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ケルト・アイリッシュミュージックのルーツを辿る旅 / フォーク・トラッド音楽とバラッド(伝承歌)の歴史〜ジョニ・ミッチェル、エンヤ、U2、クランベリーズ、テイラー・スウィフトに至る道

ロックのルーツを辿る旅


さて、これまで書いてきたまとめ記事で、ロックという音楽のルーツを遡ってきました。

それは以下の大きな潮流が、ある分岐点で合流し、融合して大きな一本の流れになっていったという歴史です。

その大きな流れは二つ。

1、黒人・ブラックミュージック由来のもの
2、ケルト・アイリッシュ音楽由来のもの

この融合がロックになり、

◆50年代に、エルビスによってロックが米国で人気を博し
◆60年代に、飛び火した英国で四人の英雄が誕生、このビートルズがアメリカにロックを逆輸入
◆60年代に、このアメリカのロックリバイバルの中から、特異なギタリスト、ジミ・ヘンドリクスが登場、彼は黒人ゆえ、活動の場所を英国に求め渡英。英国の最先端のミュージシャンをノックアウト

◆結果、70年代にブルーズを英国流に解釈したレッド・ツェッペリンが登場
◆また、結果、70年代に英国の土着性とジャズのような革新性のタッグから複雑な構成のプログレッシブロックが登場

◆そしてさらには、同じ70年代に、プログレのルーツと同時期に、英国流の土着と西洋音階のコンビネーションからディープパープルが登場、哀愁のあるハードロックを形成
◆この流れの果てに、80年代初頭、プログレと哀愁のハードロックが融合していくイメージでヘヴィメタルが生まれていった

というような流れがあるわけです。

この流れの詳細は過去のまとめ記事をご覧いただくとして、今回は、2の、ケルト・アイリッシュ由来の音楽のルーツをさらに遡ってみたいと思います。

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