を読み取る→自分の考えを示す。

これって、大学のレポート設題に近いなと思えて、かなり高度な内容を求めていると実感しました。

予備知識を与える

私が読んでも「むむ・・」と考えるような内容なので小学生には厳しすぎる。
まずはパソコンやプログラミングに関する知識を与えなければスタートすらできないと思い、経験や知見を話すことにしました。

教科書の文章を読むと、なにやらパソコン通信のことにも触れていてワクワクしてしまいました(笑)

そんなパソコンの歴史も加えつつAIや人工知能の概説、教科書に載っている農業やスポーツのICT活用事例を動画視聴、AIが得意とすること、苦手とすることなどを説明し、プログラミングのコラムを読み解くためのヒントを伝えました。

あなたが思う「AIと人間の共存社会」とは

当初は「これからの社会」についてでしたが、あまりにアバウトすぎて子どもたちが困惑してしまいましたので、掲題に変えました。

伝えた知識、子どもたちから挙がったAIに代わる職業、既習した有識者2人の意見・・
これらを総合して、自分なりの未来を予想してもらいました。

最初は一人で考えていましたが、数名と相談したり色々意見を出していく中で、少しずつ糸口を見つけて書き出していました。

壮大なテーマに臨んでみたら、提出されたワークシートは書けた子とそうでない子に二分化されてしまいました。

なぜならこの日は避難訓練が事前にあり、大幅に時間を削られてしまったこと、さらに意見を率先して発表してくれる人がほとんどいないというハプニング(おそらく入試・・)があったからです。

そのため考察の時間が足りず、とりあえず書ける内容で書いてもらいました。

机間巡視で軽く見てみましたが、なかなか子どもたちはいろいろな未来を予想していました。

子どもたちが考えた「AIとの共存社会」はこんな感じでした。

ワークシートより
AIやロボットにはできない複雑な仕事は人間がやる。単純作業はAIに任せる。

人間も単純作業できるけど、全く同じことができるとは限らないから、ロボットやAIにはできることをやってほしい。

AIがデータを整理してくれると人間が忙しいときの役に立つ。

育児は人間、家事はAIやロボット。ロボットには感情がないから保育士は難しい気がする。

全部AIに任せるのではなく、面倒なことは人間が背負っていくのも大切。

多くの作業が機械化しているけど、一部は人の手にこだわる部分がある。だから大まかな部分は機械に任せ、繊細な部分を人間が行う役割分担を考えてみたい。

危険性についてもしっかり捉えていました。

AIが全部やってくれたら便利だけど問題が起こりそう。程よくがいいなと思った。

AIが人の能力を越せない社会にしたい。AIが人を管理すると怖いし、AIを全然活用しないと人間が困るから。

難しい内容、かつ時間が少ない中でも真剣に考え、意見を出してくれました。
私自身はやり遂げられなかった消化不良が悔しかったのですが、小学校段階と考えれば十分なのかもしれません。

ファミレスで食事を運ぶロボットや、セルフレジ、自動運転システムなどAIやロボットと人間が共存する世界は既に始まっています。

子どもたちはまだロボットは身近とは思っていないようですが、後述するChatGPTの登場で少し変化を感じ取っている子もいました。

新たなAI、ChatGPT

数日後、次の単元前に、軽くChatGPTも話しました。

話題になって一気にその存在感を示しているChatGPT。私もかなり興味津々です。
現時点で分かっていることを簡単に説明すると、今までのAIとは一線を画す存在、他のAIができていないことができていることに驚きを隠せない様子でした。

活用のしかたはまだ流動的ですので答えを明示しませんでしたが、興味関心のある子はきっと色々調べたり使ったりして、その有用性を考えてくれると思います。
ChatGPTの今後に注目です。

プログラミングが作る未来

自分が社会で学んできたことが教科書に載る時代になり、本当に情報化の理解は重要と感じました。
そしてまさか自分が経験してきたことを、学校教育で子どもたちに話すなんて想像もしませんでした。

でも話していてすごく楽しかったですし、この単元は今後10年は間違いなく存在するので、担当する教科学年を越えてでも自分が指導してみたいなーとは思いました。

プログラミングやAIがもたらす未来は、一体どんな未来でしょうね。
私たちにとって、より便利で豊かな社会に向けた重要な一役を担ってくれたら嬉しい限りです。

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