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番外編:ハード・ロックシーンを辿る旅 ver.3 / 70年代ロックの潮流・プログレッシブなバンドたち / キングクリムゾン、ピンクフロイド、ジェネシス、YES & EL&P、、など

70年代ハードロックの流れは

1、レッド・ツェッペリンからのブルーズ主体ロック
2、ディープパープルからの様式美主体ロック
3、キングクリムゾンからのプログレッシブロック

という3つの軸があります。
この要素のうち、2と3の要素が、後に多少の変革を経て、英国ルーツのヘヴィメタルとなり、、1とほんの少し2の要素があったのが、80年代に大衆化した米国ハードロックになっていきます。

ヘヴィメタルのバンドは、、、ジューダスプリースト、アイアンメイデン、アクセプト、ハロウィン、、

ハードロックは、、、ヴァンヘイレン、ボンジョヴィ、モトリークルー、エアロスミス、KISS、MR.BIGなどなど

70年代を主軸にした1と2、については、すでにまとめているので、今回は3について書いてみます。

プログレッシブロックの流派

70年代に入ってすぐ、突如、現代まで伝説として生き残るプログレッシブロックの代表的なバンドが登場します。

前回の記事でも書いたキングクリムゾン
ピンクフロイドジェネシスEL&P、そしてYES

これらのグループは、それぞれに特色があり、それぞれを網羅的に聞きこんでいくと、ほぼプログレッシブロックというジャンルの音を把握することができます。

その前に、プログレッシブロックについておさらいしてみます。

プログレッシブロックとは

ジャズがだんだん枠にはまっていくことを嫌い、そこから脱西洋音階のモードやフリージャズに進んでいったように、ロックすらも、型にはまりかけていた時代が70年代に訪れていたとも言えます。

その定型の型や、枠(今風に言うと、Aメロとかサビとか)を基本形にし、自由に、さらに、自由の延長線上に突き抜けていった先にあった前衛性の要素も兼ね備えた音楽が誕生するのも自然の摂理だったのかもしれません。

そして、「自由奔放で」「複雑で(一見すると捉えにくい)」「テクニカルで(複雑な楽曲や音階を弾きこなせる)」「哀愁のメロディがあって」「独自の詩的世界を醸し出していた」、、、こんな音楽が登場するに至ります。

こういうものが、プログレッシブロックと呼ばれるようになります。読んで字の如し、ロックの進化形。

これは時代の要請もあると感じますね。

フラワームーブメントからのカウンターカルチャーの流れ

60年代末のフラワームーブメントからの、ウッドストックというヒッピーカルチャーは、何物にも縛られない、とりあえずフリー・自由であること、他人の押し付けではない自分なりのスタイルを踏襲していくことが、一つの流行になっていたわけです。

ヒッピー2

絵画の世界でも、アンディ・ウォーホールとか、

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映画の世界もウディ・アレンとか、既成概念を超えるような、いわゆる鬼才と呼ばれるような方々が出てきたように、音楽の世界にも、同様の流れがあったのですね。

こういう流れの先に出てきたのが、自由で前衛的な音楽だったのは、あながちわかりやすい物語のように思えます。

では、このプログレッシブロックに関して、前述の5つのバンドからご紹介いたします。


1、キングクリムゾン

適度にメタリックな音があって、後のヘヴィメタルや、プログレメタルへの影響が大きい。
かつ、アバンギャルドというか、ジャンルにとらわれない音楽性を持っていて、現代のデジタル的な音、さまざまなジャンルの音をサンプリングしていくような現代のアーチストの原型になっていったとも言えます。

また、哀愁の美学を兼ね備えていたこと、(これはヘヴィメタルにつながります)、詩人が誌的な歌詞を書いており、ファンタジーの世界に聴衆を誘ったという見方ができます。

↓こちらに詳しく記載しております。

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言わずと知れたデビュー作と、「Starless」という、、Starless Bible Black(星のない黒い聖書)という歌詞の何とも言えない壮絶な曲で終わる第1時期の終焉を告げたアルバム「Red」。

2、ピンクフロイド

初期こそ、泥臭いラグタイムロックでしたが、突然変異で、ある日、長尺で複雑な、それこそプログレッシブな構成の楽曲が誕生します(精神的に月の裏側に行ってしまったシド・バレットに代わって、ロジャー・ウォータースが前面に出てきたことに起因しますが。)

(あの名作「The Dark Side of The Moon」のタイトルは、あちらの世界に行ってしまったシド・バレットの事だとも言われています。)

ここに精神的な浮遊感が加わって、さながら聞いているとどこか架空の世界に誘われてしまうような、、そんなちょっと怪しげな世界観。

たとえばOne of These Daysなど

この実験的な展開の楽曲単位での最大値の帰結が約30分、LPの片面を使ったAtom Heart Motherであり、アルバム的な帰結が集大成ともいえる「The Dark Side of the Moon」でした。

その後は、デイヴィッド・ギルモアというギタリストが主軸になり、泣きのギター満載のシンフォニックな方面に歩みだしていきました。

なお、このバンドはヒプノシスというアーチスト集団によるジャケットが有名です。例えば↓のようなもの。

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プリズムのジャケットが世界で1億枚程度売れたとされる代表アルバム。邦題は「狂気」。牛がこちらを向いているのは、邦題「原子心母」。

これらは彼等の、前衛性が余すことなく打ち出された名盤です。

(前述のとおり)この実験的な展開の楽曲単位での最大値の帰結が約30分、LPの片面を使ったAtom Heart Motherであり、アルバム的な帰結が集大成ともいえる「The Dark Side of the Moon」でした。

(このプログレ五大バンドの中では、もっとも聞き込んだピンクフロイドについては、個別に、後日まとめ記事を書きます)


3、ジェネシス

キーボードを効果的に活用した(どちらかという今聞くと古臭く感じるくらいの音になってますが)楽曲が特徴。

鬼才ピータ―・ガブリエルの影響力というか魔力がものすごく、彼の考える世界がアルバムごとに表現されていまして。全く違う世界観なんですよね、アルバム単位で。

いわゆりシアトリカル、演劇的な音のアルバムですね。ピーター・ガブリエルの世界観が大きく反映されていて、初期のアルバム「Foxtrot」と「ナーサリークライム」がなんとなく似た感じですが、それ以外は、キーボードと共に、奔放に長尺の音が展開されていく感じです。アバンギャルドという感じでもなく、どちらかというと、自由で軽やかでドラマチックな展開というか。

ピータ―・ガブリエル脱退後、フィル・コリンズが実権を握った80年代からは、世界的なモンスターポップバンドとして歩みだします。

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4、YES(イエス)

キーボードを使いながらも、ベースやギターに超絶技巧の持ち主を配し、長尺で、「テクニカル」で、複雑な構成の楽曲を奏でていました。ジェネシスほど音が古臭くないですし、ジェネシスよりもハードですね。ハードロック然とした部分もあるので、初心者は入りやすいかもしれません。

なお、このバンドのジャケットは、ファンタジーを得意としたロジャー・ディーンが手掛けていることでも有名。

YESも80年代には大胆にポップな方向に歩んでいきました。

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5、EL&P(エマーソン、レイク&パーマー)

このバンドは、ジェネシスとYESを掛け合わせたかのような感じですね。キーボード主体で(キース・エマーソンはキーボードを使ったパフォーマンスでも有名)、そこにやさしい、いわゆる甘い、グレッグ・レイクのボーカルが乗っかってくる

音は時に暴虐に、時に近未来SF風に、時にやさしくメロウに。。

このバンドも80年代に急激にポップ化しましたね。。

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タルカスは、大河ドラマ「平清盛」の挿入曲にもなった、現代音楽家にも愛される一枚。

*ポップ化したら、こういうジャケットに。。。そんなに悪くはないですが、プログレ臭はかなり無くなっています。

という具合です。

そして、プログレッシブロックのポップ化へ

80年代を迎える頃、世の中の音楽はポップの方向に大きく舵をきります。

これがニューウェーブを起点としたもので、第2次ブリティッシュ・インベイジョンとよばれたムーブメントです。(第1次はビートルズ旋風のことを指します)

プログレッシブロックもこの影響を大きく受けてしまったわけですね。

整理して、大まかに語るならば、

【外的要因】

70年代後半からのニューウェーブの波に、プログレッシブバンドも巻き込まれてしまい、70年代後半から80年代前半は、明るくて短くてわかりやすい曲が流行し、従来のプログレッシブロックは暗黒の時代となった

【内的要因】

プログレッシブロックは、自由さと前衛さという大きな遺産をロックミュージックの世界に残しますが、「自らはまり込んだ長く、複雑怪奇でわかりにくい曲展開」や、「楽器技術の発展で、70年代初期のキーボードの音がどうしようもなく古臭さを感じさせてしまうものになっていった点」といった理由もあり、、

70年代後半には衰退していくことになります。

違う意味で語るならば、各バンドのやりたかった実験劇場は、70年代で終わっていたとも言えます。

【80年代の深化??ポップ化へ】

80年代、この流れから脱却するために、彼らのいくばくかは、時流に合わせ、ポップスやロックと結びついて80年代にきらびやかに復活を遂げるわけです。ジェネシスやピンク・フロイドの「The Wall」など。

つまり、各バンドは、その音を、長尺でテクニカルで複雑なものから、短めでシンプルなものに変更していきます。

それが、もはやプログレッシブロックと呼べるのかは微妙なところではあります。

ジェネシス、YESは、他のバンドよりも、さらにポップ化を進めていきまして、各バンドとも大ヒットを飛ばし、メインストリームに返り咲いていくことになりました。

【ポップ化の代表曲】

ジェネシス ‐ Invisible Touch

YES - Owner of a Lonely Heart

このポップ化は、70年代から活動を開始したバンドの多くに見られる現象です。

クイーンも、フラッシュゴードンから、頑なに使用を拒否していたシンセサイザーを大胆に導入。

ビリージョエル、エルトン・ジョン、ポール・マッカートニー、オリビア・ニュートン・ジョンらも、80年代に大胆にキーボードを使い、ある意味、「軽い」音楽性に進路を切っていきます

ピンクフロイドは、もはや単なるロックとしか言いようのない短い楽曲をSEでつないだ傑作「The Wall」を発表し、再びメインストリームに。

キングクリムゾンは、もはやどこの国の音楽なのか、どのジャンルなのかが形容しがたい音の塊を奏でるバンドに変化を遂げていきます。もはやジャズロックに近いかも。

YESやジェネシス、EL&Pは、前述のとおり、、、

そしてこの時期、なんと、生粋のメタルバンド、ジューダス・プリースト、アイアンメイデン、オジー・オズボーンも80年代は非常にポップな音楽性のアルバムを発表し、コアなファンを落胆させる結果に。。

↓こんな感じのやつです。

こういう、超有名アーチストですら、影響を受けて音楽性を変えていかざるを得なかったということって、今から振り返ると、すごいことが起きていたものだと思いますね。。。。

時代というものの持つ、影響力の強さを見せつけられるエピソードですね。

では、話を10年戻して、各国のプログレバンドを見ていきましょう。

70年代のプログレッシブロックの深化:英国編

英国の特徴でもある哀愁の美学が、彼らの音楽性を貫いています。

1、マリリオン

マリリオンというバンドは、大きく分けると音楽性、メンバー共に2つに分けられます。

まずは、デビュー後。

フィッシュという名前のボーカリストが在籍していた時代は、音楽的にはジェネシスに近い感じで、ややキーボードが時代性を反映して古く聞こえ、楽曲の構成も複雑怪奇なものが多いように感じます。

このボーカリストが、スティーブ・ホガードに変わってから、音楽性を変えていきます。どちらかというと、デイヴィッド・ギルモア時代のピンクフロイドに近い、シンフォニックなムードの音になりました。

ここに英国風の霧の中をさまようような靄っとした感じと、湿り気、哀愁があるのが特徴です。

個人的には後者の音楽性が好きですね。やはり英国風の哀愁が好みです。

たとえば、こんな曲がまさに。

Marillion - Beautiful

どうでしょうか?このシンフォニックで虚空を漂うようなムード。

このマリリオンというバンドのアルバムでおすすめなのは、コンセプトアルバムとして制作された「Brave」というアルバムです。

ロンドン郊外のとある橋のたもとで、記憶障害を持った少女がさまよっているのが発見されたという、実際のニュースからのインスピレーションです。

この少女のこれまでの歩みを主軸に独自のストーリーを加えて構成されています。なぜ、記憶障害にいたったのかなどなど。

ストーリーと音が非常にマッチしており、英国特有の曇り空などの風景も浮かんでくる、ある意味、視覚にも訴えかけてくる一枚です。

このアルバムの中で、1曲紹介するならば、「Made Again」という楽曲でしょうか。「再生」ですね。限りなく美しい楽曲です。

Marlillion - Made Again


2、ジェスロタル

ブルーズが根幹にありつつも、複雑な楽曲構成や、ハードロック然とした音もあり、英国風の哀愁もあるという、孤高のフルート奏者、イアン・アンダーソンが率いるバンドです。

このバンドもいくつかの時期に区分できて、

1、デビュー直後は泥臭いロック

2、3枚目あたりから、そこにプログレッシブな要素(複雑、長尺、哀愁)が加わり、ギタリスト、マーティン氏の泣きのギターがこれ以降目立ってきます。

3、やはりこのバンドも、80年代を迎えるころには、時流に迎合しポップ化します

4、90年代からは、70年代の彼らの原型の上に、現代のプログレ的要素を加味していきます。2と同じような楽曲構成ですね。

2と4の時期が個人的には好きなのですが、たとえば4の時期はこんな感じです。

Jethlo Tull - Budapest

ブダペストに行ったことは無いんですが、彼の地は、こんな感じにエキゾチックなのであろうか?と、実際の場所すら想起させる音ですね。

このバンドもかなり聞き込んだので、ピンクフロイド同様、単体記事を後日書こうと思います。

さて、このバンドでおすすめのアルバムは、2の時期に当たる、70年代末の傑作「Heavy Horses」です。

このアルバムは僕がロックに求める英国的な哀愁のメロディ、泣きのギター満載で、叙情性あふれる名盤なのです。

このアルバムのタイトル曲はまさにです。

Jethlo Tull - Heavy Horses


3、CAMEL

このバンドも初期のプログレッシブな音から、80年代にポップ化、90年代に70年代の原型を取り戻すという、英国音楽の王道路線を歩みます。

プログレッシブ期の代表作はこちら

Camel - Snow Goose

このアルバムはコンセプトアルバムとしても傑作としてかたられます。

でも個人的には、哀愁漂うシンフォニックな楽曲に魅力を感じます。後期ピンクフロイド、後期マリリオン、後期ジェスロタルのような。。

たとえば、、

Camel - Long Goodbyes

後半にかすかに聞こえるギターの音色がたまらないんです。

このバンドでおすすめなのは、ケルト音楽の要素満載の、これまた哀愁漂うこのアルバム

過去、ケルト音楽のまとめのところで書いたように、天変地異からの不作に喘いだ人々は、新天地のアメリカを目指して祖国を後にします。

かの有名なタイタニック号もアメリカに向かっていたのですよね。

この船が出発したのが、アイルランドの港町コーヴ。その街には、人々の悲しみや、新たな世界への希望が満ち溢れていて、その街で生きる、生きた人々の物語が物悲しく綴られていきます。

たとえば↓のように。このアルバムは傑作と言えるでしょう。

Camel - Irish Air

では次はアメリカのプログレバンドをご紹介します。

70年代のプログレッシブロックの深化:米国編

アメリカンプログレハードロックですね。3つのグループを紹介します。

アメリカのプログレバンドの特徴は英国との違いで言うと、「短尺な楽曲が多い」「わかりやすいメロディで馴染みやすく」ですね。英国との類似点としては「ほのかに哀愁もある」ということでしょうか。

1、Boston

Boston - More Than a Feeling

わかりやすいですよね。非常にわかりやすい。そして、キャッチーでヒットの可能性を秘めています。実際、アメリカのプログレハードバンドは大ヒットをとばしています。

このバンド、セカンドアルバムから3枚目までたしか10年近く空いて、さらに次のアルバムもそれくらいの期間を空けたという、気ままなバンドでした。

90年代の4枚目もなかなかの力作でした。

Boson- I  Need Your Love

2、Kansas

このカンサスというバンド、捉え所がなくて、アルバム単位でも印象がころっと変わるんですよね。

↓のような、プログレチックなものもあれば、、、

Kansas - Carry On Wayward Son

↓のような、アコースティックな味わい深いシンプルな楽曲もあります。

Kansas - Dust in the Wind

個人的にはこのバンドではこのDust in the Windが一番好きです。70年代の哀愁というか物悲しさがつまっていて、たまらなくなります。

3、Styx

スティックスというバンドはメロディの宝庫ですね。キーボード主体の曲は、若干時代性を感じさせますが。

このバンドにいた、トミー・ショウはメロディメイカーで、後にナイトレンジャーのジャック・ブレイズと組んでダム・ヤンキースなるバンドを結成し、ここでも成功を収めました。

Styx - Mr.Roboto

このバンドの最大の名曲は、Come Sail Away という曲で、70年代を代表する一曲とも言えます。

かつて、ゴッドファーザーのコッポラ監督の娘、ソフィア・コッポラが撮った映画「ヴァージン・スーサイズ」でも効果的に使われていました。

この曲は、音楽好きには、ぜひ聞いてほしいと思います!↓

Styx- Come Sail Away

その他のバンドたち

その他、米国、英国にもまだまだおりますし、ドイツ、イタリアなどにもたくさんおります。

たとえばイタリアの

I-Pooh (イプー)

もはやロックなのかフォークなのか、なんなのか。。この浮遊感はなんとも言えない。。

Curved Air

これまた哀愁の美学ですね。ピアノから始まり、徐々に盛り上がる構成は、王道です。


今回の記事の最後はこの曲にて

では、この70年代の中盤までという短い全盛期を誇ったプログレッシブロックへの名残を惜しみつつ、、、

最後は、熱くたぎるようなこの楽曲で締めたいと思います。

今回も、お読みいただいていありがとうございました!

YES - Heart of Sunrise

*わかりやすい楽曲なので、ぜひ聞いてみてください。


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